2014/08/25

日本の『ダ・ビンチ・コード』…空海ライン

先週は3回に渡り、弘法大師空海のことについて書きました。今日もしつこくその続きです。

空海の謎ってことで言うと、空海に関連して『日本のダ・ビンチ・コード』って呼ばれているものがあるのを、皆さんご存知ですか?

実は、弘法大師空海生誕の地である香川県善通寺市の緯度は北緯34度13分、入定されたと言われる終焉の地高野山奥の院の緯度も北緯34度13分、おまけに言うと、空海が遣唐使として訪れて遍照金剛の称号を授かった中国の長安(現在の陜西省西安)の緯度も北緯34度16分ということで、ほぼ同一緯度。なので、東西・横一直線に並びます。これは地図をご覧になると、すぐにお分かりいただけると思います。

(西安の緯度は単純に現在の市庁舎の場所に過ぎませんので、もしかしたら北緯34度13分の地に空海所縁の何かがあったとも考えられます。まぁ~、1200年前のことですから、単なる測定上の誤差かもしれませんが…)

これって単なる偶然ではないように、私には思えます。何かの意図が込められているのかもしれません。背筋が寒くなりませんか? もしそうだとすると、今から1200年以上も前に、正確な北 緯が分かっていたってことで、これはこれで凄いことだと思います。

私はこの長安、善通寺、高野山を東西に真っ直ぐに結ぶ北緯34度13分のラインを、フランスのローズラインに対抗して、これから『空海ライン』と呼ぶことを提唱したいのですが、いかがでしょうか?

小説『ダ・ビンチ・コード』においてローズラインが謎解きの鍵を握っていたように、この『空海ライン』、北緯34度13分の線が弘法大師空海の謎を解く大きな鍵を握っているのではないか…と思っています。

ちなみに、『ダ・ヴィンチ・コード』は、アメリカのダン・ブラウンが書いた長編推理小説で、2003年に出版されて全世界で7,000万部が売れる大ベストセラーになりました。トム・ハンクス主演で映画化もされましたが、「ウィトルウィウス的人体図」、「モナ・リザ」、「岩窟の聖母マリア」、「最後の晩餐」と言ったレオナルド・ダ・ヴィンチ作品の謎に始まり、多くの流説を結びつけた内容が読者(観客)の好奇心を大いに刺激しました。

その中でも北極と南極を繋ぐ「ローズライン」と呼ばれる想像上の線が事件の謎を解く重大な鍵を握りました。

この北極と南極を南北に繋ぐ想像上の線、まぁ~言ってみれば“子午線”のことですが、それは理論上無数にあるわけで、航海をする者にとってみれば、それらの線のどれを経度の基準となる真のローズライン、つまり、経度ゼロの線とするかを決めることって船を現在位置を知るうえで極めて重要なことで、安心安全航海をする上では重大な意味を持っていました。

現在、その線は英国のグリニッジ天文台を通る線と国際的に定められて、世界共通になっています。しかし、それまでは、フランスのパリにある天文台を通る子午線が世界初の経度の基準となる子午線(真のローズライン)であり、多くの国がそれを使っていたのです。

1884年にワシントンで開かれた国際会議において、投票の結果、イギリスのグリニッジ天文台を通るローズラインへの統一が決まったのですが、フランスはグリニッジへの統一が決まった後もフランスの子午線を使い続け、標準時間としては1911年まで、地図上の基準としては1914年まで頑張っていました。今もパリの街路などには135個の青銅のメタルが埋め込まれており、これを結ぶ線が世界初の子午線、すなわちフランスの本初子午線(経度の基準となる線)を表しています。小説『ダ・ヴィンチ・コード』でも、このフランスのローズラインが事件の謎を解く重要な鍵を握っていました。

ちなみに、このローズライン、すなわちパリの天文台を通るフランスが主張していた本初子午線は、現行使われているイギリスのグリニッジ天文台を通るグリニッジ子午線を基準にすると、東経2度20分14.03秒の線ということになります。

私って、こういうの、大好きです。

執筆者

株式会社ハレックス代表取締役社長 越智正昭

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