2015/02/04

冬来たりなば春遠からじ

つい先日、年が明けて新年を迎えたと思っていたら、早くも1ヶ月が過ぎ、月が改まって今日は2月4日。2月に入り、このところ北海道では東の海上に発達した低気圧が停滞したため、1日から2日にかけて東部を中心に北西からの風が強まり、ところによって猛吹雪となりました。知床半島の東側の羅臼町では1日から雪が強まり、2日正午までの24時間に1メートルを超える雪が降って、積雪は24時間で92センチ増えて、1メートル79センチに達する記録的な大雪となりました。

この寒波の影響は北海道だけでなく、1日昼にJR札幌駅を発車して大阪駅に向かっていたJR西日本の寝台特急『トワイライトエクスプレス』が、青森県内の積雪のためJR奥羽線内の津軽湯の沢駅(青森県平川市)と陣場駅(秋田県大館市)の間にある矢立トンネルの手前で12時間以上も立ち往生し、約15時間半遅れて、3日の午前4時21分に大阪駅に到着したというニュースも流れていました。

昨日(3日)あたりから西高東低の冬型の気圧配置は緩み、しばらく続いた今回の冬の嵐もようやく収まるようですが、また次の低気圧が日本の南岸を通過して北海道の東の海上に進みそうで、冬の嵐は今後も何度か訪れそうな感じです。

そういう中、鹿児島県奄美大島の知人から「春の訪れ」を知らせる写真が届きましたので、皆様に少しお裾分けしたいと思います。

さすがに北緯25度から45度と南北に細長い日本列島です。北緯42度から45度に位置する北の北海道は厳しい寒さと記録的な大雪に見舞われていますが、北緯28度にある南国の奄美大島からは早くも「春の訪れ」が聞こえてきました。早咲きのヒカンザクラとメジロです。

送っていただいたメールには「奄美大島はまもなくタンカン(みかんとポンカンの交配でできた品種)の出荷時期を迎え、一足先に春が訪れています」と書かれていました。

日本列島本島のほうはまだまだ寒い日が続くことに変わりはありませんが、今月を乗りきれば、春は少しずつ見えてくることでしょう。『冬来たりなば春遠からじ』…です。頑張りましょう!


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