気象予報士の資格を取る「気象予報士通信講座」

第25回(平成17年度第2回)気象予報士試験合格者による体験談

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合格体験記

第25回(平成17年度第2回)気象予報士試験合格者による体験談

(1) 秋山和彦 さんによる体験談:

1 はじめに

合格通知を受け取った今でもまだ、実感が湧かない状況にありますが、思ったこと、苦労した事等書かせていただきます。

2 受験の動機

大学を卒業して地元の市役所に就職し、50才の声もソロソロといった3年前に、何か資格でも取ろうかと何故か思いついたのが困難な道のりの第一歩でした。さて何が良いのか色々と選んでいる時、大学は法学部だからそれに沿ったものを・・・ではなく全く違うものが良いなと考えました。ある日テレビをみていると「気象予報士」の冠のついたキャスターに目がいき、どのような試験内容なのか調べる気になりました。早速書店へ行って受験資格を見てみると、学歴、国籍等を問わない事が分かりました。何よりも面倒臭がりの自分としては、一回の受験では良いけれど何回も卒業証明を取り寄せるのはイヤだなーと思っていたのが気にいりました。
それじゃーと何となく聞こえも良いし、テレビでも見るし、これに決めた―動機はそれこそこんな簡単なものでした。まして、公務員ですから、リストラは無いし、悪い事さえしなければクビになる訳じゃないし、受かってもダメでも良いや位の気持ちで始めてみました。それでもやるからには受かってやるぞという気持ちもありましたが、最初にも書きましたが、まだ本当に実感が無いのが今の本当の気持ちです。

3-(1) 勉強の初歩段階(ステップ1)

今合格して思う事は、最初に難かしい本から手を出さなかった事が良かったのかなと思います。最初に書店で教科書として購入したのは、新星出版社「まるごと覚える気象予報士試験」でした。今思えばこの本を完璧に理解しても合格レベルに達っする事はありませんが、当時はそれでも真剣に理解しようと何度も読みました。その内に書店に行く度に良い本がないか探していくと、週刊住宅新聞社「数式攻略合格ノート」に出会いました。現在お天気キャスターの真壁恭子さんの本です。この本を読んで「私の合格スケジュール」
「本の紹介」等非常に参考になりました。本の内容は、文系の人間でも数式の理解ができる・・・という内容ですが、あまり勉強した記憶がありません。それよりも先に書いた合格へのスケジュール・本の紹介が非常に参考になりました。自分は、このスケジュールで本のこの通りにステップアップして行こうと決めました。私は文系とはいいながらも、大学入試でも数学・化学の試験勉強はしてきたので、それ程は苦労はしませんでした。ただ年令も48才からだったので、老眼も始まりかけ、若い頃に比べて記憶力も相当ににぶって来ていたので勉強していても根気との闘いの毎日でした。

3-(2) ステップ2

勉強を始めて、次に考えた事は、試験に合格することは、最終目的であるけれど、それ以上に先ず、天気というものの全体像を知る事が大事である事に気づきました。そのため、「新天気予報の手引き」「百万人の天気教室」を購入し、重要だと思う所には、サインペンで線を引きながら、何度も全体像が分かるまで読みました。一見遠回りの様でも、自分としては、天気にも魅力も感じ正に一石二鳥の効果がありました。最初は長続きしそうになかったらいつでも止めよう何て思っていたりしていましたが、もうこの段階に入ると勉強そのものが楽しくなってきました。そうすると欲も出始め、本気で試験対策を考える様になりました。そして前記「合格へのスケジュール」を参考に、とにかく学科・専門の合格を目指すことに絞りました。

3-(3) ステップ3

学科・専門はひとつずつ受験できるし、一年間のみ有効です。先ず学科に合格し、次に専門に合格し、最後は実技のみの挑戦と考え取り合えず実技のことはあまり考えず、学科専門の合格を目指しました。先ず学科合格のための教科書として「一般気象学」を選びました。やはり最初は読んでいても難かしく、何度も挫折しそうになりましたが、続けていけたのは、天気そのものが好きになっていたからだと思います。何回もくり返して読んでいく内に理解できるようになってきました。今度はそれと並行して、「模範解答と解説」を可能な限り購入しました。(現在はNo.8~24まであります)やはり、試験の攻略は、過去問が重要だと思い、学科・専門(特に学科合格を目指して)のみ勉強しました。実は、この段階では到底実技までアタックできる実力はついていないと自分なりに理解していました。学科の良い所は、気象業務法関連の法令問題が3~4問でる所です。法令を全部読んだ所で時間だけがかかると考え、過去問中心で勉強しました。そしてこの3~4問は落としてはいけない所だと思っていました。その他の学科問題は、「一般気象学」のノート作り、過去問のジャンル別の要点ノート作りを行いました。結果的に、学科・専門を2回ずつ受けることになりましたが、いずれも合格できたのは、ノート作りでの要点整理が良かったと思っています。

3-(4) ステップ4

勉強を始めて4ヶ月いよいよ最初の試験日となりました。受験の心構えとしては、とにかく雰囲気を経験しようという軽い気持ちで向かいました。結果は、学科のみ合格でしたが、自分としては、先に書いたとおり一つずつ合格すれば良いと考えていたので、とり合えず初期の目的は達成できました。この時点で最終目標である実技対策について考え始めました。色々な本を書店で立ち読みしたりしていた時この試験は独学で合格するのは難かしいと書いてあるのを見つけ、通信教育、研修を利用した方が良いとのことでした。色々な通信教育等ありましたが、ハレックスの講座は、本番試験よりも難かしいと書かれた体験記を読みここに決めました。受講生としてはあまり良い生徒ではありませんでしたが、(2~3回解答を送っただけですから)教科書は繰り返し勉強しました。体験記のとおり今でも本番よりレベルが高いと思っています。受講する時から解答を送付してから、返送までタイムラグがある通信教育は自分には向いていないという事は分かっていたので、2~3回しか送付しなかったのは、当然の結果なのですが、もっと真面目に問題をやっていれば今思えば合格まで一年は短縮できたと反省しています。次にこれと並行して東京会場での講座にも出席させてもらいました。土屋先生を始め熱心な先生方の講義を受け、学生に戻ったような気持ちで受講させて頂き、その後計3回受講しました。最終日には、テストもあり、本番に向けての時間配分の参考にもなり、受験される方にはぜひ受講してもらいたいと思っています。

3-(5) ステップ5

計画どおり、次の試験で専門に合格し、その次の試験で実技のみの受験です。これに失敗するとまた学科を受けなければなりません。第22回の試験でした。試験は得意の台風が出題され、自己採点では合格圏に入っているものと勝手に採点していました。見事毎度もらっている不合格通知でした。自分なりに考えてみるとやはり、気象庁が使用する言い方表現方法・キーワードこれらが非常に重要で一人よがりの解答ではダメだと反省しました。勝手に自己採点で部分点としてこれだけくれるだろうなんて考え、勝手に合格するだろうと考えた自分が恥ずかしくなりました。そこでこの教訓を生かすために、とにかく過去問を何度もやり、キーワードの盛り込まれた解答能力をつける勉強を心がけました。そのための有効手段としては、やはりジャンル別のノート作りでした。「台風」「降水関係」
「衛星画像」「層雲」「寒冷低気圧」「海上(波)」等16項目に分け、重要だと思う問題を選び図面もコピーしてはり付けたりして、勉強の終わりの頭の整理の際に、解答を記憶しました。この経験は、最近の実技の傾向の解答の文字数の求める少なさ(いわゆる簡潔に記せ)に対応するに効果があったと思っています。キーワードの盛り込みにも良かったかなと思っています。やはりノート作りは、自分で色々と考え作成するので、愛着も出てくるし、自分なりのノート作りは受験生の皆さんにはおすすめしたいと思います。そして自分なりに試行錯誤をくり返し、悩みながらも前に進んでいく事が、遠回りのようでも近道となると思います。

4 合格して

自分としては、50才までに合格しようと思っていましたが、現実は51才での合格となりました。もちろん、これは合格できないかな?なんて思ったことは何度もありました。しかし、目的を達成できた原因は、最初から無理をしなかった事、本選びが良かった事、ハレックスに出会えた事、特に講座での休憩中に土屋先生と話す機会があった際、私が「勉強が楽しくてあまり苦にならないんです」と言ったところ、「ダメだよ、そんな事言っていたら、早く合格することを考えなさい」と言われ、全くその通りであり、はっとしたことを憶えています。これもやる気の一つとなりました。ありがとうございました。
これからの予定としては、もちろん気象会社に転職しようなんて考えてはありません。富士宮市には、ふじさん出前講座という講座を市主催で設けています。これからそれに登録し、小学生を対象に「おてんき教室」を開催し、天気の楽しさ、おもしろさを子供たちと一緒に経験したいと考えています。現在、そのための構想を練っているところであります。
今思い出しても東京講座が懐しく思います。ハレックスの先生方、富士山の麓の富士宮市にお越しの際は、是非市役所にお立ち寄り下さい。市役所から真正面に富士山を見ることができます。
とても合格体験記というものではありませんが、思うがままに書かせていただきました。受験される皆さまに一文でも参考になれば嬉しく思います。

(中高年合格者代表)
富士宮市役所 企画財政部市民税課 秋山 和彦

 

(2) 清水大祐 さん(仮名)による体験談:

気象予報士試験は選択式の学科に対して実技は記述式ですが、個人により記述表現は当然異なるため、何が正しく何が間違いなのかということは独学ではなかなか分からないものです。実際、私の場合も学科は独学でパスしたのですが、実技は独学では限界があると感じたので通信講座を申し込みました。問題を数多くこなして、返却される答案や解説で復習するうち、自然と表現方法などが身についていったのだと思います。受講者の中から多くの合格者が出ていることがハレックスの通信講座が良いということの何よりの証拠でしょう。

 

(3) 安達康幸 さんによる体験談:

気象予報士!9回目にしてつかんだ栄光!!当年とって45歳です。

何とも言えないこの響き、最高です。本当に合格したんだと思わずニヤニヤしてしまいます。合格発表から一週間たった今、やっと実感が湧いてきました。

気象予報士の試験のことで、世間ではよく大学で理数系を学んだ人のほうが有利、けど文系の人でも大丈夫……。とか聞きますが、私は大学なんか縁もなく島根県の地元工業高校(県立松江工業高校土木課)を出て、地方公務員となりました。ですから、理数系だの文系だの言う以前の問題です。

さて、気象予報士を目指したのは正直言って動機が不純でした。多少は天気には興味もありましたが、一番は何か人より目立ちたい、自慢したい!

この不純な動機のまま、ある通信講座の受講を決めて平成13年の夏に勉強開始、頭の中ではこの講座の通り勉強すれば近いうちに合格できると勝手に確信しました。が、現実はそんなに甘くはありません。勉強半年後の平成13年度第2回目の試験で、試しに受けたつもりが学科一般知識を合格したこともあり、その厳しい現実に気づくのに約2年、ですから前半の2年間でやっと受験の準備ができたようなものです。この時に、出直すつもりで小学生向けの図書(漫画本ですよ)からの勉強スタートとしました。

その後平成15年度第1回試験で、学科(一般・専門知識)試験を合格しましたが、又そこで油断こころが出て難しい学科試験合格だけでもう合格気分になり、学科の有効期限を使った平成15年度第2回試験に臨みましたがボロボロ。厳しい現実を知ったつもりが心の中は隙きだらけでした。

そこで、出会ったのがハレックスさんで、有効期限もあと1回となり早々に受講しました。そこで学んだのが基礎の大切さ、充実した資料に指導、違いを感じました。正直家計のやりくりの大変な奥様にこれ以上の負担は掛けられないお父さんにとっては、リーズナブルでもありました(合格が保証されていないにもかかわらず、何十万円もする通信講座もあるんですね)。もう一度学科(一般・専門知識)の勉強からやり直し、実技の勉強に入ると、不思議と前よりすらすらと解答が出来るようになり、添削課題も7月には終わり、先生方の的確なアドバイスもいただけ全課題とも点数が70点以上とれていました。そして、スクーリングにも参加し他の受験生の意気込みも感じやる気が倍増!また、受験の際はすぐに解答に入らず、5分程度かけて一通り問題を読んでから解答に入ること等受験の仕方も参考になりました。

自信を持って望んだ平成16年度第1回試験(6回目の受験)、不合格!!

本当に現実は厳しい。ショックでしたが確実にレベルアップを感じましたので立ち直りは早く1からのスタートを誓い、平成16年度第2回試験、平成17年度第1回試験でそれぞれ学科試験をクリアし、9回目の受験となる先日1月29日の平成17年度第2回試験で合格できました。この間はハレックスの通信講座の期間は過ぎていたので、通信講座での教材をもう一度しっかり勉強し直しました。すごく有効な教材であり、今でも勉強に使っています。

*教訓として、

  1. 空を好きになり、毎日の天気変化に疑問を持つ。
    ・なんで雨が降るのかな?→雲があるから→雲はどうしてできるの?→それは……、と言う様に一つずつ問題を解く。また、
    ・霧を見たら、その発生過程をおさらいする。など、身近な気象現象が勉強の教材のひとつである。
  2. 徹底的な気象学の基礎勉強と、まずは学科試験の突破!!
    気象予報士となることを焦らないことが結果的には、気象予報士への近道です。
    まず、学科試験に集中して合格し、その後有効期限を使いじっくりと実技試験の勉強をする、一部の優秀な受験生を除きほとんどの人はこの勉強法が最適と考えます。最低でも3回の受験は覚悟して望むのが良いと思います(絶対に近道です)。学科の延長が実技試験です。 1回で合格する人より沢山勉強するので、気象予報士になってからは良いのではないでしょうか。
  3. 毎日勉強しましょう!
    特にお酒の好きなお父様方(自分を含め)合格までは、ちと我慢して勉強後に飲みましょう。
  4. 最後に、絶対にあきらめないこと!
    偉そうなことは言えませんが、私が気づいたのは大きく言ってこの4点です。

なお、受験履歴は以下のとおりです。平成13年度第2回~17年度第2回までの9回。

受験回数    ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨
学科一般合否  ○ ― ― ○ ― ― × ○ ―
学科専門合否  × × × ○ ― ― ○ ― ―
実技試験合否        × × ×   × ○
              |→ハレックス通信講座受講
                   平成18年3月20日

 

(4) 濱野哲二 さんによる体験談:

気象予報士試験に挑戦を開始したのは平成14年度第一回試験であり、その後、学科試験である一般知識と専門知識については、市販の参考書と問題集の活用により何とか合格することができた。

しかし、実技試験については、何度受験しても合格基準に達せず、結局のところ、平成17年度第一回試験までの通算6度も苦杯をなめてしまうこととなった。

実を書くと、ハレックスの実技向け通信講座を申し込んだのは、平成16年3月のことであり、一応その学習も終了していた。が、度重なる実技試験の失敗から1年以上も教材や添削課題等を見返すこともなく放置してしまっていた。

7度目の受験となる第25回気象予報士試験は学科試験の免除期間も切れ、学科及び実技のフルコースとなった。そこで学科対策は従来通りの勉強法を踏襲したが、実技試験については、再度ハレックスの実技向け通信講座の教材類を引張り出し徹底的に復習をやり直すこととした。

第一に行なったのは、テキストを全て読み返し、自分の気付かない部分を洗い出しながら、気象現象の解析のポイントを把握するように心掛けた。この作業で一週間費やした。キーワードになる用語についての拾い出しとノートへの記載も実施した。第二に、添削課題12問について、初心に戻り、最初から順に解き直したが、その答え合わせの際、以前提出した解答文と再度やり直した解答を見比べ、更に、添削された赤文字の講師コメントを熟読した上で、自らの解答の至らない部分や弱点を虚心に見つめ直すことに努めた。

そのことを二度繰り返すことにより、気象予報士試験の実技に関する姿勢づくりを行なうことができたと考えている。確かに気象予報士試験については、最後まで余裕がなく、試験当日もかなり苦戦したが、ハレックスの添削問題をなぞって講師のコメントを味わい直した結果、どうにか念願がかなって合格できた。実技試験は気象についてのあらゆる知識と分析訓練の成果を求められるものであり、その克服のために、ハレックス指導陣の適切な添削が、いつでも生きた学習を可能としてくれたことを強く認識した次第であり、改めて感謝申し上げたい。

 

(5) ニキータ さん(P.N.)による体験談:

気象学の基礎から勉強を始めて受験3回目で合格することができたのは、ハレックスと出会うことが出来たからだと思います。
問題集やテキストは試験傾向に対応したものであり、試験直前にまでしぶとく送付した質問表は素早く丁寧な解説付きで返信していただきました。
スクーリングでは、先生に『必ず合格します!』と励ましの言葉をいただき、何度も勇気づけられました。気象予報士の受験を通して、スクーリングに参加したことで、何冊も専門書を出版されている先生に出会い魅力的な気象予報の講義を受けることができたことは、自分にとってすごくよい経験になり、世界が広がったと満足しています。

気象予報士試験を受けようと考えたのはちょうど2年前です。私は農学部を卒業し、その後販売職や営業事務職に就いていました。不意に日々の仕事や人生にもっとやりがいを感じたいと思ったことがきっかけで、昔から好きな自然科学の分野の資格をとる=気象予報士 と頭に浮かび、受験を決意しました。

仕事は休日が月6日と、あまり無理な計画がたてられないため、受験1回目で学科2科目、2回目で実技合格を狙って、合計2回で合格するという目標をたてました。

結果は
受験1回目で専門知識1科目合格、
2回目で一般知識1科目合格
3回目で実技試験合格 資格取得
となりました。

目標より1回多く受験する結果となり、参考になるかわかりませんが、1回目から3回目の受験対策に使用した主な教材、講座を下記に示しました。

1回目(学科2科目を狙う)

教材
 一般気象学
 気象業務支援センターテキスト
 平成12年度~現在までの過去問

講座
 気象業務支援センター学科講習(週1回)

2回目(前回、学科1科目不合格であったため、学科対策、実技対策で合格を狙う)

教材
 一般気象学
 気象業務法
 ハレックス通信講座(学科・実技)
 気象業務支援センターテキスト
 気象業務支援センター実技通信講座
 平成12年度~現在までの過去問

講座
 気象業務支援センター実技講習(週1回)
 ハレックス直前対策スクーリング

3回目(最後のチャンスだと肝に命じ、実技試験の合格を狙う)

教材
 ハレックス通信講座(学科・実技)
 気象業務支援センターテキスト
 平成12年度~現在までの過去問

講座
 ハレックス直前対策スクーリング

平日は出社前朝5時から7時過ぎまで、帰宅後21時から23時までは必ず勉強しました。休日は勉強以外ほとんど予定を入れずに朝から晩まで勉強に打ち込みました。
試験前の1ヶ月は、ほとんど過去問とハレックス通信講座、スクーリング教材をくり返し見直しました。ハレックスの通信講座には質問表がついており、分からないこと書いて送ると、先生から丁寧に説明や資料を付けて返信されます。私は試験の直前までこの質問表を通して先生に頼らせていただきました。これらの返信されたプリントを、通勤時間の電車の中で読み、家に帰ったらテキストと過去問に取り組むというのがおおまかな勉強法です。ハレックスの通信講座はレベルの高い問題もありますが、今まで取り組んできた問題集の中では一番過去問に近く、実技試験対策にたいへん役立ちました。何冊も問題集に取り組むよりは、一つ一つを完璧にこなすことが一番大事であると思います。あとは日々目標をたてて取り組むことができれば、必ず努力した分結果がついてきます。

まだ浅い知識しかありませんが、気象予報士の勉強を通して、気象予報の複雑さ、意外性に魅力を感じており、これからも勉強を積み重ね、気象予報士として恥じることのないよう多くの知識を身につけたいとです。
最後に、魅力ある気象学を教えていただき、ご指導くださいました先生、本当にありがとうございました。

 

(6) Y.T. さん(会社員)による体験談:

私が気象予報士の資格をとろうと思ったのは、結婚して家事をするようになり、洗濯物を外に干すとき、毎日天気の動向をチェックしなければならない事と、当時旦那と一緒の趣味で尾瀬にハイキングに毎年行っていて、山の天候は変わりやすい事から興味をもつようになり、いっそ自分で予測できたらいいなと思うようになりました。本屋で問題集を読んだらまるっきりわかりませんでした。そのため、気象の基礎を高校の地学から学び、それから専門の気象学を学びました。そこからだと学科の分野はだんだんわかってきて、1回目の試験は学科のみに絞って挑んだ結果、学科の専門分野が合格しました。とはいえ、実技を学ぶのでは独学に限界を感じ、ハレックスに学科の専門は受かったのだけれども、どの講座から始めたらよいかわからないことと、本当に講座を受講し合格すれば、気象予報士としての予報業務ができる能力が備わるのかFAXしたところ、次の日直筆の返事が2枚にわたって来た事に感動して、ハレックスの講座を申し込みました。

私の日常の日々は、ずっと気象の勉強をしていたのではなく、フルタイムで仕事をし、家事をし、息ぬきにヨガにも通っていました。私自身の性格上、何時間も勉強に集中できないので、時間があるときに1時間集中する事にしました。毎日スケジュールがぎっしりなので、自分には必要のないドラマやバラエティーのTVは見るのをやめ、仕事・家事・ヨガ・それに勉強に重点を絞り、勉強はハレックスの教材の繰り返し学習、特に実技は筆記に字数制限があるため、解答例をまねして何回か書くと、だんだん文章のコツをつかめるので、教材・過去問で問題の傾向とそれに対しての解答の書き方を学ぶにはいいと思います。添削も自分の書き方のスタイルにくせがあるため、どう的確に答えるべきか、どうしてその書き方が悪いのか、そのためにどう表現すべきかを親切、丁寧にポイントを押さえてくれるため、参考になりました。スクーリングへの参加も、先生の直接指導や受講生のレベル、質問も参考になりました。

最後に講師の先生方の丁寧で易りやすい指導にお礼申し上げます。ありがとうございました。

 

(7) M.S. さんによる体験談:

「年寄りなのにホントすごいよね」娘から初めての敬いのメール。

退職まであと2年になり、何か生涯学習をと一念発起から1年8ヶ月。合格通知を神棚に上げ万歳三唱しました。

趣味の山歩きでラジオ天気図を書いたり、雲を眺めてきたので気象には多少の知識があると自負し、いきなり読み始めた「一般気象学(小倉義光氏著)」。知らないことばかりで困惑しつつも少しずつ知識が増えていくようでした。

専門用語はできるだけ英語辞書を調べてイメージをつかんだ。10種雲形には雨雲ニンバスが出てきてギリシャ神話か、ハリーポッターか。たまたま6月に職員の結婚式があり、花嫁方の主賓挨拶に「ギリシャ神話の女神ジュノーもニンバスに乗って祝福に・・・・」と準備したがあいにく雨が降らず使用できず(今後そのような機会がないと思うので誰か使ってください)

一昨年5月から気象業務支援センターの通信教育を受け7月に終了。過去問をやってみてあまりの不出来に生涯学習などと悠長な考え方では到底及ばないと8月の試験はあきらめ、一般気象学や教材から体系的にノートを作り直した。10月から同センターの技術講座を受講。公式や専門用語は通勤のマイカーの中で声に出して復唱した。

一回目試験の17年1月に学科2科目合格。実技は質問の意味がわからなくてトンチンカンな解答を半分程度しか書けず時間切れ。

そこで実際の試験より難しいといわれるハレックスの実技通信講座を受けた。わかりやすく丁寧な添削コメントのおかげで、問題の意味がつかみ易くなり、求めるキーワードが探し易くなった。

2回目の17年8月試験は実技のみで、ギリギリ時間内に書けたものの、作図の失敗と、複数のキーワードを字数内に納められなかった。

学科免除がもう一回しかないので、気を入れ直し、ハレックスの演習や過去問の解答文をパソコンで入力・整理し、擾乱などのキーワード毎に検索。自分なりに最少字数の解答例文を作り、素早く記述できるよう、いわゆる写経を繰り返した。作図はラジオ天気図を取り、数値予想図で前線解析を練習した。そのせいか今回の試験では時間が余り解答を見直す余裕が持てた。

「600時間の勉強で合格」とPRされている講座もあるが自分はその倍以上かかった。

59歳という年齢なのでこれから気象関連業務に就くことは無いが、夕食後机に向かう習慣がついたので、今後地元の特異な局地現象を大気の構造と関連しながら調べてみたい。

 

(8)S.H. さんによる体験談:

受験当初は他社の通信教育をしていました。この教材では、マークシートには受かっても、実技には手も足も出ませんでした。時間が過ぎるうちに、マークシートにも対応できなくなり、市販の参考書や一般気象学、気象業務支援センターで出している「問題と解説」を何度も何度も読み返し、自分なりに天気を理解して、ほぼ独学でやってきました。

前回(第24回)、かなりの手ごたえがあったのですが、結果はいつもと同じで、解答例を見ていたら、前から感じていた「何かが足りない」「何か余計なことをしている」ということがはっきりとわかり、このまま独学で続けていたら、時間と金ばかりかかって、合格がいつになるかわからない、という思いが強くなり、試験会場で資料を配っていたハレックスを思い出し、実技の通信教育を始めました。

届いた教材を何も見ずに、いきなり課題を提出したのですが、かえってこれが良かったのかもしれません。返ってきた答案の添削を見て、「足りない何か」「余計な何か」が、何なのかわかりました。その結果が今回の合格につながったのかもしれません。

 

(9) 伊藤 隆 さん(仮名)による体験談:

1.はじめに
私は気象に興味や関心こそあれ、気象とは関係のない会社に勤めています。平日などはどうしても学習時間が限られてくるため、教材の量よりも復習に重点を置くことで基礎力の向上に努めました。初受験の第24回試験で学科(専門知識)に科目合格し、第25回試験で学科(一般知識)と実技をクリアして合格することができました。
以下に、私の学習方法を学科試験対策と実技試験対策に分けて記します。

2.学科試験対策
もっぱら通勤時間の電車内でテキスト類を読むことが中心でした。初めに、基礎的な内容の『百万人の気象教室』を一読した後は、『一般気象学』とハレックスのテキストを何度も読み返しました。初受験で不合格だった学科(一般知識)についても、2回目の試験に向け同様の取り組み方をしました。振り返ると、科目合格のおかげで学習の範囲をいくらか絞ることができたことは幸いでした。
また、過去問題は数年間分を繰り返し学習しましたが、これとは別に分野別にまとまった問題集を用意して苦手な分野を自覚した上で、優先度をつけて取り組むようにしました。

3.実技試験対策
過去問題に加えて、ハレックスの添削問題に取り組みました。取り組み方ですが、解答用紙をコピーして控えを用意した上で、多少時間をかけても全ての問題に解答しました。その後で添削され返送された解答をチェックし、控えの用紙に解答例を写しました。ハレックスの添削問題は実試験以上に気象現象に対する理論や知識をしっかり押さえていないと解答できない設問が多く、またその一方で実試験から掛け離れた難問があるわけではないので、実力を養うには非常に役立ったと感じています。また、記述解答のひとつひとつに丁寧な添削コメントが付されており、解答の中で良い部分と不足している部分(例えば500hP aと850hP a気象図の読み取りは正しいが、700hP a気象図の読み取りは誤り、等)が分かるようになっていたのは良かったです。
過去問題を解いてみると分かるのですが、学科試験の基礎が身についていれば実技試験は語句問題を中心に50%は得点可能です。合格までの残る25~30%は、記述問題の解答次第になります。私は解答例を丸暗記してもあまり意味がないと感じましたので、解答例に含まれるポイントや言い回しを解答欄に脇に箇条書きにし、設問で問われている内容や求められる図の読み取り方とセットで確認できるようにしました。これは直前総まとめの時期にかなり役に立ちました。
また、余裕があれば気象関係のWebサイトから特徴的な天候だった日の気象図を印刷して検証してみる等、学習を楽しむことを勧めます。

 

(10) S.K. さんによる体験談:

この度は2度目の受験で合格出来ました。講師並びにスタッフの皆様にお礼申し上げます。本当にありがとうございました。私はハレックスの実技講座と直前スクーリングを受講し、自力では難しい、合格の為の最後の一押しをして頂いた、そう思います。そんな私の体験を少しお話しします。

1.独学で挑んだ初受験

最初の受験は’05年8月の第24回試験、実はこの時までに学科を都合2年は独学しており、’04年の暮れには学科は自分の中で仕上がっていました。「初学者用参考書」→「一般気象学」と読み進め、古い過去問集(5年位前に入手したものです)の学科もマスターしていたからです。だから’05年の正月から実技中心で頑張れば第25回試験(’06年1月)までには合格できるかなと考えていました。
最近の出題傾向を見る為に東京堂出版の第21回、第22回の過去問を’05年1月に買って学科に取り組むと…「ヤバ!難しい」、それが第1印象でした。特に学科一般。11問ずつ正解したものの勘で取った問題もあり、これが本番なら駄目だったでしょう。選択形式も「誤りを1つ」から「正誤の組合せ」に変わり、個々の選択肢の内容にもレベルアップを感じました。実は学科もまだまだなんだと思った私は、実技と並行して「一般気象学」のやり直しを決めました。この本を読むのはこれで5回目です。今度は高校時代の数学の教科書を傍らに、熱力学、力学の式の導出も含め、練習問題も思考過程をきちんと書いて解き、気温、温位、相当温位等のエマグラムでの追跡も何度も繰り返し、書き潰したノートは何冊にもなりました。結局この繰り返しが実技も含め合格の基礎になったと思います。一方第21回、第22回の実技は昔の過去問よりも穴埋めや短い記述を求める問いが多く、見た目はとっつき易いし、合格点も公開以来そう変わってない…ならば、と実技を予定より少なめにして学科重視で第24回試験を受験しました。実技対策は他の参考書も持っていましたが、実質的に第21~23回の過去問のマスターと古い過去問集の模範解答筆写しか出来ませんでした。

2.第24回試験の一幕・・・本番は慌てずにやりましょう

学科一般、問1から順に進めて中盤で何となく「前半大丈夫だよね!?」と思い始めました。問1からもう1度見直すと2問のミスに気づきました。両方とも早とちりが原因です。自信がある分野でしたが、舞い上がってたんですね。それでもやり直したのにまだ40分残っていました。飛ばしすぎです。ここで初めて最後まで目を通すと、「法規は知ってるトコしか出てない、ヨシ」「他の問題は…あ、虹かぁ、虹は勉強してないから最後かな」と個々の問を冷静に判断出来、結局前半のミスを命拾いした上、数分残して全問をやり通すことが出来ました。学科専門も順調で、第24回試験で学科を全てクリアできました。学科はしっかり勉強していれば時間は充分あります。慌てずにやりましょう。

3.実技不合格 ~その時は気象専門会社のハレックスに決めていた~ そして合格!

第24回試験は実技不合格でした。取敢えず実技も9割以上解答したので僅かな望みを持っていましたが、今思えば大方が独り善がりな解答でした。力む余り書き過ぎて、字数を遥かにオーバーしていたように思います。そのくせ要点が抜けてるんですよね。前線の解析も×。それでも10月上旬の合格発表を待ち、不合格が判明すると即座に「ハレックス」の実技講座に申し込みました。選択の根拠は実績と講師陣は基より気象の専門性の高い会社が開講していることです。
10月下旬、教材着、第25回試験まで3ヶ月です。年内に12題の演習問題を全て提出しないと間に合いません。早速「天気予報の技術」からスタートするも1週間で1/3程読んで一旦ストップし、実技テキストの勉強を前倒しで開始しました。時間もありませんし学科対策に時間を掛けた分、「天気予報の技術」の内容は知っていることが多かったからです。
3冊に渡る実技テキストは私にぴったりでした。事例も豊富で前回の試験勉強で断片的だった知識が系統立てて整理されていきます。自宅はもとより行く先々に持ち歩いて実技テキスト第1章、第2章をバンバン読み進め、11月前半には読破しました。そして最後の実戦編の第3章。ここからの勉強ペースは毎週2~3問の演習問題提出をノルマに5週間、平日は朝晩のテキスト熟読、土日は演習問題。演習問題は自力→実技テキスト参照→解き方のしおり参照と3度考え、作図も何度も下書きをし、考えを纏めてから解答用紙に書きました。添削された答案は想像以上に丁寧で判り易く、テキスト該当ページの記載や細かな切り貼りまでして下さり、時にはお褒めの言葉があり、不安になると何度も読み返しました。
また併せて直前スクーリングにも2日間参加しました。テキストはまた別なので、講座を1週間中断して予習しました。講義はパワーポイントを用いたプレゼン形式でわかりやすく、実力テストも良い緊張感でできました。講師の先生は偉い方ばかりなのに、個別質問の時間では拙い質問や予習ノートの走り書きの部分にも目を通して下さり、正面から議論をして頂いて嬉しかったものです(例えば200字の概況を何通りも作って持って行ったら全部丁寧にご覧になってコメント下さり、それだけでも来て良かったと思いました)。
…そして1月は総復習。本番に臨んだ結果、今こうして合格体験記を書いています。実技テキストは合格した今でも読んでいるんですよ。

4.気象予報士を目指される皆さんへ

私もそうだった、だから言えることがあります。解答を間違えたとき「あ、間違えちゃった」程度に思っていませんか?しかし予報の現場では1つの間違いがお客様の生活や生命を奪うことになるかもしれません。「責任」…他の国家資格もそうですが気象マニアと気象予報士の本質的な差もそこではないかと思うのです。だから強風軸や前線の解析1つ、記述の表現1つ、お互いに今からより真剣に取り組みましょう。合格、待ってます!

 

(11) T.O. さんによる体験談:

私は、46歳の事務職のサラリーマンです。気象とは縁もゆかりもなく、物理も地学も忘却の彼方にあった私ですが、この度、4回目の挑戦で第25回気象予報士試験に合格することができました。仕事や家庭、地域での活動の合間を縫って、自分自身でもよく勉強したと思いますが、ハレックスさんの添削、直前対策スクーリング等の成果もあり、大変感謝しております。

1 受験のきっかけ

子供の頃から天気予報は好きでテレビはよく見ていましたが、天気図を引いたりするわけでもなく、単に興味があるという程度でした。
受験を決意したのは2年前、①当時遠距離通勤で(電車で1時間)、本を読む時間がたくさんあり、気象関係の本を読み始めて興味が深まったこと②太陽光発電の家を建てたため、毎日の天気(発電量)に注目するようになったこと③妻が別の資格試験を受験し合格し触発されたこと、の3点が、大きなきっかけとなりました。

2 挑戦の経過

          一般  専門  実技  通信教育等 
第22回(H16、8月)  ×   ○   -    U社
第23回(H17、1月)  ○   免除   × 
第24回(H18、8月) 免除  免除   ×   ハレックス
第25回(H18、1月) 免除   ○   ○

第24回受験時は実技のみであり、試験の手ごたえもあり自己採点(貴社に採点依頼もしました)の結果も良かったので受かると思っていました。ところが結果は×。気を取り直して復習を中心にチャレンジしました。

3 勉強の仕方について

○ 一般知識・専門知識
ゼロからのスタートだったので、まずは「一般気象学」を座右に置きU社のテキストを読み理解していくことに半年を費やしました。その後過去問題に挑戦しましたが、過去問は1問ずつコピーをとり、ルーズリーフ式のノートに貼り付け、下欄には手書きでポイント等を書き込み、裏面に解答を書いたものを作成していきました。結果として一般は15問*24回(すべて)=360問(枚)、専門は15問*13回(H11以降)=195問(枚)(平成11年以降)の膨大な問題集ができあがりました。これを項目別に綴じ、必要部分だけ取り出して電車通勤時に読みました。この方法は貴社の「合格体験談」にあった方法を参考にしたものですが、作成に時間はかかるものの、書き込みが次第に増え、いつも間違うところ、理解不足のところが分かるので大変有効だと思います。

○実技
実技については、第24回の受験までに過去数年の過去問と添削課題を解いてみたものの、自分の答えがどの位正しいのか判然としないため、貴社の添削にお世話になりました。丁寧な指導を頂き実力もついたと思いましたが残念な結果となりました。
第25回に向けては、貴会の添削の復習を中心にキーワードを系統的に整理することに心がけました。7月に受けた直前スクーリングのテキストが役立ちました。

4 おわりに

25回試験は専門の免除切れで受験しましたが前述の方法でクリア。実技も初めて「見直し」をする時間(2~3分ですが)が取れるなど、手ごたえは十分でした。合格発表の日、センターのHPで最初に合格基準を見て「72%」と高かったので一瞬ヒヤリとしましたが、合格番号の一覧を見るとそこには私の受験番号が!喜びもひとしおでした。
気象については、今後とも勉強を続け、さらに理解を深めていきたいと考えています。
引き続きよろしくお願いいたします。
本当にありがとうございました。

平成18年4月9日

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