気象予報士の資格を取る「気象予報士通信講座」

第40回(平成25年度第1回)気象予報士試験合格者による体験談

第40回(平成25年度第1回)気象予報士試験合格者による体験談

(1)S.Y さん による体験談:

 今から3年前、海のない地元が梅雨末期の集中豪雨のため「130年に1回」と言われる水害に襲われました。そのとき地域メディアとして納得のいく報道ができず悔しい想いをしたのが気象予報士挑戦のきっかけです。

 最初は某社の通信教育で学習をスタートし、半年後に1回目の受験。我ながら簡単に専門知識が科目合格したため「これなら3回くらいで合格できるかも」と油断したのが災いし、その後は一般知識合格、免除期限切れ、ハレックスの実技直前対策スクーリングを受けたものの実技で不合格。また、期限切れ・・を繰り返し、もう何をどう勉強したらいいのか分からないまま受験した今回の第40回試験は、「もう今回ダメだったら諦めよう」と思って受験した6回目の試験でした。
 6回目の挑戦で「想定外」の合格をして、自分のどの勉強法が効いたのか分析したのですが「これだ!」という決め手は見つかりませんでした。ただ言えるのは「これ以上なにを勉強しろと言うの?なにを覚えればいいの?」と言えるくらい、いろんな参考書や資料を何回も読む。手に入る過去問は最低3回繰り返し解く。外出するときも空を見上げて自分で問題を作り、それを簡潔明瞭に文章にする。こんなことを試験直前までやっていました。感覚的には、一般知識だの専門知識だの実技だのを分け隔てなく、「気象現象と解析」が自分の身体の一部になってきた時が合格の時だと思います。
 もう一つ重要なのは一緒に挑戦する身近な仲間を作ることです。仲間と勉強することでお互いに質問しあったり、教え合ったりでき、自分の理解していないところを発見できます。

 

(2)匿名希望 さん による体験談:

 7回目の受験にあたる第40回気象予報士試験にてやっと合格することができた。各回の受験結果と反省を振り返ることで今後の受験者方の参考になればと思う。

第1回目(学科専門知識のみ合格)
  学科合格を狙い、一般気象学と少しの問題集を解いて挑戦したが学科一般は不合格となった。
  気象の法律関係の知識がおろそかになっていたと反省。
第2回目(学科一般不合格)
  第1回目の結果を踏まえ、学科の中の4問を占める法律関係の知識も専門書を購入して勉強したが敢えなく不合格。
第3回目(学科合格)
  過去問になれていないかと思い、ひたすら過去問を解いた上で挑戦したらやっと学科一般も合格。
  第4~6回目(実技不合格)
  やっと学科が合格したが実技の壁が大きく立ちはだかった。途中、ハレックスの実技通信講座や直前対策スクーリングを受講。
第7回目(合格)

 今までの通信講座や過去問での間違いを重点的に復習することで、自分が間違えるポイントがよく分かってきたのが功を奏したと思う。
 合格発表当日、HPで確認すると今までにはなかった自分の番号があり、家に帰ると合格通知が届いており、妻と喜びを分かち合いました。たくさん不合格になり、もう合格しないんじゃないかと不安に駆られることがたくさんあったが、努力した結果は確実に自分に蓄積されていたんだと思う。私のように多く不合格になっている方も諦めないで合格を勝ち取って頂ければと思う。

 

(3)K.M さん による体験談:

 気象予報士の勉強を始めて4年半、9回目の受験で合格することができました。
 学科は独学で市販の参考書と問題集で勉強を進めました。はじめの頃は学科のどちらかだけ合格ということを繰り返していました。そこで人に教えてもらうことで間違った知識がないかを確認しようと思い、学科直前対策スクーリングを受講しました。スクーリングは解説が解りやすく、疑問点をクリアにすることができました。
 学科は合格できたものの、実技は記述ができず、独学では限界を感じ、通信教育と実技直前対策スクーリングを受講しました。実技講座では、テキストを読んだ後、提出課題を解きました。私にとって課題は難しくとても合格できる点数ではありませんでした。添削は厳しかったですが解説が丁寧で用語や概念の理解不足などを的確に指摘してもらうことができ、復習することで力をつけることができました。試験までに全課題を2回解き、課題だけでなく過去問(東京堂出版)を8年分解きました。
 また、スクーリングでは気象予報士を目指す多くの仲間と机を並べて勉強し、適度な緊張感があって良い刺激になりました。ハレックスの添削のお蔭で本番でも落ち着いて取り組むことができました。講師の先生方には感謝しております。ありがとうございました。
 最後に市販の参考書は色々購入しましたが特に自分にとって良かったものを挙げさせていただきます。

・一般気象学(東京大学出版会)
  ・ドンドン解ける気象予報士合格テキスト(成美堂出版)
  ・気象・天気のしくみがわかる事典(成美堂出版)
  ・8年分の過去問題(東京堂出版)
  ・気象長のHP

 

(4)Y.I さん による体験談:

 実は若かりし20代の頃、何度か予報士試験を受けたが仕事にかまけて一切勉強はせず、頭の柔らかい時期に受験料をポイポイ捨てていたようなものだ。しかし、思うところあってアラフォーとなった今、再び今度は本気で気象予報士になろうと思い勉強を始めた。

 まず「小倉義光著・一般気象学(東京大学出版会)」を一生懸命読んだ。次に「一般気象学」を片手に一問一問、きちんと理解しながら過去問を解く。学科専門は市販参考書で勉強し、過去問と市販問題集を繰り返す。そして、実技。過去問をひたすら解く。何の情報だったか「実技は過去問答えを丸暗記」を信じて、ただただ「この問題にはこの答え」と覚えた。「新田尚著・気象予報士試験 速習テキスト実技編(オーム社)」を参考書として少々使用。その結果・・

【平成23年夏・第36回】決意新たな最初の試験は惨敗
 【平成24年冬・第37回】学科一般のみ合格
 【平成24年夏・第38回】学科一般免除、学科専門合格

 実技においてどんなに同じ問題でも天気図が違えば答えは違うはず。丸暗記などと楽をしようと思った自分が甘かった。
 残すは実技のみ。しかし、いったい実技の勉強をどうやったら良いのか、自分は何がわかっていないのか、それがわからなかった。さらに、地方の受験生が試験の回数を重なることは、受験料に加え、莫大な交通費・宿泊費が掛かる。そろそろ諦め時か。そんな時、ハレックスに出会った。通信教育でこのくらいの値段・・最後の頼みの綱にしてみようか・・問い合わせをした。正直に自分の不安な気持ちを初対面のメールにつらつらと書いたにも関わらず、心温まる励ましのメールを頂いた。これがハレックスに頼ることに決めた一つ。それから、添削される先生方が長年気象に携わったベテランばかりというのも安心できた。冬の試験までの期間は短く、ボリュームのある添削問題をこなすのは結構大変だった。しかし、なんとしても試験までに全ての添削返却までをこなすべく、10月中旬から添削問題をスタート、12月中には全ての問題を発送。年明けからの一か月は返却された添削といくつか質問した点を見直し。戻った添削は私の弱点をずばりついたもの、詳細で解りやすい解説。さらに説明が欲しい時に質問すると、より噛み砕いた解説で参考書も要らないほどだった。

【平成25年冬・第39回】結果は残念
 それでも前回より格段にレベルアップした自分を感じた。これまではなかった「あそこは出来た、あの答えは違うかも」と試験後に解答を分析できるようになっていた。それより、次回は学科一般の免除が切れてまた受けることが重荷だった。ハレックス実技添削問題と過去問をひたすら何度も何度もやった。この頃、感じたのが実技と学科一般のつながりの強さである。学科がしっかり理解できていれば、自然と実技の理解はぐーっと深まる。逆に実際の天気図を解析することで学科の数式理解が深まることもあった。

【平成25年夏・第40回】平成25年10月4日合格
 答案分析をお願いしようと準備していたところに合格通知。自己採点で7割にはほど遠かったので、次回の試験に向けて頑張ろう!と決意した矢先の合格通知書で一瞬、内容が理解できなかった。「合格」の文字も免除が切れた学科一般のものかと思った。が、いつもと違う文面に一人家で半狂乱の喜び。合格への最後の大きな扉を開けて下さったハレックスのおかげである。本当にありがとうございました。

 最後に受験にあたって大きな楽しいプレッシャーが。受験を決めた頃、夫が突然バリカン9ミリの坊主頭になった。合格への願掛けだと。しかし、試験も3回続いたころからそろそろ髪を伸ばしたいと思っているのを感じた。小学生の息子二人は、試験前のイライラする母をやり過ごす術すら身に付けていた。このままこの子達がイライラする母に反発してグレる前に試験を終わらせたい!ついでに北陸新幹線開通前に終わらせたい!新幹線に乗って試験に行きたくない!!
 試験のときはいつも快く送り出し、笑顔で「おかえりー、お疲れさまー」と迎えてくれた家族の暖かい気持ちも合格への大きな励ましになった。夫よ、これから好きなだけ髪を伸ばしてくれ。息子たち、ちょっと優しい母に戻るよ。家族に感謝。

 

(5)匿名希望 さん による体験談:

 学科、実技試験とも独学で勉強をし、一通りの勉強を終えたのが試験の2ヶ月半ほど前でした。自分のやってきた勉強に自信がなかったので全ての範囲を復習し、プロの添削を受けたかったので試験2ヶ月前にハレックスの講座を受講し始めました。総合講座で量が多かったのですが毎日仕事が終わっ てから3時間を目標にテキスト学習と添削の提出を繰り返し、何とか試験までに全てのカリキュラムを終えました。
 初めて提出した実技の添削で「より一層の努力が必要である」とコメントをされ、合格には少し届かない採点だったのを覚えています。実技では毎回厳しめのコメントを頂けたことが良かったです。
 私は勉強を始めてから初めて受けた試験で学科、実技とも合格しました。毎晩眠さと戦いながら勉強し、1回目で合格することに必死でした。実際、試験前日は「合格できなかったらどうしよう」とクヨクヨ考え、本当に一睡もできませんでした。もし合格できなければその次の試験まで勉強を続ける自信のないほど1回の試験にかけていた想いは強く、合格への決意が大きかったのでそのことが良かったんだと思います。独学ではおそらく10冊以上の本に取り組みましたが実技試験の勉強はパターン化してしまい市販の問題集は過去問を取り扱っていることが多いので何度も同じ問題に出会うことになります。そういった意味で通信講座のオリジナル問題は新鮮でした。有難かったです。市販の問題集では気象予報士試験受験支援会著の「らくらく突破気象予報士かんたん合格テキスト<実技編>」と関連法規だけを1冊の本にとてもわかりやすくまとめた参考書があるのでこの2冊はぜひ探してみてください。本当にお勧めです。

 一番大切なのは「絶対に合格する」気持ちなのでぜひ自分自身に一番合った勉強法を見つけてください。あと、DHAサプリや栄養ドリンクなども効果がある気がしので私のように若くない人(学生でない人)は試してみてください。ありがとうございました。

 

(6)四十谷 謙司 さん による体験談:

 何事も最初の一歩から始まります。学習を始めた頃のことを今思い起こします。気象図を見たとき何が何だか分からず、専門用語はたくさん出てくる等々、はたして自分にやれるだろうか・・・しかし、ここで諦めると後で後悔すると思い、一歩一歩学習を進めたことが合格につながったと思います。

 私は若い頃から今まで物事を理解するのに少々時間がかかり、学習するペースが遅いので毎日必ず少しずつでも学習することを心がけてきました。毎日の積み重ねは大きいものです。ある時振り返ってみると随分高いところに来たと感ずることがあるものです。幼い頃に聞いた「うさぎとかめの教訓」がここにあると思います。もう一つは「強い根をはれ」という言葉があります。大地に強い根をはった木は暴風がきても少々の洪水にあっても生き残ります。つまり、何事においても基礎が大切だということで、行き詰った時には元に戻る勇気も必要かと思います。具体的な実技試験の学習方法は過去問題、オリジナル問題を含めて一通り学習した後、再び最初から学習し直し、重要な文章は暗証することに心がけました。しかし、オリジナル問題が少なく苦労しました。時々、書店で参考資料がないか見てまわったりネットで参考になる解析図を検索したりもしました。それから、通信講座や独学に共通して言えることは「いつでもどこでも始められる反面、いつでもどこでも止められる」ということ、これが大変な問題点で毎日学習を続ける習慣付けが最も大切かと思います。
 気象予報士国家試験は決して合格できないものではなく、自分に合った方法で学習すれば必ず合格できると思います。

 

(7)匿名希望 さん による体験談:

 3人の子供を持つ主婦(30代、パート勤務)です。5回目の試験で合格することができました。(ちなみに4回目は子供にインフルエンザをうつされて断念。)
 2年前、某通信講座を利用し、気象予報士の勉強を始めて2ヶ月後の最初の試験では、専門知識のみ合格。2回目の試験では一般知識も合格することができました。もともと理系なので、学科の学習はそれほど苦ではありませんでした。一方、実技は3回とも合格点には程遠く、自己流と某通信講座で合格することは無理だと悟り、インターネット検索でクチコミ評判のよかったハレックスを見つけ、すがる思いで通信講座(実技講座)を受講しました。添削では自分の解答のずれを分かりやすく修正していただきました。そして、今まで実技で合格できなかった理由もよくわかりました。添削問題の提出を重ねるにつれ、徐々に解答のコツをつかんでいけたような気がします。
 5回目の試験となった第40回気象予報士試験では、学科免除も切れていたので全科目の受験となりました。自己採点では一般は満点、専門13問/15問だったので、学科の合格はとりあえず確信。実技は自己採点で6、7割は正解していたのですが、微妙なライン・・・不安な気持ちで迎えた合格発表当日、合格通知が届き、飛び上がって喜びました。この試験の直前は、子供たちの夏休みの宿題の追い込みでしたが、子供たちの自由研究を手伝いながら、自分の勉強姿を見せてあげられたのは良かったと思います。
 勉強はハレックスの復習と過去問(約5年間分)のみでした。市販の過去問集とハレックスの丁寧な添削を見直すだけのシンプルなものでしたが、答えを暗記するほど4,5回は繰り返しました。ハレックスの的確なご指導が私を合格に導いてくれたのだと思います。
 子育て、仕事、PTA活動に毎日忙しく時間がない私でも合格できたので、ハレックスは合格への一番の近道と言っても過言ではありません。講座を受講されているみなさん、ハレックスを信じてがんばってください。また、くれぐれも試験の直前に体調を崩さないよう十分に注意してください。

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