2015/11/13

アジを狙ったのに、サバとイワシ(^_^;)

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今年88歳になる父が道で転んで脚を骨折してしまったので、このところ時々週末に四国松山の実家に帰省しては、母を助けて介護の真似事のようなことをやっています。(17年前に弟を病気で亡くしているので、私が唯一の血を分けた子供ですから)

おかげさまで父の骨折の程度は軽く、このところなんとか杖を使って歩けるようになるまで回復してきたので、今回帰省した折り、気分転換も兼ねて、父を海釣りに連れ出しました。家の中でじっとしてるだけだと、ただでさえ年齢のせいであやしくなっている認知症が一気に表面化してきますからね(^_^;) 父は以前よく釣りに出掛けていたので、喜ぶでしょうし。

釣りに行った場所は松山市の隣にある伊予市双海町の下灘漁港。ここは義妹の実家のあるところで、最近趣味で魚釣りを始めたという義妹はこの下灘漁港を釣りのホームグラウンドにしていますから。港の防波堤から釣る釣りは安全ですし、折り畳み式の椅子を持っていったので、足がいささか不自由になった父も安心して釣りが楽しめますからね。義妹が前の週にここに釣りに来た時に形のいいアジ(鯵)がほぼ入れ食い状態で短時間でいっぱい釣れたということを聞いたので、やって来たのでした。

私の釣り道具は実家に置いてあった子供用の釣り道具。我が家の子供達がまだまだ小さかった頃、帰省したおりに釣りに連れていった時に使っていた釣り道具なので竿の長さは短いのですが、実はこれで十分なんです。防波堤に囲まれた漁港の中に入り込んで、港の中をクルクル回る回游魚を狙うわけですから(さすがに前日にテグスは新品に取り替えて、リールにはグリス(油)をたっぷり塗ったりして修理をしましたが…)。

下灘漁港は穏やかな瀬戸内海の中でも一番穏やかな海域であると言われる伊予灘という海に面しています。瀬戸内海は多島海として知られていますが、この伊予灘にはほとんど島はなく、一面の海が広がっています。目の前の伊予灘を北の方角を見れば瀬戸内海を挟んで遠くに中国地方の広島県の陸地が小さく見え、また西の方角を見れば同じく瀬戸内海を挟んで九州の大分県の陸地が小さく見えます。多島海の瀬戸内海も美しいのですが、この伊予灘の風景も綺麗です。

ほとんど島影が見えないと書きましたが、島も幾つかは見えます。目の前に見える小さな島が由利島。この島は某民放番組で某アイドルグループの皆さんが開拓をしている無人島『D○SH島』ではないか…と言われている島です(公然の秘密のようです)。北東方向に緩く弧を描いた海岸線の遠くには松山市の中心部のビル群が見えます。

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15時を過ぎてから釣りを始めたのですが(朝と夕方の時間帯がよく釣れますので)、下灘漁港には漁を終えた漁船や釣り船が次から次に帰港してきます。漁港の目の前に広がる伊予灘は瀬戸内海でも有数の豊かな漁場で、この時期はタイ(鯛)やタチウオ(太刀魚)漁が旬の筈ですから、おそらくそれらを獲りに行った船でしょう。沖合いにはまだ何艘もの船が漁を続けています。

このあたりの瀬戸内海(伊予灘)も海水は綺麗です。下灘漁港の港内も防波堤の上から身を乗り出して下を見ると、海底の岩場が見えるほどです。ちょうど満潮になりかけた時間帯だったので、おそらく水深は4~5メートル近いのではないでしょうか。それでも海底の岩場が見え、群れをなして游ぐ小魚がいっぱい確認できます。これは期待できそうです。

ちなみに、この下灘あたりは高い四国山地を形成する日本列島の背骨『中央構造線』が海(瀬戸内海)に出るところにあたり、ここから西は中央構造線が海岸線を形成しているので、海からすぐに山が迫り、高い崖が長く続く地形になっています。

休日ということで下灘漁港にはこの日も家族連れを中心に大勢の方が釣りに来ていて、何本もの釣竿が立っていました。義妹からは前の週にアジがほぼ入れ食いでいっぱい釣れたと言うことだったので、皆さんアジを狙って釣りに来られたのでしょう。

私達も防波堤の先端近くに場所を確保し、釣糸を垂れました。魚釣りなんて20年以上やってなかったのですが、子供の頃にはほぼ毎日のようにやっていた時期があるので、感覚はすぐに思い出します。大きめの浮きを付けた仕掛け(餌はオキアミで疑似針で釣ります)を投げ入れる投げ釣りですが、私が使った子供用の竿は、長さは短いもののしなりがいいので、意外と遠くまで飛ばせます(右利き用のリールなので、元々左利きの私には反対で、回しにくかったですが…)。

ただ、アジの入れ食いを期待してやって来たのですが、残念ながらこの日の釣果はサッパリ。なかなか魚がかかりません。時折かかるのは小さなフグや、このあたりではツバクロと称している黒い小さな魚だけ。先ほど防波堤の上から確認できた小魚の群れの正体がこいつらでした。防波堤からすぐ近くで釣れるのはたいていこいつらで、疑似餌の付いた釣り針に食い付くところまで上から見えるので、小さな子供さんが釣るには楽しいのでしょうが、どちらも食用には適さない魚なので、とても釣果とは呼べません。私達だけでなく、他の釣り客の皆さんもそんな状態でした。

アタリが始まったのは多くの釣り客が諦めて帰り始めた日没間際になってから。まず、私の投げ入れた仕掛けに比較的形のいいイワシ(鰯)が一匹かかり、面目躍如。漢字では魚ヘンに弱いと書くイワシと言っても回游魚なので、小さいわりに意外と引きが強く、子供用の釣竿は大きくしなり、楽しめます。その後はまさに入れ食い状態で次から次にあがります。ただ、あがるのは比較的形のいいイワシと、そのイワシとほぼ同じくらいの大きさの小振りのサバ(鯖)ばっかり。本当はアジを狙ってやって来たのですがねぇ~(^_^;)

釣れたのは日が完全に沈むまでの極短時間でしたが、さすがに3人で釣ったので、夕飯のおかずにするには十分すぎるほどの量を釣り上げました。父も何匹も釣り上げ、満足そうでした。よかったよかった。

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ちなみに、ここ下灘は瀬戸内海に沈む夕陽が綺麗なところとして知られています。島ひとつない鏡のように穏やかな伊予灘の向こうには水平線にかなたに九州の大分県の陸地が線のように微かに見えるだけなので、あたかも水平線にチョッポォ~ンと沈むように夕陽が沈みます。その夕陽が鏡のように穏やかな海に反射して上下二連のダルマのような状態になります。この日もそんな綺麗な夕陽が見れました。(ちなみに、私達が釣りをした下灘漁港近くの高台にあるJR予讃線(海線)の下灘駅は、日本一綺麗な夕陽がホームから見える駅として知られています)。

下灘漁港4
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釣り上げた魚は実家に持ち帰り、母に料理してもらって夕飯でいただきました。アジだと最高だったのですが、イワシもサバも捨てたものではなく、なかなかいけます。イワシは刺し身で食すると美味しいですし、この大きさのサバは味噌煮に限ります。どちらも釣り上げたばかりで鮮度が高いので、ことのほか美味しかったです。魚は瀬戸内の魚が最高だと私は思っています。帰省の新たな楽しみができました(^^)v

執筆者

株式会社ハレックス代表取締役社長 越智正昭

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越智正昭

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