2015/09/29

FC今治、首位攻防戦を制し、四国リーグ優勝に王手!

弊社もスポンサー企業の末席に名を連ねさせているサッカーチーム、『FC今治』ですが、劇的な流れで、四国リーグ優勝まであと1試合というところまで来ました。

8チームで争うサッカー四国リーグはホーム&アウェイの全14試合で優勝を争うのですが、11試合を終えた段階で我等がFC今治は10勝1敗の勝ち点30。昨年の覇者で最大のライバルである高知Uトラスターが10勝0敗1引き分けの勝ち点31で首位で、勝ち点1差の2位に位置していました。残りはその首位高知Uトラスターを含む高知県勢3チームとの試合で、特に9月13日(日)に行われる第12節、3位のアイゴッソ高知戦と、9月20日(日)に行われる第13節、首位の高知Uトラスター戦というホームゲーム2連戦、上位直接対決が今年の四国リーグの行方を決定する天王山とも言える試合、1つでも負けてしまうと、そこで優勝の可能性が完全に消えてしまうという本当に大事な大事な試合でした。

まずは9月13日(日)に行われた第12節、アイゴッソ高知戦ですが、前期も勝ちはしたものの、後半アディショナルタイムに入った試合終了間際の逆転弾で辛くも2対1と勝利できた相手です。この試合も当初から苦戦が予想されました。私はFC今治の公式ツイッターで試合の経過をやきもきしながら観ていたのですが、案の定、試合はキックオフ直後から一進一退の激しい攻防が繰り返される接戦となり、後半アイゴッソ高知に先制されるも、試合終了間際にPKを決めて、なんとか1対1の同点で試合終了。

勝ち点1を獲得したものの、この引き分けは限りなく負けに等しい、痛すぎるくらいに痛い引き分けでした(T_T)。同節も手堅く勝った首位高知Uトラスターとの勝ち点差は3に開き、加えて得失点差は高知Uトラスターの+54と比べてFC今治は+47。その差が7と大きく開いてしまいました。FC今治が優勝するためには、次節第13節の高知Uトラスターとの直接対決を含め、残りの2試合全勝が絶対的な必須条件で、しかも得失点差7を埋めるために大勝が必要という、ホント崖っぷちの厳しい状況に追い込まれてしまいました。私も何度もFC今治が自力優勝するための条件を確認し、正直、ため息をついていました。なんとか次の高知Uトラスターとの直接対決に勝利し、最終節のIlamas高知FC戦で10点差くらいの大勝をしないと無理…くらいに思っていました(高知Uトラスターとの直接対決は1点を争うギリギリの試合になると予想し、大勝できるとはとても 思っていませんでした)。それくらいの崖っぷちでした(–;)

ですが、FC今治の選手の皆さんは、この絶体絶命の崖っぷちの中で、信じられないようなことをやってくれました!

9月20日(日)、ホームの今治市桜井ふれあい広場サッカー場は仮設のスタンドも用意されるほどの盛り上がり方で、試合開始前から多くの地元ファンがこの運命の試合の応援に駆けつけてくれました。さらに、チームのスペシャルサポーターである『バリィさん』に加えて、現在、『ゆるキャラグランプリ2015』で頑張っている愛媛県のイメージアップキャラクター『みきゃん』も応援に駆けつけてくれました。私も自宅のパソコンからFC今治の公式ツイッターで試合の経過をチェックしていました。

『バリィさん』、『みきゃん』という愛媛県のゆるキャラツートップも見守る中でキックオフ。

いきなり試合開始直後の前半2分にFC今治、FW長尾選手(背番号19)が右サイドからのセンタリングに合わせてゴール! 幸先よいスタートを切りましたが、そこは試合巧者の高知Uトラスター、激しいプレッシャーから攻めに転ぜられ、前半16分には同点に追い付かれてしまいます。

しかし、この日はここからが違っていました。同点に追い付かれた直後の前半24分。右サイドをドリブルで突破したMF桑島選手(背番号22)のパスをMF乙部選手(背番号23)がうまくディフェンスをかわして落ち着いてゴール! 再び勝ち越します。

その後はしばらく一進一退の攻防が続きますが、徐々に試合はFC今治が押しぎみになります。そして、前半41分、カウンターからDF稲田選手(背番号3)がゴールを決めて、そのまま前半が終了。前半を終えて、3対1と2点のリードです。

エッ!これはひょっとするとひょっとしたりして。試合開始前の段階で得失点差は7開いていたのが、この時点で3まで縮まっています。得失点差7ということは、直接対決のこの試合、プラスマイナスで利いてきますから、4点差以上で勝つと、得失点差でも逆転できるわけです。すなわち、後半さらに2点差をつけることができると逆転です。どうも勢いはホームの大歓声に後押しされたFC今治にあるようで、期待が高まります。

後半がキックオフ。高知Uトラスターが猛攻に出てきて、ヒヤッとするシーンが続きます。強烈なシュートもGK福山選手(背番号28)がファインセーブし、得点を許しません。そして、後半22分、交代してピッチに登場したばかりのFW岡本選手(背番号10)が狙いすまして放ったミドルシュートがゴール左隅に吸い込まれて、これで4対1。3点差になりました。

さらに猛攻が続き、後半35分、FW長尾選手(背番号19)のゴールも決まって、これで5対1。ついに4点差がつき、この時点で得失点差で逆転しちゃいました。勢いづいたFC今治は、さらに得点差を広げるべく、その後も猛攻を仕掛けますが、そのまま試合終了。なんとなんと、直接対決の首位攻防戦で4点差の大勝利です\(^o^)/

これで11勝1敗1引き分けの勝ち点34で両チームが並んだものの、得失点差はFC今治が+51に対して、高知Uトラスターは+50。得失点差わずかに1ではありますが、ついについに念願の首位に立つことができました\(^_^)(^_^)/

直接対決のこの試合、計算上は4点差以上で勝つと首位に立つことができることは分かっていましたが、まさか強豪の高知Uトラスター相手にそれを実現しちゃうとは(@_@)、正直、思ってもいませんでした。前述のように、勝つにしても負けるにしても1点を争う試合になると予想していました。それが4点差で勝つなんて…。テレビドラマのように神がかっています(^^)d

これで優勝に王手がかかりました。次節はいよいよ運命の最終節で、10月4日(日)、アウェイでの現在6位のIlamas高知FC戦です。決して油断はできませんが、このIlamas高知FCには前期6対0と大勝しています。十分に勝ちが期待できる相手です。いっぽう、宿敵・高知Uトラスターは3位のアイゴッソ高知戦です。この最終節は2試合とも高知県のスポーツパークさかわで行われるのですが、高知Uトラスター対アイゴッソ高知戦が先に11時キックオフ。FC今治対Ilamas高知FC戦が13時30分キックオフです。

高知Uトラスターとアイゴッソ高知は前期引き分けていて、高知県のライバルチーム同士のこの試合は1点を争う接戦が予想されています。FC今治がIlamas高知FCに勝つことが大前提ですが、高知Uトラスターがアイゴッソ高知に負けるか引き分けるとFC今治の優勝が決まります。あとは高知Uトラスターがアイゴッソ高知に大勝すると得失点差で再び逆転を許し、優勝を逃すことになりますので、FC今治はIlamas高知FCから1点でも多くゴールを奪い、勝利してほしいと願っています。試合の順番からいって、FC今治は高知Uトラスターの試合の結果を知ってから戦えますので、そこは有利です。

この試合に勝って、四国リーグの優勝を決め、是非とも来季のJFL昇格を賭けた全国地域リーグ決勝大会に進んでいただきたいものです。とにかく10月4日(日)は、注目の試合です。

株式会社ハレックスはFC今治を応援しています!(^-^)v


【追記1】
四国リーグ次節10月4日(日)までの間に、2015紀の国わかやま国体があり、FC今治が単独チームで愛媛県代表として出場します。その1回戦は9月27日(日)、群馬県代表との試合です。国体はトーナメント形式で行われ、勝ち進めば9月30日(水)の決勝まで、毎日試合があります。こちらも頑張って欲しいものです。

さらに第51回全国社会人サッカー選手権大会の全国大会も10月17日(土)から岩手県で開催されます。この大会にもFC今治は四国代表として出場することになっていて、1回戦の相手はサウルコス福井です。こちらも頑張って欲しいものです。


【追記2】
FC今治の活躍に刺激を受けているのか、兄貴分であるJ2の愛媛FCも今シーズンはなかなか頑張ってくれています。

昨日(23日)のカマタマーレ讃岐との北四国ダービーマッチも1対0で勝利し、これで15勝11敗7引き分けの勝ち点52(得失点差+2)。現在のところ22チーム中第6位という上位につけています。これまでで最高の順位です。まだまだ試合が残っているのでなんとも言えませんが、この順位のままシーズンを終えることができると、J2の年間順位が3位から6位までの4チームによるトーナメント方式によって争われるJ1昇格プレーオフに出場することができます。すなわち、J1昇格も夢ではなくなってくるというわけです。

愛媛FCにも頑張って貰いたいものです。

執筆者

株式会社ハレックス前代表取締役社長 越智正昭

株式会社ハレックス
前代表取締役社長

越智正昭

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