2015/11/04

FC今治スポンサーミーティング

FC今治スポンサーミーティング1

FC今治スポンサーミーティング2


10月31日(土)、愛媛県今治市でこの今治市を本拠地とする地元サッカーチーム『FC今治』のスポンサーミーティングがあり、私もハレックス社を代表して出席してきました。

『FC今治』は国内サッカーリーグのトップリーグであるJ1から数えると5部にあたる地域リーグである四国リーグに所属する弱小のサッカーチームですが、元サッカー日本代表監督である岡田武史さんが今年からオーナーを務めることになって、俄然注目を集めているチームです。

このため、スポンサー企業も焼き肉のタレ“晩餐館”で有名な日本食研さんや、渦潮電機さん、ありがとうサービスさんといった地元今治に本社のある企業に加え、世界的なコンサルタント企業であるデロイトトーマツ・コンサルティングさんや、お馴染みのパフォーマンス集団EXILEの事務所であるLDHさん、三菱商事さんといったユニフォームに名前を連ねるビッグスポンサーさん、ほかにもANAさん、SAPジャパンさん、サイボウズさんといった全国的に、いや世界的にも有名な一流企業も名を連ねていて、とても国内5部にあたる地域リーグのチームとは思えない感じになっています。弊社ハレックスもそのスポンサー企業の末席に名を連ねさせていただいている関係で今回のスポンサーミーティングのお誘いを受けました。

FC今治 パートナー&スポンサー企業一覧

スポンサービジネスミーティング 集合写真

スポンサーミーティングの会場はFC今治の事務所のある今治市の旧コンピュータカレッジの2階。この建物は旧コンピュータカレッジの名称の通り、元々は専門学校だったところで、FC今治はその教室の1つを借りて事務所にしています。その事務所にもお邪魔させていただきましたが、手作り感満載で、大変好ましい雰囲気のところでした。

FC今治事務所

スポンサーミーティングは事務所に隣接する視聴覚教室と4号教室、5号教室で行われました。なるほどな、この旧コンピュータカレッジは元々が学校だけに各種ミーティングに使える教室が幾つもあり、白板やプロジェクターといった視聴覚設備も揃っていることから、サッカーチームが事務所にするにはこれほど適したところはありません。FC今治が事務所をここに構えた理由が判りました。

スポンサーミーティングでは、まずFC今治を運営する株式会社今治.夢スポーツ代表取締役である岡田武史さんから、FC今治の今シーズンの活動状況及び今後の活動・ビジョンについての報告がありました。

今シーズン、FC今治は最後まで激戦だった四国リーグを制して、来季、1つ上の全国リーグであるJFL昇格を賭けて今週末の11月6日(金)から始まる全国地域リーグ決勝大会に進出することになりました。そのほか、愛媛県代表として天皇杯や国体、四国代表として全国社会人サッカー選手権大会にも出場するという結果を残しました。

元サッカー日本代表監督である岡田武史さんがオーナーを務めると言っても、オーナーはあくまでもオーナー。岡田オーナーの仕事は企業としてのFC今治の経営が主体で、スポンサー確保や広報活動といった“営業”で全国を、いや世界中を飛び回っていて、今治にいられたのも1年の半分ほどだったとのことです。なので、チームの強化や試合の遂行は監督やコーチ、フロントといった現場が主体。2度のワールドカップで日本代表の指揮を執り、日本のサッカーが世界と戦ううえで直面した乗り越えなくてはいけない壁、足りない部分等を知り尽くした岡田オーナーが、日本サッカーが進むべき道として掲げた『岡田メソッド』の確立を追い求めつつ、その上で結果を残さないといけないという厳しい宿命を背負ったチーム(現場)としては、さぞや大変なことだったのではないかと思われます。

あの“岡ちゃん”がオーナーを務めるということで否が応でも世の中の注目を集め、当然、対戦相手からもそういう目で見られて厳しい戦いを仕掛けてこられるわけで、現場(選手や監督、コーチの皆さん)のプレッシャーは相当のものがあったと思われます。選手は実績のほとんどないアマチュアの若い選手ばかりですから。そういう中でこういう結果を残せたのは、1年目としては上々のことなのではないでしょうか。岡田オーナーも木村監督そのようなことをおっしゃっていました。この1年、いろいろあったようですが…。

いっぽうで、岡田オーナーは(質疑応答での私からの質問に答える中で)オーナー1年目として企業経営の厳しさ難しさに直面したということをおっしゃっていました。2度の日本代表監督をはじめ、国内2チーム(コンサドーレ札幌、横浜Fマリノス)と中国の杭州緑城の監督と、監督としての経験は豊富でも、企業経営に関してはまるで素人。PL(損益計算書)とBS(貸借対照表)の読み方も分からず、戸惑いと苦労の連続の1年だったと吐露なさっておられました。そりゃあそうでしょう。私もハレックス社の代表取締役社長として経営を任せていただいて13年目に入りましたが、まだまだ企業経営と言うものを極めるところまでは至っておらず、日々勉強の真っ最中ですから。でも、その苦労が新鮮で面白いと思えるようになってきた…と極めて前向きの言葉を述べられました。

このスポンサーミーティングで岡田オーナーが述べられた言葉で私がメモった言葉は以下のとおりです。

すべては〔能力〕×〔情熱〕×〔考え方〕で決まる。このうち1つでもマイナスがあると、すべてがマイナスになる。

“運”はいつまで待っていてもやって来ない。“運”は自ら掴むものである。

また、FC今治の「チームフィロソフィ(哲学)」として掲げられている次の6つの項目も、非常に参考になりました。これってサッカーチームだけではなく、我々民間気象情報会社だけでなく多くの企業・組織にも十分に当てはまることであると思いました。

① Enjoy …義務感で(練習や仕事を)やっていたのでは、決して上手くなることはない。自らが上手くなることを楽しんでやれるようになって、初めて上達するし、そういう雰囲気がチーム全体に蔓延するようになると強いチームになれる。

② Our Team …関わる各自が“自分達”のチームであるということを意識できるチームにしないといけない。“自分(単数形)”のチームではなく、あくまでも“自分達(複数形)”のチーム。それぞれ各自が抱いている夢を実現する場であるのだから、他の仲間達のことも思いやって、組織の中で自分が果たすべき役割を果たさないといけない。

③ Concentration …あれこれ先のことを考えても何もならない。今できることに集中することが大事である。特に最後は“開き直り”。開き直って今できることに集中すること。

④ Do your best …スポーツマスコミはともすれば選手起用やフォーメーション、システムといった戦術面のことを多く書くが、(そういうことも大事だが)実際の勝負はそういうことで決まるわけではない。選手の一つ一つのプレーの質で決まる。そこまで健闘していても、ほんの一瞬の隙で勝負がつくことがほとんどである。なので、選手は、試合中、常に自分が出来うるbestのプレーをし続けなければならない。それにより、選手もチームも成長もする。

⑤ Improve …何があっても常に前を向いてポジティブに考え、進歩していくことが重要である。

⑥ Communication …コミュニケーションとは相手を認め合うことである。また、認めて貰えるように常に努力することである。決して仲良しになることがコミュニケーションではない。

世界の頂点とも言える厳しい勝負の場で戦ってこられた岡田オーナーの言葉だけに極めて説得力があり、これらは本当に参考になりました。

スポンサーミーティングはその後ビジネス交流会と称する意見交換の場となったのですが、質疑応答の場で質問したこともあり岡田オーナーから私のほうに近づいて来られて、かなりの時間、独占してお話をさせていただくことができました。内容は企業経営についてで、私に意見を求められたりもしました。その内容の詳細につきましてはここでは割愛させていただきますが、私からは経営にはM(ミッション)、V(ビジョン)、P(パッション)が大事だ…という私の持論である『経営のMVP理論』をお話しし、岡田オーナーは今のやり方で大丈夫ですよ…というようなことをお話しさせていただきました。

他のスポンサー企業の方々とも意見交換ができ、私の本籍地である愛媛県今治市で実に有意義な時間を過ごすことができました。


【追記1】
FC今治は今週末の11月6日(金)からはじまる全国地域サッカーリーグ決勝大会で、来季のJFL昇格を賭けた熱い闘いに臨みます。1次リーグの相手は関西リーグの覇者で先日岩手県で行われた第51回全国社会人サッカー選手権大会でも優勝したアルテリーヴォ和歌山、同じく第51回全国社会人サッカー選手権大会準優勝の阪南大クラブ、北信越リーグ覇者のサウルコス福井と強豪揃いです。

FC今治ポスター

今年の1次リーグの試合会場は愛媛県総合運動公園球技場とホームなので、地元の大応援団が詰めかける中での戦いになります。3日間で3試合戦うという体力的にも厳しい1次リーグですが、総力戦で是が非でもそこを突破して、11月21日から高知県で開催される決勝ラウンドに進み、そこでも優勝して来季のJFL昇格を勝ち取ってほしいものだと願っています。本当の戦いが今から始まります。

この日、FC今治の事務所のある旧コンピュータカレッジの1階のラウンジでは、地元の子供達が集まって、必勝祈願の千羽鶴を折ってくれていました。その場には木村監督や元日本代表のMF山田卓也選手やDF市川大祐選手もやって来て、子供達と一緒に千羽鶴を折っていました。千羽鶴は既に7,000羽を超え、8,000羽に近づいているとのことです。地元も盛り上がっています。

FC今治千羽鶴1

FC今治千羽鶴2


【追記2】
先日、NTTデータの公式HPに以下のニュースが掲載されました。

◆発表タイトル:
 「サッカーの新しい観戦スタイル実験プロジェクトに、Wi-Fiマルチキャスト技術を提供」

http://www.nttdata.com/jp/ja/news/services_info/2015/2015103001.html

この報道発表記事にある11月6日(金)に愛媛県総合運動公園球技場で行われる第39回全国地域サッカーリーグ決勝大会1次リーグCグループの試合とは、FC今治と阪南大クラブとの試合のことです。

素晴らしい!

執筆者

株式会社ハレックス代表取締役社長 越智正昭

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