2015/10/16

FC今治、四国リーグ制覇!\(^o^)/

元サッカー日本代表監督の岡田武史さんがオーナーを務め、弊社もスポンサー企業の末席に名を連ねさせていただいているサッカーチーム『FC今治』、前節、優勝争いをする宿敵・高知Uトラスターとの一戦に5対1という劇的な大勝で勝利し、勝ち点で並び、得失点差でついに1点上回って首位に立ってくれていたのですが、10月4日(日)、高知県佐川町の“スポーツパークさかわ”で行われた四国リーグ最終節のllamas(リャーマス)高知FC(現在6位)戦に2対0で勝利し、念願の今シーズンの四国リーグ優勝を決めてくれました\(^O^)/

FC今治公式HP

高知県の“スポーツパークさかわ”で行われた最終節は2試合あり、優勝を争う2位の高知Uトラスター対3位のアイゴッソ高知戦が先に11時キックオフ。FC今治対llamas高知FC戦はその試合の後の13時30分のキックオフでした。

その第1試合で2位の高知Uトラスターが2対1でアイゴッソ高知に勝ったため、これで高知Uトラスターは12勝1敗1引き分けの勝ち点37、得失点差+51。これでFC今治は1点差でもいいので勝てば優勝、引き分け以下ならば優勝を逃す(2位)という絶対に負けられない一戦になりました。llamas高知FCは前期6対0の大勝で圧倒している相手とは言え、決して侮れません。同じ高知勢を応援するため、必死の戦いを挑んでくることは容易に想像できました。油断は禁物です。

この試合、私はいつものようにFC今治の公式ツイッターで試合の成り行きをリアルタイムで見守りつつ、遠くから応援をしていました。

試合は開始早々に動きました。前半3分に幸先よくFC今治が先制。FW長尾選手(背番号19)の右クロスにMF高橋選手(背番号17)が豪快なダイビングヘッドで合わせてゴールを奪い、主導権を握りました。しかし、ここからがやたら手こずります。llamas高知FCはガチガチにゴール前の守備を固めて守ってきたため、圧倒的に敵陣内に攻めこむものの、前半はこのゴールを含め放ったシュートは僅かに2本にとどまりました。

後半も前半に引き続きFC今治のペースで試合は運ぶのですが、前半とは一転。木村孝洋監督の明確な戦術の指示があったのでしょう、FC今治は徐々に決定機を作りはじめ、18本ものシュートを次から次へと浴びせます。ですが、最後の精度を欠き、なかなか相手ゴールが割れず、イライラとフラストレーションの溜まる時間が続きます。サッカーは何が起こるか分からないので、どうにも嫌な感じです。こんな嫌な感じの時間が長く続く時は、おうおうにしてちょっとしたミスから逆襲に出られて、あっさりと得点を奪われたりするものですからね。

なんとか待望の2点目が奪えたのは、残り時間も少なくなった後半38分。後半から途中出場の背番号10、FWの岡本選手が左サイドを破ってラストパス。これをMFの乙部選手(背番号23)が合わせてゴールネットを揺らしました。これには本当にホッとしました。思わず「ヨッシャア!」とガッツポーズをして叫んだくらいですo(^o^)o

試合はこのまま終了。2対0で勝ち、これで12勝1敗1引き分けの勝ち点37、勝ち点では高知Uトラスターと並んだものの、得失点差は+53とFC今治のほうが2点多く、2年ぶり3回目の四国リーグ優勝、「岡田オーナー初V」を確定させました。これで、今季の目標であった「来シーズン、全国リーグであるJFLへの昇格」がかかった『全国地域リーグ決勝大会』に駒を進めることができました。

得失点差を考えると第11節が終わった段階で、残り3試合を全勝しないといけないと優勝することは難しいいう崖っぷち、しかもその残り3試合の初戦、3位のアイゴッソ高知との第12節でまさかまさかの引き分け(@_@)、その時点で首位の高知Uトラスターには勝ち点で3及ばず、得失点差は7という本当に後がないギリギリ崖っぷちの状態に追い込まれてしまいました。そこからの優勝ですので、感動はひときわ大きいものがあります\(^O^)/

今年のFC今治は、昨年11月に元サッカー日本代表監督の岡田武史さんがオーナーに就任。一躍全国から注目を集める存在になってしまい、いきなり結果を求められることになりました。その大きなプレッシャーの中で、監督、コーチ、選手といった現場の方々が奮起し、なんとか四国リーグ優勝という結果を残すことができたというのは素晴らしいことです。ホント、よくやってくれました!

しかし、今シーズンの目標は、この四国リーグ優勝ではありません。四国リーグ優勝はあくまでも1つの関門に過ぎず、四国リーグに優勝することで出場できる『全国地域リーグ決勝大会』に駒を進め、さらにそこで上位2チームに入って、来シーズン、全国リーグであるJFLへ昇格することが今シーズンの目標でした。なので、四国リーグはあくまでもその序章に過ぎず、実はここからが本番と言えます。全国各地の地域リーグを勝ち抜いてきた強豪揃いの中で上位2チームに入るのは簡単なことではありません。本当の戦いはこれからです。

とは言え、10月4日に行われた四国リーグ最終節、対llamas高知FC戦ではチームの課題も明確に見えてきました。サッカー日本代表と同じように、引いて守備を固めて守る相手を切り崩して、ゴールを奪うという決定力が決定的に欠如していることが浮き彫りになりました。この日のような試合をしていたのでは、とてもじゃないけど全国各地の地域リーグを勝ち抜いてきた強豪揃いの中では勝てるわけがありません。是非、ここから1ヶ月間、『地域リーグ決勝大会』に向けて集中して、チーム強化を急いで図っていただきたいと願っています。

来シーズンのJFL昇格がかかった今年の『第39回全国地域サッカーリーグ決勝大会』は中国四国地域で開催されます。出場12チームを4チームずつ3つのグループに分かれてリーグ戦を行い、各グループで1位となった3チームと、各グループの2位の中で成績最上位チーム(1チーム)の計4チームが決勝ラウンドのリーグ戦に進出することができます。そして、その決勝ラウンドの上位2チームが来季JFLへ昇格することができます。

1次ラウンドは
  Aグループ…中津総合運動場サッカー場(大分県中津市)
  Bグループ…島根県立浜山公園陸上競技場(島根県出雲市)
  Cグループ…愛媛県総合運動公園球技場(愛媛県松山市)
また、決勝ラウンドは高知県立春野総合運動公園陸上競技場(高知県高知市)
で開催されるので、組み合わせ次第では1次ラウンドを地元愛媛県の松山市でホームの大応援団をバックに戦えるかもしれません。

1次ラウンドは11月6日(金)~11月8日(日)の3日間で3試合、決勝ラウンドも11月21日(土)~11月23日(月・祝)の3日間で3試合戦うという超強行日程での大会ですので、そこで勝ち抜くためには、選手層の厚みをはじめ、真のチーム力というものが問われます。

そうした中、10月4日の四国リーグ最終節には怪我のため出場できなかったベテランの元日本代表MF山田卓也選手とDF市川大祐選手の2人も怪我を治して、万全の状態で活躍して貰いたい…と期待しています。若い選手の多いチームですので、修羅場の試合の経験も豊富なこの2人のベテラン選手が入ることで、他の選手が刺激を受けて、さらに逞しいチームになってくれると思っています。なので、『全国地域サッカーリーグ決勝大会』を勝ち抜くためには、彼ら2人の選手が鍵を握ると、私は思っています。

頑張れ、FC今治!

株式会社ハレックスはFC今治を応援しています!(^-^)v


【追記】
来シーズンのJFL昇格のかかった『第39回全国地域サッカーリーグ決勝大会』の前に、FC今治は10月17日(土)~10月21日(水)の5日間の日程で岩手県内で開催される『第51回全国社会人サッカー選手権大会』に四国代表として出場します。10月17日(日)に遠野市で行われる1回戦の対戦相手は北信越代表のサウルコス福井です。

この大会は『全国地域サッカーリーグ決勝大会』の前哨戦のような大会で、『全国地域サッカーリーグ決勝大会』に出場するチームも何チームか出場してきますし、上位3チームは次の『全国地域サッカーリーグ決勝大会』への出場資格も与えられます。なので、この大会にも優勝してほしい気持ちはやまやまなのですが、既に『全国地域サッカーリーグ決勝大会』進出を決めている今のFC今治にとってみれば、それほど大きな大会であるとも言えなくなっています。加えて、トーナメントの1回戦から決勝までの5試合が5日間で行われる強行日程の大会です。ここは小手調べの練習試合の感覚で、『全国地域サッカーリーグ決勝大会』に全ての照準を合わせて、コンディション調整に努めていただきたいな…と、不謹慎ながら、私としては思っています。

繰り返しになりますが、
頑張れ、FC今治! \(*⌒0⌒)b♪

執筆者

株式会社ハレックス前代表取締役社長 越智正昭

株式会社ハレックス
前代表取締役社長

越智正昭

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