気象予報士の資格を取る「気象予報士通信講座」

第24回(平成17年度第1回)気象予報士試験合格者による体験談

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合格体験記

第24回(平成17年度第1回)気象予報士試験合格者による体験談

当社に寄せられた最新の合格体験談を、随時、追加して記載します。

(1) T.A. さんによる体験談:

まず学科一般の法律以外の部分については、「新・天気予報の手引き」、「百万人の天気教室」、「一般気象学」をそれぞれ5回ずつ通して読んだことが良かったと思います。中でも、「一般気象学」は時間をかけてじっくり読みましたし、特に第3章「大気の熱力学」や第7章「大規模な大気の運動」は実技試験でも使える情報が満載なので完全に理解できるまで何度も読むといいと思います。

学科一般の法律、学科専門、実技については「最新天気予報の技術」の「Ⅲ予測編」以降と、ハレックスの通信講座テキストのみで勉強しました。法律と学科専門対策はこれで十分だと思います。また通信講座テキストの「実技の学習」に幾度となく出てくる「オメガ方程式」や「ジェット気流」についての説明は、「一般気象学」の第7章の理解を深めてくれるものでした。

勉強をする時気を付けたのは、学科対策とか実技対策とか考えないことです。結局一つでも多く知識を増やすこと、少しでも深く理解すること、そしてそれらの知識の一つ一つを紐づけていくことが重要だと思います。
その為には、やはりマーカーでラインをひいてばかりじゃなく、どんどんノートに重要な点を書いていって、自分の頭を整理すると良いと思います。

ちなみに今回初めて受験し、見事合格できました。勉強を初めて1年弱、自己採点ですが学科一般は満点、学科専門は1問ミスでした。ハレックス以外は独学ですし、気象予報士試験の過去問は一回もやってないです。ぜひ上記のことに気を付けて勉強してみてください。

 

(2) T.M. さんによる体験談:

20回、21回、22回と不合格。不合格通知を受け取る度に「なんで合格できないの?」ひややかなひと言に苦悶し1年前にハレックスの総合講座に申し込みました。23回に学科(一般・専門)突破、24回に実技突破、5度目の受験で合格。基礎からしっかりと一つ一つ学習することが気象予報士への近道であることを合格通知を受け取ってわかりました。

テキストや参考書に加筆せず、ファイルに「台風」「北東気流」などと見出しを付け、天気図や図表などはコピーし張り付けてノートとしてまとめていく手法を取り入れました。こうすると新たな知識も容易に追加しながらまとめられます。基礎知識不足と大きめな文字のおかげで300ページにも膨らんでしまいましたが、この「合格ノート」は有効でした。

オヤジ世代には目と根気と記憶の衰えがついてまわります。目にはルーペで補えますが根気と記憶には工夫が必要です。そこで毎日少しの時間でも机に向かうことを習慣付け、「合格ノート」を何度も読み返す・繰り返すことを学習スタイルとしました。法令や台風の示度などの記憶には単語帳も活用し、衰えを補いました。
それでも日々の学習成果は得にくいものです。そのためスクーリングへの参加も学習計画に入れておきました。3日間どっぷり浸かれる環境は刺激的で受講生との情報交換や講師の先生方に直接質問できたことは勉強の進捗を知る上でとても有意義でした。

最後に、返送された質問票の回答や演習問題の添削には勇気付けられ励まされました。先生方の家庭教師の様な熱心な指導にお礼申し上げます。ありがとうございました。

 

(3) H.E. さんによる体験談:

合格体験記を書こうかどうか迷いましたが書かせていただくことにしました。
あまり人に言えるほどのこともやっていないし、はずかしい思いが先にたったからです。
ただ、質問をしまくり、新田先生ほか、諸先生方にその都度、丁寧にご指導いただきその恩にこたえなければという思いがふと頭をよぎり、筆をとった次第です。あまり参考にならないかもしれませんが、しばし、おつきあい下さい。

私は法学部出身で、法律系の試験と気象の試験の違いに慣れるまで時間がかかりました。また、図表等はすべてを見て、頭にイメージを固めてしまうタイプで、中々、この図だけを見て答えなさい式の問いの立て方になじめませんでした。
手応えを感じたのは今年から、ノートのとり方を大きく変えてからでした。それまで、ただ何となくノートを作っていたのを、試験前の5~10分で全体を見渡せる方式に変えたのです。
A6版の手帳サイズのものを100円ショップで買ってきて、過去問を表に、裏に答えを1問1答式で書きつけていきました。そして、常に傾圧不安定波を発生、増長させる要素に還元するように心掛けました。具体的には下層の南北の温度軽度と鉛直方向の温度風の関係、または相当温位傾度と南側の風速の剰算等を意識していきました。

試験では「聞かれた図だけを見て答える」ことを心掛けました。「この問いに答えるのに、何でこの図を使うのか」というような思いもあったりしましたが、素直に問いかけに答えたら、すんなりと合格しました。
試験に受かって、気象は、こんなにも幅が広いのに、受かるためとはいえ、何でこんなことにふり回されていたんだろうと思いました。新田先生には、気象は奥が深いのだから、試験のための勉強とわりきる気持ちが大事で、それ以外のことは受かってから時間をかけてやればよいと言っていただきました。

まだ、スタート地点に立っただけなのでした。
参考書は数値予報新講(岸保)を主に使用しました。うすくて読みやすく、いい本だと思います。

 

(4) T.N. さんによる体験談:

本気で気象予報士の資格をとろうと思い立ったのは、2年半前です。
独学ではとうてい合格には至らないと思い、通信講座を探したところ、合格実績の高い貴社が信頼できると思い、受講しました。基礎講座から受講し、1年半で総合講座の実技まで一通りの学習を終えました。気象学はほとんど分からなかった私ですが、指導がとても丁寧で、また、受講者の学習意欲が出てくるように解説していただきましたので、確実に理解を深めていくことができました。

第22回試験が初めての受験でしたが、初回で学科は一般・専門とも合格しました。実技も50%~60%程度はできていたと思います。もう一度、実技演習問題を繰り返し解いて挑んだ第23回試験では、エマグラムの読み取りでポカミスしてしまったことが大きくひびき、もう少しのところで不合格でした。
しかし、その後もあきらめず実技講座の総復習とともに過去問題での練習も十分行うことで、今までモヤーと覚えているだけだったことが、はっきりと納得して理解できるようになっていきました。そして第24回試験で、無事合格することができました。

基礎から学習を始めて3回目の受験で合格できたのは、貴社通信講座の分かりやすく整理されたテキストや試験傾向に対応した演習問題、そして何より新田先生をはじめ講師の先生方の丁寧で分かりやすい指導のおかげと深く感謝しています。

 

(5) Y.U. さんによる体験談:

はじめに、ハレックスの先生方に心から御礼を申し上げたいと思います。講座を受けたのは何年も前になりますが、出産、子育てでブランクもあり、合格までかなり長い道のりを乗り越えることが出来ましたのも、私のおそまつな答案にもご丁寧にアドバイス、解説を下さいました先生方のおかげです。セミナーに通うのも無理、通信講座のみで果たして本当に出口が見えてくるのかという不安と戦いながら、添削済の答案用紙にどれだけ勇気づけられたかわかりません。

試験場は独特な雰囲気があるから、度胸をつける為なんかでも受けろという主人のアドバイスもあり、結果的に7回受験しました。2回目の受験後それ迄受けていた某通信講座内容の浅さに不満を覚えていた時に、丁度講座の事をしりました。
新田先生、二宮先生の本、参考書は読んでおりましたので迷わず入会しました。最初はかなり難しいと感じましたが、何回も読み直し、難しいがゆえにテキストを終えた頃は、かなりの満足感がありました。
3回目で専門知識が合格出来ましたが、一般知識のあと1問で合格!という壁がなかなか越えられず、それを活かすことが出来ず、また1からやり直し。6回目は学科のみに絞って勉強し、学科合格、7回目は実技とそれに関わる専門知識を勉強しました。

当講座のテキスト、添削、過去問題集を何回もやり直しました。同時に基礎が出来ていませんでしたので、微積分、力学、熱力学も高校用の参考書で勉強し直しました。1回目の試験日はエマグラムも何たるか、よく理解していませんでしたが、2回目以降得意分野となりました。少しずつ得意分野を広げ、自分の自信にもつなげていきました。実際に自分の手を使って書いて問題を解いたり覚えたりする時間が出来た頃から、勉強の効率もアップしました。
8月の試験では、今までで一番緊張してしまったのですが、問題を解きながら、″こんなに簡単でいいのだろうか〟と思い笑みがこぼれる程でした。試験開始後5分もたたないうちに、リラックス出来、試験が楽しく思えたのは、今までで始めてでした。簡単と思えたのは自分の錯覚で、何か重要なポイントを忘れてしまっているのでは?と逆に不安になった程でした。

今、気象予報士という肩書きが出来、それに恥じぬよう今迄以上に勉強し続けなくてはいけないという思いです。確実性の高い、でも、子供達にわかり易くお天気の話が出来る予報士になれる様、今後も努力して参ります。
先生方、本当にありがとうございました。

 

(6) 中村岳樹 さん(会社員)による体験談:

「実技の壁を感じなくなったとき」

ご多聞に漏れず、私も学科は合格していながら、実技の壁が高く厚くなかなか突き破れずに6回も試験を受けてしまいました。しかしあるときふと実技の壁を感じなくなった瞬間があり、その約2ヵ月後に受けた試験で何とか合格することが出来ました。

気象予報士の試験を初めて受けた時は、もともと興味があったので知識は断片的に持っており、問題集を少しやってみた結果「これは何とかなるのでは」と過信していました。
1度目の受験で学科合格したので、実技さえなんとかすればすぐにいけると思いました。そこでハレックスの実技通信講座を受講した訳です。
ところが添削していただいた答案をみて私の自信は打ち砕かれてしまいます。添削していただいたその意味がどうしても理解できない。もちろん言葉が分からない訳ではありません。「だって×××だっていいじゃん。」あるいは「○○でも同じ意味では?」そんな気持ちで真っ赤に添削された答案をみて困惑していました。

こんな状態でその後何回試験を受けても当然実技で不合格が続きます。「もう絶対受からないのではないか」。悲観的になり、あきらめようと思ったこともあります。
そんなある時私の弱点のひとつであった風の強さの表現で、気象庁の予報用語集(風の強さ)「20KT以上→やや強い風....(以下略)」の表が目に止まります。もちろんぼんやりとは記憶していたのですが、この時何故かピンと来たものがありました。
社会人になると表現をデジタルに表現することが強く求められます。例えばアナログ表現「とても効果的です」等といっても話は聞いてもらえません。必ずデジタル表現「10%時間を短縮出来ます。」としなくてはなりません。もしかしたら実技試験は逆にデジタル表現された図、数値をアナログ表現に変換する作業ではないか。皆さんには当たり前のことかも知れませんが、私はその時初めて明確に認識しました。それから2週間、とにかくデジタル→アナログ変換をひたすら実行してみました。

天気図を見て「30KT の風」の表示があれば「強い風」。波浪図をみて「5mの波高」は「しけ」。16方位3は「東北東」。片っ端から何でもこのように変換するようにしました。そのうちつい職場で「5分間」を「並の時間にて」などと言って周りにけげんな顔をされてしまいました。
さて、これをやって再度以前のハレックスの通信教育問題を見て自分でもびっくりしたのが、何を書けばいいのか、それから添削していただいた意味がくっきり見えていました。試しに過去問題をやって見ると、そこに出題者が「こんな事を書くように」と意図が見えていました。(もちろんそれが判っても、的確な答えが書けるかは別問題です。)あれ?もしかしたらいけるかもしれない。今度は過信ではない確かな自信。感じていた厚い壁が消えた瞬間だったと思います。そして結果はなんとか合格出来ました。

今思うともっと早くデジタル→アナログ変換を強く意識していればよかったと思いますが、多分独学ではそれなりの時間がかかって、ようやく自分の弱点に気が付くのは仕方なかったと思います。これから試験を受ける皆さんは、自分の弱点が何かをも見つけてください。もし実技試験の壁を感じたら、それは多分自分の弱点を見つけていないことだと思います。

 

(7) A.O. さんによる体験談:

これから合格される皆さんへ

私は数年前にひょんなことから、気象予報士試験の受験を決意し、受験勉強をはじめました。決意したのはよかったのですが、その時点で理数系の試験だということも知らないありさまでした。出身大学は文系で、数学・物理は高校1年生以降はまったく触れていないという人間です。しかし、決意はかたく「絶対やりぬこう」というモチベーションは、誰にも負けないものだったと思います。

いよいよ勉強! 調べに調べて試験対策用の「良書」を揃え、「よーし、やるぞ」と。しかし・・・本の内容がさっぱり理解できませんでした。本当にさっぱりなんです。
さぁ、どうしたものか・・・気象予報士試験に合格した方にアドバイスをいただくことにしました。その結果某講習会に通うことに決めました。やはり専門家の先生に教わり、気象学を体系的に学ぶことが第一だとのことでした。
その講習会の初日、「質問があれば遠慮なく」と言われ、ある質問をしました。せっかくの講習会、積極的にいこうと決めて臨んでいましたから。ところが・・・先生が頭を垂れて大きなため息!? 先生は「皆さんの中でこれがわからない方いますか? はい、いませんね!・・・あなたにこの試験は無理だと思います」と。他の受講生からは笑いが飛ぶ状態でした。ちなみに私の質問は「secって何ですか?」でした。
さすがの私のモチベーションも下がりきって、「受験、止めようかな」までいきました。

でも合格したい。勉強しないと! 何をたよりにしたらいいのか。情報収集にあけくれた結果、受験生が皆々口にしていたハレックスの通信講座!! 私は問い合わせをしました。「気象学はもちろん、数学も物理もオンチなのですが大丈夫でしょうか?」と。ご担当者様の言葉を信じ、ハレックスの通信講座に一球入魂しようと決めたのです。

「合格実績」「優良認定講座」「優秀な先生方」などの魅力たっぷりの講座でした。
学習のはじまりたての頃に返却された添削課題(点数)は、この世のものではありませんでした(笑)。ですが、私のレベルで教えていただけるため、進歩も早かったと思います。各受講生のレベルで教えていただけるというのも通信講座の優れた点の1つだと感じました。
もちろん質問もしましたが、すべて納得のいくものでした。「あぁ、大切にされてるな」と自然に感じる添削ばかりです。とにかく私は気持ちよく勉強できたのです!

勉強量やペースは個人差がありますが、受験する以上は【最も合理的に合格できる方法】を選び、そして実行していくことが大切であると考えます。私の合格はハレックスとの出会いがなければ、きっと無いものだったでしょう。
皆さん、気象予報士試験に合格できますよ! 私が合格できたのですから。
受験生の皆さんの合格を心よりお祈りし、結びとします。応援しています!!

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