気象予報士の資格を取る「気象予報士通信講座」

第21回(平成15年度第2回)気象予報士試験合格者による体験談

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合格体験記

第21回(平成15年度第2回)気象予報士試験合格者による体験談

当社に寄せられた最新の合格体験談を、随時、追加して記載します。

(1) K.H. さんによる体験談:

2001年1月の初受験より3年間、7回目の試験でようやく合格にこぎつけました。 思えば苦しくも楽しい日々でした。

私立大学の文科系出身で、数学・物理とは20年以上も縁遠くなっており、勉強開始当初は文字通り濃霧の中にいるようでしたが、『百万人の天気教室』『高層気象とFAX図の知識』『一般気象学』と(わかるところだけ)読み進み、過去問を解くうち、断片的だった知識が徐々に形になっていきました。 実際、学科試験は通るようにはなりましたが、実技のカベがどうしても突破できません。
(株)ハレックスの通信講座を申込んだのは、2003年1月、5回目の試験が終わった直後だったと思います。 「このまま自己流でやっていても合格はおぼつかない」 との危機感がめばえ始めていました。

勉強がある程度進んでいる方はわかると思いますが、実技の解答の文章には独特のクセや定番的な言い回しがあります。 通信講座で、実際の試験より難易度が高い問題に取り組み文章を組み立て、講師の方のコメントを参考にするというサイクルを繰り返すうち、意識せずともコツが身についたような気がします。
本番の試験時間は、天気図を読んだり頭をひねっているうちに、あっという間に過ぎてしまいます。 短時間でツボをおさえた文章を書く訓練が是非とも必要です。

気象予報士試験は、合格者の平均年齢が35才前後という事実から、私のようなサラリーマンも多いと思います。 会社から疲れて帰ってくればビールの一杯でも飲みたい誘惑にかられます。 書店に並ぶ 「一発合格」 などの文字にまどわされず、気長に取り組むことをおすすめします。
ちょっと空を見上げて雲をながめたり、風を感じることも「勉強」になるのが、この試験のいいところです。

みなさまのご検討をお祈りします。

 

(2) 小田信幸 さん(仮名)による体験談:

数年前に山登りを始めたのですが、朝方晴れていた山も昼前には霧が吹き上がってきたり、一天俄かにかき曇って雨が降り出すなど、天候の急変に痛い目に合いました。 それをきっかけに天気に興味を持つことになり、気象予報士に挑戦することになりました。 資格取得それ自体だけでなく身近な利益を見出すことは、受験勉強を続けるのに大切だと思います。

一回目の受験は、学科の一般知識は受かりましたが専門がだめでした。 重箱の隅と言う訳ではありませんが、テキストで正面から扱っていないような点も問われるので、学科試験は大変ですね。 二つに絞り込んで選んだ選択肢のうち、選ばなかった方が正解であったりするので、運もあると思います。
二回目の受験のためには、学科試験対策としてナツメ社の『気象予報士学科試験徹底攻略問題集』を使いましたが、これはジャンル別に出題頻度に応じて過去出題の問題を選んだもので、予報士試験の実際に即して知識の穴をチェックできる有用なものでした。 実技試験の対策としては、(株)ハレックスの講座の教材の復習、冬の集中講義の教材の自習を行ないました。 実技は書いてまとめる力を維持するために、継続的に練習することが重要だと思いました。

試験の一週間前になって始めて小倉先生の『一般気象学』を一読しましたが、何故この本を最初に読まなかったのかと思うほど平易でわかりやすく、気象に関する知識が一つながりにつながったように感じました。 試験の直前まで知識や理解の度合いは深まり続けます。
諦めないことが肝心です。

 

(3) 齋藤庄司 さん(仮名)による体験談:

第21回気象予報士試験に合格することができました。 貴社の通信講座の演習問題は、事例が豊富で内容の密度も濃く、非常に勉強になりました。
自分でできなかった所は、ノートに問題と解答を書いて何度も見直していきました。 テキストも各章ごとに分けてあり、非常に使いやすくできていました。また質問に対する回答は、ワープロで打ってあるので読みやすく、よく理解できました。

私みたいな年齢が50を過ぎた者でも、こつこつ努力すれば合格できることがわかり、また自信を持つことができました。 本当にありがとうございました。

 

(4) 大竹建二 さんによる体験談:

2002年3月に定年退職し、気象予報士試験の受験を目指して同年5月に気象業務支援センター講習会の通信教育コース学科を受講しました。
まず最初に数学や物理についての基礎的なものを、自分で理解できるまで時間をかけて勉強しました。 そのためテキストなどに出てくる数式などの理解ができたように思います。
学習を進める時には、自分なりにノートにまとめながら進めました。 9月からは同講座の技術を受講しました。 最初は図の資料が多く途惑いました。 くり返し見ていると慣れてくるのが分りました。 試験の2ヶ月前頃から、平成7年度からの過去の問題に取り組みました。 解答にかかった時間を記録しながら、時間内にできるように努力しました。

2003年1月第19回予報士試験を受験し、学科2科目合格、実技不合格でした。
ここで、実技についてどのように学習すればよいのか迷いました。 そこで同年3月(株)ハレックスの通信講座実技講座を受講することにしました。
解き方のしおりなどがあり、問題を解く参考になり学習を進めることができました。

添削は大変丁寧で、適切な指導そして励ましが記入されており、自分が学習していることが果たしてどうなのか迷うこともありましたが、添削が支えとなりました。そのうち添削の返信の来るのが楽しみとなりました。 そして実力が付いてきているのではないかと感じました。

2003年8月第20回予報士試験を受験(学科免除)し、天気図の作図ができず不合格でした。そこで実力養成を図るため演習問題コースを受講しました。同時に今まで学習してきた学科・実技の復習にも取り組みました。過去の問題にも取り組み時間内にできるよう、またミスをなくすように練習しました。地理の知識が不足していたので、日本付近を中心に地理の学習もしました。 そしてスクーリングも受講しました。

2004年1月第21回予報士試験を受験(学科免除)し、合格することができました。
約2年間、大変でしたが楽しく充実してやることができました。また、いろいろな経験ができたことも良かったと思います。

ここに講師の先生方、スタッフの方に深く感謝申し上げます。 ありがとうございました。

 

(5) Y.S. さんによる体験談:

私が気象予報士試験を受験しようと思ったのにはちょっとした理由があります。

大学4年の時、私はテレビの朝の情報番組のお天気お姉さんを半年間やっていました。 この時は、天気予報の仕組みどころか天気図の見方もよくわかってなく、毎朝テレビ局のウェザーの部署で気象予報士の方に簡単な解説を受けて、その方の書いた原稿をそのまま読んでいる状態でした。
それまで普通の文系の大学生だった私にとって、気象予報士の存在は何だか遠くて、自分との共通点などないと思っていました。しかしあの時、もしこの資格を私が持っていたらもっと私自身の言葉で視聴者に伝えられたんだろうなぁと社会人になってから思い始めて、天気という自然現象について知りたい気持が強くなっていきました。こんなきっかけで、私は社会人2年目の夏から本格的に勉強を始めました。

ところが、テキストの初めが地球の誕生や宇宙について書かれていて、驚きと何て深い所まで勉強しなきゃいけないんだろう。これは何年かかっても合格なんて無理なのではないかと焦ってしまったのを覚えています。この時私は、大学4年の時に毎朝私に丁寧に天気概況を説明してくれた予報士の方を思い出しました。あの方だって最初は地球の誕生から一歩ずつ勉強していったはず。その一歩ずつがあったから、予報士になれたんだ。そう思うと私は苦痛だったテキストの1ページずつを読むのが慣れてきて、やがて日課となり、段々ペースも上がり、楽しいとさえ思えるようになりました。どうせ同じ勉強をやるなら楽しいと思えるほうが集中して効率も良いと思います。私はこのように、自分が前向きに考えることで、難しい問題にも果敢に取り組めたのだと思います。

実技になると、基本は分っていても得点できない場合が多いので、もうこれ以上のレベルには達しないのではないかと思うこともありましたが、ここまで頑張った今までの自分の成果を無駄にしたくない!と自分に言いきかせて、間違えた所は何度も挑戦しました。 (株)ハレックスの実技演習問題にも難しい問題がありましたが、出来なかったら何度もやり、一度間違えたところを再び間違えないように解説をよく読んで、とにかくしつこくやりました。
最後まで自分の可能性を信じることが合格につながったと思います。

 

(6) K.Y. さんによる体験談:

4回目の受験となった第21回試験で合格する事ができました。

私が気象予報士試験を目指したのは、学生時代にヨットをやっており天気に対して興味があった事に加え、現在某ガス会社に勤務していますが、ガスの需要は気象条件に密接な関係があり、今後の自分の業務の幅に少しでもプラスになればとの思いからでした。

1. 道のり

  • 平成12年8月 第14回試験 〔学科:×  実技:×〕
  • ※以降2年間、仕事や家庭で忙しく、勉強や受験から遠ざかる
  • 平成14年10月 (株)ハレックス 通信総合講座開始
  • 平成15年1月 第19回試験 〔学科:○  実技:×〕
  • 平成15年8月 第20回試験 〔学科:免  実技:×〕
  • 平成15年12月 (株)ハレックス 冬期スクーリング受講
  • 平成16年1月 第21回試験 〔学科:免  実技:○〕

2. 私の受験対策

以下に私自身の経験をもとに、かなり我流な部分もありますが受験対策をまとめてみます。

(1) 勉強時間

全部で200時間位。(第14回前30時間+第19回前50時間+第20回前70時間+第21回前50時間)

(2) 参考書

『天気予報の技術』 (絶対必要)
『一般気象学』 (やっぱり必要)
『天気予報用語集』 (辞書代わりに)
『気象衛星画像の見方と利用』 ([株] ハレックスのテキストだけでは足りないか?)
『気象衛星画像の解析と利用』 ([株] ハレックスのテキストだけでは足りないか?)

購入したのは上記のみで、過去問を一冊も買ってない(少し立ち読みはした)不届き者です。

(3) ポイント

●あれこれと手を広げない
私自身は勉強時間も参考書も少なく、結果的には(株)ハレックスの通信講座のテキストと演習問題を徹底的にやりました。 実は過去問もやってません。気象予報士試験の特に実技で70%以上の正答率を求められていますが、私を含めた気象予報の素人は、文章表現や字数等で10~20%は簡単に落としてしまうとおもいます。 逆にいうと、実技試験全体に渡る幅広い知識がないと合格は難しいと思います。言い換えると、自分の不得意な分野を見極め、無くしていく事が重要だと思います。書店では気象予報士試験に関する本が多くあり、ついつい欲しくなりますが、テキストや参考書が増えるとどうしても得意分野の知識ばかりが増えてしまうので、まずは1つのテキストや演習問題を最初から最後までやり通す事が良いのではと思います。

●講習会の有効活用
試験対策の講習会やスクーリングがいくつかありますが、これはある程度の基礎知識を得た段階において自分の頭の中を整理し、誤って覚えていた内容を訂正し、個人レベルでは修得の難しい前線解析やエマグラムの見方などを、確実なものにするという意味では有効だと思います。 私も1回だけ行きました。

●試験制度を有効に活用する
気象予報士試験では、幸いな事に一度合格した学科は1年間有効となる制度があります。 まずは学科を合格させ、次回以降実技に専念するのが得策だと思います。 特に実技試験は他の資格試験に比べてもパワーと臨機応変な対応が求められます。 試験に集中するためにも、実技だけだと楽ですし、受験教室の雰囲気も精鋭が多く落着いた感じでした。

 

(7) 前田利文 さんによる体験談:

仕事の中で大気中の拡散を評価する必要があり、何かの約に立つかと思ったのが、気象予報士試験にチャレンジするきっかけだった。

ペーパーテストには自信があったので、初回で合格するつもりだったが、実際はそんなに生易しいものではなかった。 初回に一般知識、2回目に専門知識に合格したので、3回目に実技合格と思ったのが、2度目の慢心だった。 その後は毎回実技に不合格の連続で、4年目に突入した。
そこで心機一転して(株)ハレックスの通信講座に申し込み、11月までに受講を完了し、ハローワークで教育訓練給付金も頂戴した。 試験範囲全般に関する12問の実技演習を赤字で添削されることにより、自分の弱点が客観的に認識できる。 実技試験で不合格を続けている人には、有用な講座と思う。 また、最近はインターネットでも色々の気象情報が無料で入手できるので、慣れるためにも利用してみてはどうだろうか。
クライムから出版されている『インターネット気象学』が良い手引きと思う。
とにかく、気象データに慣れるのが一番である。

気象予報士の勉強をすることによって、気象現象について知見を深めることができ、また生の気象情報にも色々と接することが可能な時代なので、試験に合格しなくても得る物の多い試験勉強だったと思う。

 

(8) 荒川昭儀 さんによる体験談:

航空関係の仕事をしております。 天候の影響を受けやすい仕事ゆえ、安全性やお客様へのサービス向上のため、気象という複雑な自然現象の振る舞いをもっと深く知りたいと思ったのが、気象予報士の勉強を始めたきっかけです。

高校で数学や物理を習ったのは、もう10年以上前の話。 合格率6%前後という難関を攻略するには全くの独学では厳しいと思い、過去の実績でも定評がある(株)ハレックスの通信講座(総合講座)の受講を決めました。
受講の感想ですが、やはり実技対策のテキストや実技演習問題の充実、そしてその通信添削がすばらしい! 通信添削では答案用紙が真っ赤になるくらい解答表現の一語一句に至るまで丁寧に修正し返信して頂き、講師の方々の熱意を感じました。 実際、本番の実技試験ではいくら気象の知識があっても、解答の表現が不適切では減点の対象となるようで、講師の方々が赤ペンで示してくれた模範解答を頭に染み付くくらい何度も書き写し覚えました。 このような事は、やはり独学では出来ない事だと思います。
また、レベル的にも本講座の実技演習のほうが実際の実技試験より上にあるため、本番の試験がやさしく感じ、スラスラと解答用紙が埋まっていきました。
演習問題を繰り返し解くことで、知らず知らずのうちにこんなに力が付くものかと驚きを感じた次第です。

年間の出張日数が120日以上という環境の中、在宅日の学習だけで無理なく合格レベルまで実力を引き上げ、当初の計画通りに1年で合格できたのも、(株)ハレックスの通信講座と出会えたのが大きかったと思います。
多忙で時間のない方、学科は合格できても実技でなかなか合格に至らない方、そんな方々にお勧めの講座であると思います。

最後になりますが、1年間、丁寧に指導してくださった講師の方々、および、スタッフの方々に心から感謝いたします。 ありがとうございました。

 

(9) 辻本貞治 さんによる体験談:

反復学習に徹する

以前から気象については興味を持っていたので、気象予報士の制度が始まったあと、書店で参考書を入手し学習を始めて見たが、かなりの難題のようで、とても仕事と並行してできる事柄じゃないと感じ保留していた。
40年間の会社勤めを終えて一段落して、この歳になってやれるかな、脳細胞も減少の速度を増してきているし、時間と費用の無駄遣いになるのではないだろうか。しかし、気象マニアよりは上のレベルの知識は得たいという素朴な気持もあり、絶対合格という危機感?はなかった。

地方に住んでいるので参考書や教材に乏しいし、入手の方法も判らないが、とりあえず書店で見つけた2冊の参考書で取り掛かった。急いで受験申請書を提出し、1回目の下見?受験をした。
福岡会場での皆の真剣な表情に圧倒され、また、いろんな教材で勉強している事も判った。
「え~、こんな問題がでるの」と、驚きと戸惑い。出題形式と内容を認識していなかった。 私の参考書は、ほんのおさわり程度とわかった。
試験が終わって、会場出口で受験対策のパンフレットを配っていたのにも驚いた。もちろん、試験結果は完敗。

よっしゃ、やってみよう! 「問題と解答」の教材も入手し、(株)ハレックスの「通信講座」も受ける事にした。 自宅での学習では、気がまぎれるので、近くの稙田公民館の図書室に通い、本格的に取り組む。これは楽しい。気象については、幅広く奥が深いので、やりがいを感じるが、なにせ60歳をすぎているので、覚えてもすぐに忘れてしまう。 とにかく反復学習に徹する。
先ず学科だけはと、順調にクリアしても実技で失敗。 いつも時間が足りないと感じた。 見直しの余裕がないので、うっかりミスにガックリもしばしば。

実技を重点的に反復学習しても手持ち教材では飽きてくるので、(株)ハレックスの案内で半年毎の「冬期・夏期講座(スクーリング)」のテキストを入手し、取り混ぜて学習する。 盲点やキーワードもみえてくる。 じっくり取り組めばそう難しい事はないが、時間が気になる。いかにすばやく全体像をつかみ、問われている事に対する適切な解答(要点、キーワード)を簡潔に組み立てることにあると思う。

5回目は、免除期限の切れた学科2つと実技の受験。福岡は雪が舞っていた。 学科は直感的に合格を感じたので、実技で落とさないように慎重に取り組む。 問題にひと通り目を通し、テーマを把握し解答のイメージをする。また最後の問題は、たいてい別テーマで短い問題になっていることが多いので、先に済ませる。など、受験のこつを自分なりに作って取り組んだ。
そして40日後の3月5日の合格を見た。 2年半で約2,000時間は学習したと思う。楽しい学習でした。感激です。

登山が好きなので、充分に応用させてもらっています。 遭難しない為には、先ず健康と天候です。

 

(10) 武田信弘 さん(仮名)による体験談:

「気象予報士の資格を取りたい」とはじめて思ってから何年が経つでしょうか。 以前から興味はあったものの、本格的に勉強を始めたのは1年と半年前。 3回目の受験でついに試験に合格することができました。

初めての試験では、「どの程度のものだろう」という興味からの受験で、市販の問題集で「学科」一本に絞っての受験でした。 実技の勉強は皆無(本当に皆無! 無理してあげればラジオの気象通報を1日1回天気図に起こしていた程度)だったので、当然不合格でしたが、「学科」一本に絞ったおかげで「学科」は一般・専門ともに合格することができました。 こうなると欲が出るもので、「せっかく学科が受かったのだから、あと2回の受験で実技も!」(1年以内であれば学科が免除になるので)なんて思い、実技の勉強まで始めてしまったわけです。 実技の問題集は(専門書というのはどれもそうなんですが)「高い!」と思いながらも、1冊買いました。が、やはり疑問点が次々と…。 そこで一大決心をして通信講座を始めました。 通信講座は「おどろくほど高い!」ものでしたが、欲深い私としては「これだけの買い物をしたんだから、予報士の資格をとらないわけにはいかない」と意地になりました。 これが功を奏し合格することができました。
受講後1年以内に合格する事ができ、振り返ってみれば、講座は安い買い物だったと思っています。

 

(11) 浅野ねね さん(仮名)による体験談:

私が(株)ハレックスの通信講座に出会ったのは、今から約7年前になります。当時他の通信講座を受けておりましたが、一方的で全く理解できない中での出会いでした。
約7年前?と思われると思いますが、実を言うと受験回数は15回を数えられます。丸8年かかって念願の合格となりました。

最初の頃は問題の意味も分からなければ、各種天気図から日本列島を見つけるのにも苦労するありさまでした。学科試験についていえば参考書の類でどうにかなると思い、とにかく天気図に慣れようということで、実技試験対策で実技講座のみの受講を行ないました。内容は難しく量もありましたが、1つずつやっていくうちにそれぞれの現象を理解していくことができました。また、量が実際の試験よりも多いため、本番で落着いて受験できるという嬉しいおまけもありました。

受験後約1年程でだいぶ自信をつけることができましたが、なぜその後5年以上も合格まで時間がかかったか?というと学科がクリアできなかったためです。(それぞれ別々には合格していたのですが…)そこで2年前に初心にかえろうということで再度総合講座を受講し直し、ようやく合格にたどり着いたという感じです。

8年間受験し続けてきた中で感じたことは、今回はダメかも、と思っても模擬試験と考えて受験することが大切だと思いました。雰囲気やペース配分、会場(何度かは同じ会場になりました…)に慣れることができますから。また、受験後見直しをするのも嫌になることもあると思いますが、公表される解答例は入手しておくべきだと思います。次の試験前の復習に役立ちます。せっかく高い受験料を払うのですから、わざわざ過去問集を買わなくても問題と解答が揃っていれば復習には十分です。やはり、色々な予想問題よりも直近の過去問の方が役に立ちます。微妙に出題傾向も変ってきてますが、基本的には使われる天気図は数パターンかも…。

最後になりましたが、やはりケアレスミスだけはしないようにして下さいね。諦めないことが大切だと実感しています。

 

(12) M.S. さん(仮名)による体験談:

まず、気象予報士試験合格を志される方々には、何か緊急の事情が無い限り、焦らず、リラックスしてご準備頂ければと存じます。
例えば、大学入試であれば年1回しかありませんし、年齢的に受験回数も限られると思料します。 一方、気象予報士試験は年2回実施され、仕事を持ち安定した生活を送られている方であれば、安心して何回でも受験して頂けるかと存じます。

商社勤務でそれなりに多忙な小生は、勉強開始から3年以内の資格取得を目標とし、5回目の受験で合格しました。日々、海外とのプロジェクト案件に従事しながらの気象学の勉強は、予想以上に困難でしたが、通勤や出張等の移動時間を有効利用することを心掛けました。

小生は夏期・冬期の2回、(株)ハレックスの直前対策スクーリングに参加させて頂きました。(株)ハレックスのレジュメは内容的にレベルが高く(特に計算問題)、このレジュメで70%以上の正答ができれば本試験で十分合格する力があると思料します。また、講師の方々も大変親切でいらっしゃいますので、分からない点については遠慮なく質問されることをお勧め致します。勉強方法は人それぞれですが、問題を考えて分からない場合は、解答を丸暗記するのではなく、「この解答を導き出すには何を知っていて、問題中のどの図を見る必要があったのか」を理論的に考えた上で、「必要知識の習得→実際に図を見ての解答内容の確認」の作業を行うのが宜しいかと存じます。 また、ある問題に取り組んでいると、「そう言えば、これに関連した問題を過去にやったことがあるな」と思うはずです。 その際、その過去にやった問題に戻り復習することが、堅実な知識につながります。
沢山の問題をこなすことよりも、「三歩進んで二歩下がる」気持で、既得知識をより確実にすることを心掛けて頂ければ幸甚です。

第21回の試験問題は、寒冷渦・エマグラム・前線解析など、オールラウンドな能力が試される良問でしたが、学科の専門知識試験がやや難しく、実技で合格点を取る力がありながら、学科で足をすくわれてしまった方もいらっしゃるかと思料します。 どうか学科の方も油断なく、ご準備賜りたく。 皆様方のご健闘、心より祈念申し上げます。

 

(13) 佐々木晴子 さん(仮名)による体験談:

第21回試験でようやく合格いたしました。

私は気象に関係のある職業に携わっておらず、アウトドアでの遊びが多いことから自然とお天気に興味をもっているだけといった者であり、(株)ハレックスの通信講座&スクーリングの受講無くしては合格には至らなかったと感じております。
などと書くと、いかにも美辞麗句的でありますが、事実21回の試験問題では、テキストで取り上げられていたものとほとんど同じようなもの(例えば、関東地方の下降流や能登半島の小低気圧など)が多くを占めていて、正に予想的中であったと思います。

私の試験経緯としては、実技コースの通信講座を受講後スクーリングに参加し、その次の次の試験でやっと実技をパスすることができました。(通信講座受講前にももちろん受験しています) 合格した試験に向けての勉強で、それ以前の試験とやり方を変えてみた点としては、

(株)ハレックス通信講座のテキスト問題の初級だけを問題1~最後まで、次に初級と中級を問題1~最後まで、次に初・中・上級すべてを問題1~最後まで、という方法で繰り返し解き、まとめ資料を作成する

といった方法です。(実は挫折した上級問題もいくつかあります) まとめは問題、解答、解き方のしおりと添削を参照して行いました。 繰り返すことにより記憶にとどめる効果だけでなく、知らずのうちに読み取りの練習ができていたと思われ、試験では気圧差や各等圧面の気温を読み取る問題で成果を発揮できたのだと思いました。

(株)ハレックス講師の方々の添削、質問票また、スクーリングでの質問などに対するご回答は当初の私の予想以上のものであり、いづれの質問にも丁寧にお答えいただきたいへん満足でした。
このたび合格体験記なるものとして返事を記述しておりますが、その依頼のお手紙などがなくとも、講師その他の方々へお礼の手紙を書きたいと考えておりました。 実は結構何度も受験したからこそ、合格して本当に嬉しかったです。 ご親切なそして心温まる添削指導ありがとうございました。 (感謝の気持は本当なのに合格後うかれまくっており、返信が遅くなってしまいました。)

昨年夏のスクーリングで「デバイダー、って何ですか?」と質問に伺った者より

P.S. 答え合わせをしてみた結果・・

  • 実技1、問2→収束線、太線を無視して指定領域外にも書いてしまいました。
    (未だに太線が記入してあった覚えがありません)
  • 実技1、問4→24時間で97㎝などと解答
  • 実技1、問5→吹走距離を吹続距離と記述
  • 実技2、問3→低気圧は「衰弱する」など、まるで反対の解答

などなど、つまらない間違い、重大な間違いをいくつも発見しました。 もちろん他にも間違いはあったと思います。 (こんな解答で本当に合格できたのかしら?と心配にもなります。) 配点等の参考になればと思い記述してみました。

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