次世代ネットワーク(NGN)に対応した緊急地震速報受信アプリ『なまずきんDesktop』を本日より「緊急地震速報 フレッツタイプ」にて提供します。

2008年4月07日

「OCN 緊急地震速報」への提供とともに、「なまずきん」ブランドの認知を向上させ
企業向け「なまずきん」の導入促進を目指します。

株式会社ハレックス
株式会社ヴァル研究所

 株式会社ハレックス(本社:東京都、代表取締役社長:越智正昭。以下、ハレックス)および、株式会社ヴァル研究所(本社:東京都、代表取締役:鈴木和夫。以下、ヴァル研究所)は、共同開発した緊急地震速報受信用アプリケーションソフト『なまずきん Desktop』を、本日より次世代ネットワーク(以下、NGN)商用サービス「フレッツ 光ネクスト」★における「緊急地震速報フレッツタイプ」☆にて提供いたします。

 ハレックスおよびヴァル研究所は、OCN 会員向けの「OCN 緊急地震速報」☆へのアプリケーション提供とともに、「なまずきん」ブランドの認知を向上させることで、企業向け「なまずきん」の導入促進を目指します。

 『なまずきん Desktop』は、テレビ局、自治体や警察など現在約100 近くの企業や団体で高い評価をいただいている緊急地震速報サービス「なまずきん」をベースにカスタマイズした、個人ユーザー向け緊急地震速報受信用アプリケーションソフトです。昨年10 月より「OCN 緊急地震速報」でOCN 会員向けに提供しており、ご好評をいただいております。

 この度、NGN 商用サービス「フレッツ 光ネクスト」において「緊急地震速報 フレッツタイプ」がサービスされるにあたり、NGN に対応した『なまずきん Desktop』を緊急地震速報受信用アプリケーションソフトとして提供することとなりました。また、「フレッツ 光ネクスト」以外のIPv6◇に対応した「B フレッツ」などの回線でも『なまずきん Desktop』を提供いたします。

 ハレックスおよびヴァル研究所は、「緊急地震速報 フレッツタイプ」および「OCN 緊急地震速報」へ『なまずきん Desktop』を提供することにより、「なまずきん」ブランドの認知度を向上させることで、今後1 年間に100 以上の自治体や事業者に対し「なまずきん」を導入することを目指します。

★「フレッツ 光ネスクト」・・・運営:東日本電信電話株式会社および西日本電信電話株式会社
☆「緊急地震速報 フレッツタイプ」「OCN 緊急地震速報」・・・運営:NTT コミュニケーションズ株式会社
◇IPv6・・・次世代版通信プロトコル

【本件に関するお問い合わせ先】
■報道関係の方
株式会社ハレックス 営業本部
担当:地震担当部長 岸尾 政弘
TEL:03-5420-4312
E-Mail:info_namazukindt@halex.co.jp
URL: http://www.halex.co.jp/

株式会社ヴァル研究所 研究開発部
担当:部長 高橋 裕
TEL:03-5373-3520(直通)
E-Mail: yutakahashi@val.co.jp
URL: http://www.val.co.jp/

■一般の方
株式会社ハレックス 営業本部
担当:防災・減災担当
E-Mail:info_namazukindt@halex.co.jp

「緊急地震速報 フレッツタイプ」への『なまずきん Desktop』提供について

■「緊急地震速報 フレッツタイプ」ホームページ<URL https://506506.ntt.com/internet/jishin/>
 ※「緊急地震速報 フレッツタイプ」はフレッツ利用者限定のサービスです。

■『なまずきん Desktop』ダウンロード開始日
  2008 年4 月7 日(月)

■「緊急地震速報 フレッツタイプ」提供サービス内容
  NTT 東日本エリア
  フレッツ 光ネクスト(NGN)、フレッツ・ADSL+「フレッツ・ドットネット」、B フレッツ
  NTT 西日本エリア
  フレッツ 光ネクスト(NGN)、フレッツ・光プレミアム、
  フレッツ・ADSL またはB フレッツ +「フレッツ・v6 アプリ」

■「緊急地震速報 フレッツタイプ」サービス料金
  月額525 円(税込)※1 つの受信端末ごと
  ※別途、1 契約ごとに初期費用が2,100 円(税込)かかります。

■ 「緊急地震速報 フレッツタイプ」申し込み方法 他
  「緊急地震速報 フレッツタイプ」に関する詳しい情報はホームページをご覧下さい。
  URL: https://506506.ntt.com/internet/jishin/

「緊急地震速報 フレッツタイプ」における『なまずきん Desktop』動作環境

OS Microsoft Windows XP (Service Pack2 以上)
Microsoft Windows Vista (Service Pack1 以上)
ハードディスク 100MB 以上推奨
メモリ OS推奨容量
モニター 1024×768 ドット以上推奨、High Color(16 ビット)以上推奨
必要なソフトウェア Microsoft .NET Framework Version 2.0 (Service Pack1 以上)

『なまずきん Desktop』の概要

『なまずきん Desktop』は、気象庁より発表される緊急地震速報がNGN やインターネットに配信されたのを受けて地震波到達前にPC上で地震の発生をお知らせするアプリケーションです。初期微動・主要動の到達予想円をリアルタイムに描画し、地震到達をカウントダウンとともにグラフィカルに表示します。
IPv6 マルチキャスト★を利用することで、国内全域に対してほぼ遅延無く同時に緊急地震速報が配信することができます。

※ソフトウェアの画面イメージは最終項に掲載しています。

★IPv6 マルチキャスト
・・・次世代版通信プロトコルを利用した一斉情報配信の仕組み

『なまずきん Desktop』画面イメージ

『なまずきん Desktop』画面イメージ

「緊急地震速報」配信イメージ

「緊急地震速報」配信イメージ

『なまずきん Desktop』の主な特長

1. NGN 商用サービス「フレッツ 光ネクスト」に対応

『なまずきん Desktop』は、3 月31 日より申し込み受け付けが開始されたNGN 商用サービス「フレッツ 光ネクスト」に対応しています。また、「フレッツ 光ネクスト」以外のIPv6に対応した「B フレッツ」などの回線でもご利用いただけます。

2. フレッツ利用者、「OCN」会員なら手軽に利用できます

『なまずきん Desktop』は、個人ユーザーが利用しやすい環境をベースに開発されましたので、受信には専用の装置などは不要。フレッツ利用者、「OCN」会員ならサービスを申し込むだけで手軽にご利用いただけます。

3. タスクトレイに常駐するため、通常のPC 利用時に影響ありません

『なまずきん Desktop』はタスクトレイに常駐しており、通常のPC 利用時に影響はありません。緊急地震速報の受信時にはアナウンスとともに、メイン画面がポップアップ表示されます。

4. 地震の到達予想時刻をカウントダウン表示

メイン画面では、推定震度・震源地が表示され、到達予想時刻までの時間をカウントダウンします。

5. P波・S波到達予想円など詳細情報をグラフィカルに表示

メイン画面から発生時刻・震央地・マグニチュード・震源の深さ・最大推定震度を地図上に表示します。また、P波(初期微動)S波(主要動)到達予想円など地震詳細情報画面もグラフィカルに表示します。

6. 動作の確認や避難訓練として利用可能な「シミュレーション機能」搭載

『なまずきん Desktop』が実際に稼働するとどのように表示されるかについて、シミュレーション機能で確認することができます。また、このシミュレーションは実際に起こりうる可能性の高いデータを元に作成され、かつ情報がランダムに表示されることにより避難訓練の一環としても活用することができます。

7. 2社共同開発により、的確でわかりやすいアプリケーションを実現

『なまずきん Desktop』は、ハレックスとヴァル研究所が共同開発したことにより、的確でわかりやすいアプリケーションを実現できました。気象庁から公表される緊急地震速報は「マグニチュード」「震源地の緯度経度」「地震発生時 刻」「震源の深さ」であり、この情報を各企業で受信し、解析・表示する仕組みが基本となっていますが、この情報解析において気象・地震・防災関連の情報提供会社として大手のハレックスならではの技術が含まれています。例えば、同じ震度でも土地の地盤によって揺れが変わりますが、『なまずきん Desktop』では、全国1km メッシュの地盤の情報(地盤定数)をあらかじめ加味しているほか、現在地は緯度経度小数点以下3桁まで設定することができ ますので、通常の地震速報より的確な震度情報を提供できます。
また、経路探索ソフト「駅すぱあと」を開発してきたヴァル研究所ならではのこだわりが、インターフェースです。アプリケーションの各画面はマウスを使って直感的に操作できます。初期設定も市町村区分のズーム可能な地図上から、現在地をマウスで指定するだけですので、初心者の方でも簡単にご利用いただけます。

企業向け緊急地震速報配信『なまずきん』について

企業向け緊急地震速報配信「なまずきん」は、2006 年8 月より企業・団体向けに提供を開始しました。「なまずきん」で提供される緊急地震速報を利用して、列車やエレベーターをすばやく制御させて危険を回避したり、工場、オフィスなどで避難行動をとることにより、被害を軽減させることが期待されており、今までにテレビ局、自治体や警察など約100 近くの企業や団体で高い評価をいただいております。詳しくはハレックスホームページをご覧下さい。

なお、企業向け緊急地震速報配信『なまずきん』と本ニュースリリースでご案内いたしました「なまずきん Desktop」の主な違いは以下の通りです。

項目 なまずきんDesktop なまずきん
震度および到達時間の計算
ポップアップ表示と音声告知
到着までのカウントダウン
到達予想円の描画
地図のズーム機能とスクロール
確定震度と各地の震度の地図上への分布 ×
確定報の受信表示 ×
地域毎の震度フィルタリング ×
放送設備や警報ユニットへの接続 ×
緊急地震速報の履歴管理 ×
過去の緊急地震速報の再現 ×
接続形態 IPv6 マルチキャスト IP-VPN など
ネットワークプロトコル UDP TCP

『なまずきん Desktop』画面ショットおよび説明

メイン画面

地震詳細情報画面