2017/11/01

大正時代まつり



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10月に入り、全国各地、主に農村地帯の町々において五穀豊穣を祝う秋祭りが開催されていると思います。私が住む埼玉県さいたま市中央区下落合地区でも三連休の中日である10月8日(日)に毎年恒例の秋祭りが開催されました。

で、JR京浜東北線の与野駅西口のロータリーから国道17号線の下落合交差点に至る与野駅西口通りを歩行者天国にして開催されたこのさいたま市中央区下落合地区の秋祭りは他の地域の秋祭りとはちょこっと雰囲気が違っていて、題して『大正時代まつり』d(^_^o)

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大正元年(1912年)に日本国有鉄道(国鉄:現在のJR)の東北本線(宇都宮線)の与野駅が開設されたことを記念して始められたお祭りで、大正時代をテーマに各種のイベントが行われます。芸者、舞妓、軍人、学生、女学生、モダンガール、モダンボーイ、巡査、駅員などの、大正時代を象徴する衣装を着た人々、およそ100名が会場を練り歩くのが特徴で、商品も出る写真撮影会が開催されることもあって、そうした祭りの風景を撮影するために、立派な一眼レフカメラを手にしたアマチュアカメラマンが大勢押し掛けて来ます。

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今年が第26回と言うことで、始まってからなんとなんとの25年。私はさいたま市中央区(旧・与野市)に住んで29年になりますので、この『大正時代まつり』が始まった当初のことも記憶にありますが、最初はどことなくぎこちない感じのあったこのお祭りもさすがに四半世紀も続くと、すっかり地元の風物詩として定着してきた感じがします。

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中には会場を練り歩く正規の約100名とは別に、コスプレ感覚で大正浪漫風の自前の衣装を着込んで楽しんでいる方も見受けられます。いい感じです。また、阿波踊り、太鼓演奏、お囃子、大道芸、お御輿、模擬店、キッズダンス、フラダンスなども行われます。

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大正時代は年数が大正元年~大正15年の15年間で、期間は1912年~1926年の14年間という日本史の中で一番短い時代区分ですが、明治維新以来の藩閥政府による政治体制が揺らいで、政党勢力が進出することになる大正デモクラシーと呼ばれる時代でした。また、明治38年(1905年)には日露戦争においてヨーロッパの大国であったロシア帝国に勝利し、大正3年(1914年)に勃発した第一次世界大戦では主戦場が地球の裏側にあたるヨーロッパだったため、日本本土は直接戦火を被ることはなかったものの、当時日英同盟を結んでいたイギリスの要請を受けてヨーロッパにも軍隊を派兵し、それなりの数の戦死者は出したものの戦勝国の一員となり、国際社会の中で主要国として認められる国々の仲間入りを果たした時代でもありました。

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またこの第一次世界大戦では、戦火に揺れたヨーロッパの列強各国に代わり日本と米国の両新興国家が物資の生産拠点として貿易を加速させることになり、日本経済は空前の好景気となり、一気に近代化が進み、大きく経済を発展させた時代でもありました。上水道やガス、電気が一気に普及したのも大正時代です。上流階級や富裕層を中心に自家用車の普及が始まったのも大正時代です。

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女性の就労も増え、それまでの女工などに代わって、女子事務員や電話交換手など「職業婦人」と呼ばれる層が現れ、デパート店員、バスガール、カフェの女給、映画女優といった新しい職業も人気となり、断髪で洋装のモガ(モダンガールの略。男性はモボ)が登場しました。

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文化風俗面でも近代都市の発達や経済の拡大に伴い、都市文化、大衆文化が花開き、「大正モダン」と呼ばれる華やかな時代でした。芸能面ではレコードの普及により数々の歌謡曲が誕生したのも大正時代からで、活動写真(現在の映画)や少女歌劇(現在の宝塚歌劇団)が登場したのも大正時代です。ラジオ放送が開始されたのは大正14年(1925年)。

スポーツの面でも、東京箱根間往復大学駅伝競走(通称:箱根駅伝)や阪神甲子園球場で行われる全国高等学校野球選手権大会の前身である中等学校野球大会などのスポーツが開始されたのも大正時代。明治神宮外苑に「神宮外苑野球場」ができたのが大正15年(1926年)で、その前年に始まった「東京六大学野球」がその後隆盛を極めることになります。

このように、現代社会に直接結びつくようなノスタルジー溢れる大正時代の社会風俗が味わえるさいたま市中央区下落合地区の秋祭り『大正時代まつり』、来年はいらっしゃいませんか?

また、来月11月の4日(土)には世界最高峰のサイクルロードレース「ツール・ド・フランス」の名を冠した自転車競技イベント『2017ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム』がさいたま新都心周辺で開催され、今年のツール・ド・フランス本大会で各賞を獲得するなど大活躍したスーパースター達が集結し、さいたま新都心周辺の特設コースで熱戦を繰り広げます。

2017ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム公式HP

さらに、11月12日(日)には『第3回さいたま国際マラソン』がさいたま新都心のさいたまスーパーアリーナ発着で開催されます。今年の第3回さいたま国際マラソンは来年行われるジャカルタ2018アジア競技大会の女子日本代表選手選考競技会を兼ねた大会で、熱戦が期待されます。

第3回さいたま国際マラソン公式HP

さいたま新都心も大部分がさいたま市中央区(こちらは上落合地区)に属していて、ここしばらく我が家の近所の週末はやたらと賑やかになります。



執筆者

株式会社ハレックス代表取締役社長 越智正昭

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越智正昭

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