気象予報士の資格を取る「気象予報士通信講座」

第27回(平成18年度第2回)気象予報士試験合格者による体験談

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合格体験記

第27回(平成18年度第2回)気象予報士試験合格者による体験談

当社に寄せられた最新の合格体験談を、随時、追加して記載します。

(1) A.M さんによる体験談:

 私は合格するまで8回受験しました。学科の一般、専門とも2回ずつ流し、実技の採点を受けることができたのは、半分の4回だけでした。 第20回試験から受験を始め、専門が受かれば一般がダメ、やっと一般が受かれば、専門が免除切れと予選落ちばかりで、なかなか決勝(実技の採点)に進めませんでした。

学科試験について
最初のころは、一般気象学など1~2冊の同じ参考書を毎回試験前に2~3回繰り返し読んでいました。しかしこれだと5択のうち2択までしか絞り込むことができず、法律関連の問題が全て合っていたとしても8~10問の正解で止まり、一番悔やまれる結果となっていました。最近の問題は参考書の下部や図注にある小さな文字で書かれた注釈部分や最新の技術から出題されているようで、見たことも聞いたこともないような言葉や数値の出題が必ず2~3問あります。
そこで私は学科試験に関しては最新の参考書を毎回1冊買ってきて、それと過去問とを関連させて自分独自の気象用語辞典を作り、試験前に繰り返し憶えました。A4サイズで十数ページになりました。問題運もあったかもしれませんが、第25回の時、一般が15問、専門が14問正解で予選を通過することができました。
学科試験はある程度の知識があれば2択まで絞り込むことができますが、残りの2択からの絞り込みは、最新の情報をほんの少しでも見たり聞いたりして頭に入れておかないと、思い込みやカンだとハズレます。

実技試験について
第24回受験のときにハレックスさんの実技通信講座を受講し、実技対策をしていたのですが学科試験が通らず予選落ちで、第25回で予選を通過し、その回を合わせて3回の実技採点のチャンスができました。これがふんばり所と思い、夏と冬の東京で行われたスクーリングに参加しました。
第26回受験のとき今まで見たこともない南北方向の鉛直断面図とあまり深く考えていなかった北東気流(やませ)の問題が出題されボロボロでした。そこで過去問7回分、実技通信講座12題、夏と冬のスクーリング教材をもとに、冬型、台風、南岸低気圧など今まで出題された事象ごとに地上、850hPaから300hPa、鉛直断面図、状態曲線、衛星画像など全ての図の注目点や言い回しを一覧にまとめました。
実技試験はセンターから発表される模範解答に一字一句違わず記述することは不可能なので、ある程度のキーワードを自分なりの言葉でつないでいけば文字数が多くても少なくても大丈夫と思います。キーワードもシアーラインと収束線のようにほぼ同じ意味(厳密には違うが)であれば自分の好みの言葉を使えば良いと思います。また出題文に引用するように書かれた図は全て使い、書かれていない図は使わないように、指示に素直に従えば大丈夫と思います。

全体を通して
気象予報士試験を受験している間、他にも色々な資格試験を受験しました。危険物取扱者、消防設備士、アマチュア無線など。これらはどれも1週間ほどしか勉強していないのに合格しましたが、これは気象予報士試験の勉強でいつの間にか体で覚えた「出題者は何を答えてほしいか、意図を考えて解答する」ことによることが大きいと思います。またスクーリングの時に先生に言われた「出題者、問題とケンカしても100%勝てない」を常に肝に銘じて受験しました。

 

(2) K.H さん(会社員)による体験談:

 私は過去連続6回受験して3年がかりで合格したため、はっきり行って“要領のよく頭のいい”合格者ではありません。(芸能人のカラテカの矢部は3回目で合格したとか・・)したがって、あまり参考になるとは思いませんが、とりあえず私なりに思いつくことを書いてみます。

 今回の合格までの経緯は以下のとおりです。(ちなみに、私のバックグランドは文科系学部の大学卒ですので、数学は数ⅡBまで、物理は物理Ⅰまでしか履修しておりません。また、以前から気象に興味があったということも特にありません。)

1回目(第22回):不合格
2回目(第23回):不合格
3回目(第24回):一般不合格、専門合格
4回目(第25回):一般合格、専門免除、実技不合格
5回目(第26回):一般免除、専門免除、実技不合格
6回目(第27回):一般免除、専門合格、実技合格

 今回の実技試験ほど、受験し終わったときの合格の手ごたえが感じられなかったことはなく、合格通知が来たときは「え?」という感じでした。でも、後でも書きますが、直前講習会に出席して“感覚”として理解できる部分が増えたため、実技の筆記でも単にキーワードを並べ立てるのではなく、理解しながら解答できたと思うので、実技ではその部分が勝因ではないかと思っています。

私なりに考えると、今回の合格のポイントとしては以下の3点だと思います。

①気象学の「常識」感を養うこと
②気象に対する興味を持つこと
③勉強に対する気力を充実させること

①については、私のような共通一次世代だと、過去問をくまなくやって知識を詰め込み、暗記のみに走りがちですが、気象予報士の問題は過去問がほとんど出ないので、暗記も大事ですが“感覚”として理解することも重要です。例えば、一般に空気が上昇すると温度・湿度・圧力等の変化はどうなるのか、下層での相当温位が高いというのはどういうことなのか、こういうことが“感覚”としてわかるようになることが必要だと思います。問題も、一つの事象を違う角度から問う問題も多いため、そういう感覚が重要だと思います。そのためには、暗記ではなく、理解が必要になります。本を読んだだけで理解できる人ならいいですが、理解できない場合、理解している人に教えを請うことが必要になります。したがって、通信添削や講習会なども人によっては必要ではないかと思います。(結局その方がコスト的にも安上がりです。)

②については、日常生活の中で気象一般に興味を持つことが必要です。(無理にでも・・)特に、専門や実技はこれといったテキストがないため、テレビ・新聞・気象庁のHPなど、アンテナを高くして気象に関することなら何でも興味を持つことが必要だと思いました。テレビやパソコンのHPで得られる知識も決してあなどれません。

③について、私のように40代半ばの2児の子持ちの怠惰なサラリーマンともなると、勉強に取り組むためには以下の3つの大きな壁が目の前に立ちはだかります。
1つ目の壁は、勉強のためのまとまった時間が取れないこと。平日の夜や休日は、家事や子どものことや仕事で疲れた体を休めたい気持ちの方がまさり勉強にあまり集中できません。集中できるのはせいぜい日々の通勤時間程度です。
2つ目の壁は、いざ時間を作っても、机に向かって本を広げるところまで気持ちを持っていけず、ついテレビを見たり、新聞を読んだりしてしまうことです。
3つ目の壁は、時間を作って机に向かって本を広げて問題に取り組んでも、途中でわからないところにぶつかると、気が萎えてしまい、勉強している状態を長時間保ち続けることができないという壁です。

 当たり前のことですが、これら3つの壁を破り勉強へ奮い立たせるのは本人の気力以外の何ものでもありません。私の場合、これまでの怠惰な勉強法を反省し、今回の試験前の1ヶ月間は、会社の寮に寝泊りして勉強し、会社と寮の往復のみで家にはほとんど帰りませんでした。

 最後は、努力+努力+努力+・・・+神頼みです。今回の専門試験では、勘で選んだのが一つ当たり、そのおかげで何とか合格圏にたどり着きました・・・。(初詣・お墓参りはした方がいいです。)

 

 余談ですが、合格したとき、子どもたちに向かって「どうだ、お父さんを見習え!」と豪語したところ、「すぐ調子に乗る。ばっかみたい・・・」といわれてしまい、父親の地位向上にはあまり役立ちませんでした・・(普段のおこないの方が重要みたいです。)

以上

 

(3)S.Y さん(会社員)による体験談:

 なんとか6回目の試験で合格することが出来ました。ハレックスの講師、スタッフの皆様には本当にお世話になりました。

 気象予報士試験の受験を思い立ち、市販の試験問題集や要点集を読むことから始めました。この方法で一段落した頃から過去の試験問題集を解いてみたのですがどうしても9~10問正解で11問の壁を越えることができませんでした。 そんなときにハレックスに出会いました。いろいろな市販の教科書がある中、ハレックスの教科書を信じて隅から隅まで読むことを繰り返しました。このようにして得た知識をもとに他社の要点集、学科過去問題へと勉強を広げました。この方法でなんとか一般、専門の11問正解の壁を乗り越えることが出来ました。

しかし次の実技の壁はもっと大変でした。3回目の試験で学科合格までは成し遂げましたが4回目の試験の実技はまったく歯が立ちませんでした。4回目終了頃より、ハレックスの通信教育の添削問題を解くことを繰り返しました。繰り返すうちに実技の独特な答え方の要領が見え始め、それをノートにまとめて最後はそのノートを丸暗記しました。

6回目の試験では、このノートの文章例、独特な答え方、この言い回しを応用して答えました。試験終了時、合格の手答えもなくただただ合格発表を待つのみで合格を知った時は「まさかっ」と思うばかりでビックリでした。今後は気象予報士として、気象を楽しみながら学び続けようと思っています。本当にありがとうございました。

 

(4) M.T さん(団体職員)による体験談:

勉強を始めてから5回目の受験で合格することができました。一年目は勉強も週1回程度だったので、断片的知識の集合しか持たず、実技試験の問題に全く歯が立ちませんでした。二年目にはある程度理解ができたつもりでしたが、設問の意図が理解できなかったり、時間が足りなくなったりと実力不足を痛感しました。そこで2年目の途中から基本に戻り、天気記号や雲形記号、用語の定義など基本の暗記ものを復習しました。知っているつもりでもいざ試験に出ると迷って時間を無駄にしていたので、暗記すれば済むことで点を失わないだけでなく、大事な問題にかけられる時間を失いたくなかったからです。

過去の合格者の体験記にある、ことさら難しいことを追わず基本の勉強をしっかりとやるべきということが、やっとわかりました。今回の試験では、天気記号の問題は自信を持って済ませ、次の問題に集中することができました。

 4回目の試験に落ちてから、ハレックスの通信講座を受講し始めました。学科合格の有効期限が切れたため、学科、実技両方を始めから勉強し直しました。この半年は、平日はほぼ毎日、帰宅後にすぐに睡眠をとり午前3時ごろから2~3時間勉強しました。12回の添削問題を、9月から始めて月3回解答を送るペースで12月までの4ヶ月で終わらせる計画を立てました。毎週土日は、1日は添削問題を解き、もう1日は前回の添削結果の復習をしました。またせっかくの質問票を無駄にしないようにと思い、質問内容を考えたあとテキストを隅々まで読み直して自分の見落としがないか調べ直して質問しました。

オメガ方程式や気体の状態方程式などから導かれる式は、テキスト(天気予報の技術改訂版)にそって自分で導いてみました。そのため、地衡風、温度風、静力学平衡なども公式は苦労せず暗記してしまいました。

 この間、会社の付き合いや個人の旅行もほとんどしませんでしたが、決してつらいとは思いませんでした。毎週返送されてくる丁寧な添削内容や質問への回答を読むことが楽しみになっていました。数年前アメリカに住んでいたとき週末を利用して飛行機の操縦免許を取りました。その時も、免許を取ることが目的であっても、学科の勉強や飛行訓練そのものが楽しく、訓練の合間に教官と飛行機の話をすることがなにより楽しみでした。同じように今回も楽しんで勉強できました。

 そのようにしていくうちに、点のような断片的知識が線になってつながり始めました。また、今までわからなかった設問の意図がつかめるようになってきました。今回の試験で「低気圧前面の風速はどう変化するか述べよ」という問題がありました。問題を見た瞬間、低気圧と高気圧の速度差からこれらが近づくことと、低気圧の発達で気圧差が大きくなること2つの理由から気圧傾度が大きくなるというポイントが天気図を見る前から頭にひらめきました。以前ならいろいろ迷った挙句ピントがはずれたことを書いていたと思います。添削をしていただいての大きな成果は、正しい解答文の作り方です。理解不十分だったり、文の構成や用語の使い方が悪くて正しく解答できてなかったりしており、一番納得できるものができるまで、何度も自分なりの解答文をいろいろな表現で作ってみました。いろいろな表現ができないときは設問の現象の理解ができていないのだと考え、理解するまで考えたり質問したりしました。ハレックスの添削問題はレベルが高いので、基本的な天気現象の理解ができていない初学者のころに添削をしていただいても、ほとんど理解できないだろうと思いました。それを考えるとハレックスの通信講座を受講する前に受けた授業も基礎学力として必要だったと思っています。

 この2年間半自分のペースで勉強ができ、あきらめずに勉強を続けていくことができました。今まで教えていただいた先生方や添削していただいた先生方のおかげです。 松下幸之助さんが言われた「成功の要諦は成功するまで続けることである」という言葉どおりです。線が面になるようにこれからも勉強を続けていきたいと思うと共に、気象を勉強する楽しさをたくさんの人と共有できたらと思います。

 

(5)H.K さん(会計事務所・職員)による体験談:

2度の実技不合格に正直諦めかけていましたが、きっぱり諦める事ができずハレックスでもう一度頑張ってみようと思いました。添削問題が帰ってくるたびに丁寧な解説やメッセージを見て絶対諦めないという気持ちが強くなってきました。

ある人が言っていた事ですが、たとえ合格率5%の試験でもその列に並んでいればいつかは必ず合格する。例えば今回の試験は列の後の方に並んでいて合格ラインに届かなくてもその回の合格者は列から抜けていき、次回の試験では後に新しい受験者が増えて行くから自分は少しずつ前に進みいつかは合格ラインに達する。だからどんなことがあっても列から抜け出さない事が大事なんだと。これから試験を始めて受ける人も、何度もダメな人も諦めず続ける事が大切だと思います。

 

(6)A.K さん(中学校教員)による体験談:

3月9日の夜。家に帰っていつもの葉書を前にして「あぁまたダメだろうな。とりあえず学科だけでも受かっていてくれたらなぁ。」という気持ちで、何気なくあけてみました。

「ん!いつもと違うぞ!エッ!もしかして合格!!」すぐそのそばにいた妻に見てもらい確かめると同時に、自分のほっぺたを何度もつねってみたり・・・。
そしてその後、「やったー!ついに受かったぞ」叫ぶ自分がいて、もうそれはそれは大変でした。たぶん近所にもその声は聞こえてたと思います。

 数日後正式な登録の申請用紙が来て、今その登録証を前にしてこの手記を書いています。試験が1/28(日)に終わってから発表までの間は、今回が学科一般試験からの受験でもあり、厳しいだろうなあという気持ちがありました。この発表までの期間は大気安定度で言えば、条件付不安定みたいなもので発表後に本物の不安定になり、次の試験日の日程をネットで確認する。みたいなパターンが続いていました。今回自分が本当に受かったことがようやく最近実感してきました。今までの勉強法を振り返ってみると、この試験に本気で立ち向かおうとしたのが今から2~3年前くらいでしょうか。ハレックスの通信講座に申込み、添削の問題をなかなか出し切れずにずるずるといい加減な勉強をする日々が続いて、一年間の延長願いを出して、ようやく何とか12回の添削問題をやり終えた、のが今から2年くらい前でした。もっとも悔しい思いをしたのが、前々回(第25回)の試験で、学科をパスできるアドバンテージもあり、試験の手応えもあり、よし今度こそと思いつつ発表を待っていたわけですが・・・。不合格の通知を受け取り、ショックでした。

そのショックを夏まで引きずり、何か不完全燃焼のまま第26回の試験を受け、再び失敗。自分の中で諦めようかという思いも頭をよぎりました。でも今度の挑戦、学科が受かって実技を2回受けられる、これを最後の挑戦にしようと決めて何とか再度勉強し始めたのが10月頃でしょうか。使った参考書兼問題集は本屋で買った2冊のみ、今までのうずたかく積まれた問題集やテキスト等は、一切無視をして取り組んでみました。基本的にはミスをなくして今まで培った実力を出し切れれば、合格ラインに達するだろうという見込みはありました。その後過去問5回分に再挑戦しました。仕事柄、なかなか自由に使える時間が少なく、日曜日に図書館で勉強するというパターンでしたが、図書館での集中した学習が自分にとっては良かったかなと思います。今回の試験から受けた自分なりの教訓は「決して諦めないこと、そうすれば必ず道は開ける。」ということでしょうか。

これからこの試験に挑戦する皆さん、諦めないで頑張ってください。

 

(7)山中佐和夫 さん(仮名)による体験談:

私は幼いころから、気象現象に高い関心があり、気象予報士の資格ができた後、自分も気象予報士になろうと思いました。それで、今(2007年4月)から10年以上も前になるのですが、2度ほど、気象予報士の試験を受けました。しかし、合格には至りませんでした。その後、気象予報士になることを諦めていたのですが、昨年(2006年)の8月頃、気象予報士になることへの願望が強くなり、再度、受験することを決意しました。

どうしたら合格できるのか。2度の失敗から思いついたことは、気象予報士の試験、特に実技試験では、合格するためには、特別な技術がいるのではないかということでした。そのような技術を身につけるには、独学では限界があると思いました。そこで、気象予報士の通学講座、通信講座のいずれかを受けることを考えました。通学講座は、地元には無かったので、通信講座を受けることにしました。

 通信講座がいくつかある中で、ハレックスさんの通信講座を選ばせていただきました。 理由はやはり、高い合格実績です。

ハレックスさんの通信講座には、学科講座、実技講座、総合講座があります。その中で、実技講座にしようか、総合講座にしようか迷いましたが、実技講座の料金が約4万円、総合講座が約5万円と1万しか違わないので、総合講座を受けることにしました。講座を申し込んだ後、教材が届いたのが8月末。直近の試験は2007年1月で、とりあえず、この試験も照準を合わせて、勉強することにしました。勉強方法については、ハレックスさんの指示通り、最初に【最新天気予報の技術】を一読しました。その上で、学科、実技について、ほぼ平行して、勉強しました。まず、学科についてですが、教材をすべて一回熟読しました。教材の中の練習問題は、関連分野を読んだ上で、解いていきました。その上で【気象予報士学科試験 徹底攻略問題集】を買い、問題を解きました。このとき、意識したのは、単に問題を解いて答え合わせをするだけではなく、解答とともに書かれている解説を熟読することでした。これにより、知識の幅がより広がり、効果的だったと思います。そして、この一連の勉強を3回繰り返しました。また、【合格の法則 気象予報士試験[学科編]】も一読しました。

 次に、実技ですが、テキスト【実技試験の概要と勉強の仕方】、【実技の基礎】、【実技の事例による解説】を熟読した上で、添削問題(実技演習問題)をやりました。添削は試験直前になると利用者が増え、期間がかかるとのことでしたので、全解答を昨年(2006年)の11月末には終わらせることを目標にやりました。添削問題を始めたのが、9月中旬であり、約2ヶ月半で終わらせるのはかなりきつかったです。とにかく、時間がなかったので、解答は【実技演習問題 解き方のしおり】を見ながらやりました。全ての添削された解答が返送されたのが12月中旬。それ以降は、添削内容を一通り見た後、文章題について、設問に対して、どういう情報を盛り込んで記述すべきなのかという観点で、復習しました。

2007年1月28日の試験当日。午前の学科は、マークシート方式なので、マークミスがないか、一通り解答した後、何度も確認しました。一般知識、専門知識ともわからなかった問題は3問以内で、自信はありました。一方、午後の実技は、難しかったです。
試験が終わった後、「実技は落ちたな。」と思いました。

 2月7日。解答例が発表されました。実技は落ちたと思ったので、学科だけ自己採点しました。一般知識が13問、専門知識が12問正解で、合格圏内でした。

そして、3月9日。合格発表日。合格しているではありませんか。始めは信じられなかったです。夢でも見ている気分でした。その後、徐々に実感がわいてきました。早速、気象予報士の登録手続きをして、晴れて私は気象予報士になりました。今後、この資格をどう生かすかについては決めていませんが、とりあえず、気象予報士会の案内会に参加してみようかと思っています。また、今回の試験では、おそらく、ボーダーラインで合格したと思うので、もう一度復習し、講習会などに参加して、気象予報士としての技術を磨いていきないと思います。

最後になりますが、私を合格に導いていただきましたハレックスさんには厚くお礼申し上げます。どうもありがとうございました。

 

(8)峯岸 章年さんによる体験談:

約4年前、私は「死ぬまでに何か一つ達成しておこう!」という思いから、不景気で傾きかけた会社を辞めて「気象予報士」の資格にトライすることにしました。
調査の結果、この資格は独学で取得するのは困難であることがわかったので、U-CANの通信講座に申込み、勉強を開始しました。半年後、1回目の受験結果は学科2科目は合格したものの、実技は不合格でした。実技突破の実力を身に付けるにはU-CANでは厳しいと感じた私は、気象業務支援センターで開講している最新気象技術講習会の「演習コース」「技術復習コース」「技術集中コース」及び「通信教育技術コース」を受講して、2回目~6回目の受験に臨みましたが、どうしても実技を突破することができませんでした。

試験終了後に会場の出入口付近で毎回各社の講習会のチラシを受け取って目を通していましたがその中で気になっていたのがハレックスさんの「合格者の4人に1人が当社の受講生」という言葉でした。
しかしそれまでに費やした各講習会の費用は無職の私にとっては非常に大きく、また「ハレックスさんの通信講座はレベルが高く、難しい。」という噂を耳にしたことがあったので、なかなか申し込むことができませんでした。

6回目の受験終了後、7回目は2回目と3回目以来、久々の「実技試験のみの受験」になったため、これが本当に最後の勝負だと思い、身を切る思いでハレックスさんの「実技講座」に申込みました。「実技講座」のテキスト及び実技演習問題すべてを一通り終了させた直後に7回目の受験に臨みましたが、自己採点では前回までとあまり変わらなかったため、合格は厳しいと思っておりました。
過去6回中5回実技で不合格となっていた私は「本当に実技で合格点を取れるのだろうか?」という不安がありましたが、ハレックスさんの実技講座終了後は「今回がダメでもこのテキストと実技演習問題及び添削結果さえあれば近いうちに必ず実技も突破できる。」という思いに変わりました。

それが今回7回目の受験で奇跡的に合格できるなんて・・・。もう言う事はありません。

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