2014/11/05

空から降ってきたものは?

3日(月)の午後6時、上空を「流れ星」のように強い光を放ちながら、正体不明の物体が北東から南西の方向に通過しているという目撃情報が九州や中国、四国など西日本各地で相次ぎ、話題となっています ☆ミ

NHKテレビの報道によりますと、福岡空港に設置され南南西の方角を捉えているNHKのロボットカメラには、午後5時54分頃、画面上の中央付近から右に向かって、強い緑色の光を放ちながら物体が通過していく様子がおよそ4秒間にわたって記録されていたとのことです。

また、博多港や佐賀空港に設置されたロボットカメラにも同じころ、弱いオレンジ色の光を放つ物体が画面の上から右の方向に通過していく様子がおよそ2秒間捉えられていたとのことです。

福岡管区気象台には「強い光を放つ物体が上空を飛んでいるのを見た」という目撃情報が10件ほど寄せられたほか、広島市にある広島地方気象台や松山市にある松山地方気象台にも同様の目撃情報が寄せられたということです。

またツイッターやYouTube上でも、九州や四国の各地などで同じような目撃情報が相次ぎ、流れ星や隕石ではないかと話題となっているそうです。

YouTube動画

この物体について、国立天文台の専門家は「太陽系の小惑星の欠片(かけら)が大気圏に突入した際に燃えて光った“火球(かきゅう)”ではないか」としたうえで、「破片が隕石として地球に落下した可能性もあるが、落ちていたとしても海上に落下したと思われ、地上への影響はないだろう」と話しているそうです。

ちなみに、この“火球”とは、「流れ星」の中でも特に明るいもののことを指します。「流れ星」は宇宙空間にある細かい岩石やチリの粒が大気圏に入り、空気との摩擦で燃えて光ったもののことを言いますが、この「流れ星」の中でも、特に明るいものが“火球”と呼ばれていて、国立天文台によると、日本では1ヶ月に数個程度が目撃されているということのようです。

その“火球”の中でも、空中で燃え切らずに地上に落下してきたものが「隕石(いんせき)」と呼ばれるもので、昨年の2月にロシアに落下した隕石は、直径が17メートル、重量約1万トンの小惑星が猛烈な速度で大気圏に突入して爆発し、その一部が落下したものと見られています。

日本でも1ヶ月に数個程度目撃されていると言うことは、さほど珍しいことではないと言うことのようですが、まぁ、午後6時頃という比較的人々の目に触れやすい時間帯に発生したことが、大騒ぎになったということのようです。

それにしても、明るく光る未確認飛行(?)物体に関する目撃情報が寄せられたのが福岡管区気象台や広島地方気象台、松山地方気象台ですか…。空から降ってくるものの中でも気象台が担当しているのは雨や雪や雹であって、光る未確認物体までは管轄外なんですがねぇ~┐(‘~`;)┌

まぁ~、一般の方々にとっては、気象(風や雨といった大気の状態)、地象(地震や火山活動)、海象(波浪や海潮流)に限らず、自然現象全般が広い意味での“気象”の範囲ってことなのかもしれません。我々民間気象会社も守備範囲を少し拡げて考えないといけないのかもしれません(^^;


【追記】
ちなみに、実は私も40年近く前の学生時代に、広島市の上空で大きく明るく光る“火球”を目撃したことがあります。大学4年生の時でしたから1977年(昭和52年)の確か10月頃のことではなかったでしょうか。時間的には午後8時過ぎ(大学のゼミからの帰り道でした)。

その“火球”はオレンジ色に光っていて、通常の「流れ星」より遥かに大きく、飛んでいる速度も少し遅い感じがしました。「なんじゃあれは?」…と思ったので、一緒にいた友人に興奮した声で「今の見たかっ!?」と尋ねたところ、「俺は見ていないよ。そんな大きな光る物体が飛んでいたなんて、幻でも見たんじゃないのか?」とのことでした。まぁ、私が見たのもほんの1秒ちょっとってところでしたから、運よくそちらの方向に目線がいっていないと目撃できなかったようです。音もなく飛行していきましたし。

その時は広島市の南の瀬戸内海の上空と思しきあたりを東から西の方角に飛んでいきました。流れ星や飛行機の両翼についている信号灯にしては遥かにデッカイし、ありゃあいったいなんだったんだ?、もしかして飛行中の飛行機が空中で爆発炎上でもしたのか!?(それにしては、なんらそれらしい音がしなかったけど)…などと思い、急いで下宿に戻ってラジオを聴いたのですが(学生時代はテレビなど持っていませんでしたから)、飛行機の事故のニュースはなく、そこはホッとひと安心しました。

その後しばらくして、地元の民放ラジオでも大きく光る飛行物体の目撃情報が幾つか放送され、私が見たものが幻ではないことが証明されたのですが、その正体は不明のままで、もしかしてUFO(Unidentified Flying Object:未確認飛行物 体)ではないのか…という説がまことしやかに流れていました。まあ、当時(1970年代後半)は日本で「UFOブーム」と呼ばれる一種の社会現象が起きていましたからねぇ~(^O^)

当時は日本テレビの矢追純一ディレクターが仕掛ける数々の超常現象ネタの番組に人々は釘付けになり、まずはスプーン曲げをはじめとした「超能力ブーム」が起こり、それに続いたのが「UFOブーム」でした。UFOを題材にした様々な商品もこの「UFOブーム」に乗っかって発売されました。

1976年に日清食品から発売されたのがカップ焼きそばの「日清焼そばUFO」。これは「うまい(U)、太い(F)、大きい(O)」の頭文字をとったもので、未確認飛行物体であるUFOとの直接的な関係はないのですが、容器の形を空飛ぶ円盤に見たて、明らかに「UFOブーム」に乗っかったものでした。私も随分とお世話になりましたが、この「日清焼そばUFO」、現在まで販売し続けられている超ロングセラーの商品となっています。

私が“火球”を目撃した年(1977年)に発売され、ピンク・レディー最大のヒット曲になったのが「UFO」。映画「スター・ウォーズ」のシリーズ第1作が公開されたのも1977年。その翌年の1978年には映画「未知との遭遇」が公開され、「UFOブーム」は頂点を迎えます。

その1978年にテレビゲームのハシリとも言える「インベーダーゲーム」が登場します。これは株式会社タイトーが1978年に発売したゲーム機で、このゲーム機の登場は、社会現象となりました。ゲームセンターが次々に開店し、喫茶店やスナックのテーブルの多くがインベーダーゲーム用のテーブルに置き換わりました。(私と同世代の人にとっては懐かしいネタでしょ(^^)d )

そういう社会的背景があったので、あの“火球”は実はUFOではないのかというまことしやかな説が流れたのは無理からんことだったと私は思っています。実は私も、あの大きな光る物体はUFOであって欲しい…と秘かに願っていました。UFO目撃談として周囲に自慢できますからねぇ~。

今回の“火球”の報道を観ながら、そんな昔話を思い出しちゃいました。

当時はインターネットのような便利なものもなく、たいして調べる手段もなかったし、目撃情報を上げる公的な先も分からなかったので、そのままになってしまいましたが、そうか! こういう情報も広島地方気象台 にあげればよかったのか!?…って、今、思っちゃいました(笑)

執筆者

株式会社ハレックス代表取締役社長 越智正昭

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越智正昭

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