2016/04/13

大人の修学旅行2016 in城崎温泉(その1)

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私の香川県立丸亀高校時代のクラスメイト達で毎年開催している『大人の修学旅行』、今年はその第7回目で、3月26日(土)、27日(日)の2日間で兵庫県の日本海側にある有名な温泉地・城崎温泉での開催でした。城崎温泉は1300年の歴史を持つ平安時代から知られた有名な温泉地なのですが、近畿地方に住む人達はともかく、私のように関東地方に住む者にとってはなかなか行く機会のないところです。

私達の『大人の修学旅行』の開催地選びのコンセプトは「行けそうに思えて、なかなか行けないところ」。しかも、温泉と地場の美味しい食べ物があるところ。城崎温泉は、まさにこのコンセプトにピッタリのところです。地場の美味しい食べ物と言えば、この時期、カニと但馬牛があります。今までここで開催しなかったのがおかしいと思えるほどのところだと、私は思います。

とは言え、この城崎温泉、私が住む埼玉県さいたま市から行くにはなかなか遠いところなんです。『大人の修学旅行』はこれまで京都、加賀温泉、奥飛騨、伊豆、伊勢、土佐久礼で開催してきて、今年で7回目の開催なのですが、私にとってはもしかしたらこれまでで最も時間距離が遠いところが今回の開催地の城崎温泉なのかもしれません。

『大人の修学旅行2015 in 土佐の一本釣り』  (その1)~(その13)までの長編です

しかも3月下旬の開催ということは年度末。3月末決算の中小企業の社長としたら気が休まらず、まさにいろいろとバタバタ走り回らないといけないような“師走”の時期です。おまけに、愛媛県松山市、広島県尾道市、群馬県沼田市とこのところ毎週のように出張があり 、またいつにも増してお酒を飲む機会も多く、前日にも飲み会があってほとんどは終電近くの帰宅。正直、肉体的には疲労がかなり溜まっていて、還暦を過ぎた私としてはリミッターいっぱい、いっぱい‥‥ってところでした。このように疲れが溜まりに溜まった週末に果たして早起きして遠くの城崎温泉まで行けるのだろうか‥‥と自分でも心配したほどでした。

しかし気持ちがすっかり『大人の修学旅行』モードに切り替わっていたのでしょうね、午前5時にセットしていた目覚まし時計の音でいっぺんに目が覚め、洗面して着替えると前日に用意していたリュックを背負って5時半には家を出ました。いくら城崎温泉へ行くと言っても、朝5時半に家を出たのには、実は訳がありました。せっかく城崎温泉にまで行くのなら、鉄ちゃん(鉄道マニア)として是非立ち寄りたいところがあったからです。それが『餘部(あまるべ)鉄橋』♪( ´▽`)

このところ鉄分が不足して貧血気味になっていましたので、鉄道マニアとしては時々は鉄を補給しないといけません。それも新鮮で魅力的な鉄を。餘部鉄橋なら十分に魅力的です。実は1年前に開催地が城崎温泉に決まった時から餘部鉄橋には是非立ち寄りたいと思っていました。1年越しの思いを実現するため、こんなに早く出発したのです。春分の日は過ぎたのですが、5時半だとまだ日の出前なので、空はまだ完全には明けきってはいません。

自宅最寄りのJR与野本町駅の自動券売機で餘部駅までの往復乗車券と行きの自由席特急券を購入。特急券は東海道新幹線と在来線の連絡特急券です。

5時49分、与野本町駅からJR埼京線の電車で赤羽に向かいます。埼京線の車内からこの日の参加者全員にケータイから「出発メール」を送信しました。まだ誰からもメールが届いていないので、おそらく私が一番最初に出発したのだと思い、子供っぽいのですが、少し誇らしい気分になります。なんであっても1番になれるって嬉しいものです。(と、その時は思っていたのですが‥‥。それは後で‥‥。)

埼京線の車窓からは、陽が昇って徐々に明るさが増していく街の様子が見えます。この週末の天気は上々で、気温も平年並みという予報が出ています。よかった、よかった。天気次第で旅行の印象って大いに変わりますから。今年も私の「晴れ男伝説」は健在です。

赤羽で京浜東北線に最初の乗り換え。東京駅に向かいます。東京駅に着いて東海道新幹線に乗り換えようと新幹線乗り換え口のほうに行くと、週末の土曜日の午前7時前だというのにビックリするほど多くの人で賑わっていました。なんだなんだ、何があるんだ?(O_O) その答えは、コンコースの壁面に貼られているポスターを見てすぐに解けました。この日、3月26日(土)は青函トンネルを抜けて新幹線が北海道に乗り入れる「北海道新幹線」の開業日でした。

私が東京駅に着いたのは、その東京発の1番列車、東京駅6時32分発、新函館北斗駅行きの「はやぶさ1号」が発車した直後でした。既に東北新幹線は新青森駅まで延びていて、「はやぶさ1号」に使用するe5系新幹線車両も5年以上も運用されていて、すっかりお馴染みの車両です。東京駅での出発風景としては、行き先が新青森から新函館北斗に変わるだけのことなのですが、こんなに人が集まるのですね。私も鉄道マニアの1人ですが、これだけはちょっと理解不能なんです。もちろん、日本が誇る新幹線が九州から本州を南北に貫いて北海道まで繋がったことはおめでたいことにかわりはありませんし、私も嬉しく思っていますが‥‥。

多くの人で賑わう東北・上越新幹線の乗り換え口を横目に眺めながら、東海道新幹線の乗り換え改札を抜けました。私が乗る予定なのは6時50分東京駅始発の博多行き「のぞみ7号」。京浜東北線からの乗り換えに10分ほどしかないので、18番線ホームに急ぎました。この「のぞみ7号」に乗れないと、この後うまく乗り継げないので、12時47分という餘部鉄橋見学組の餘部駅集合時刻に間に合いません。与野本町駅5時49分発というほとんど始発の電車で出発したのもこのためで、それでもこのギリギリの乗り換えでした。

ホームの売店で慌しくサンドウィッチと缶コーヒーを買い、自由席の3号車に乗り込んだ直後に列車のドアが音もなく閉まり、「のぞみ7号」は静かに東京駅18番線ホームを離れました。2回目の乗り換えも成功しました。自由席の3号車は席があらかた埋まっていましたが、なんとか車両真ん中あたりのC席(進行方向左側の通路側)をゲット。一息つくことができました。いや、本当にフゥ〜〜〜っと大きな息を吐いちゃいましたε-(´∀`; )。ちなみに3号車は次の停車駅品川でほぼ席が埋まり、その次の新横浜では通路に立っている人まで出るほどでした。考えてみると、学生さん達は春休みなんですよね。

私はこの「のぞみ7号」で京都まで行きます。京都で在来線の山陰本線の特急「はしだて1号」 天橋立(あまのはしだて)行きに乗り換えます。この京都駅での乗り換えが今日の旅程の最大の難関なんです。「のぞみ7号」の京都到着が9時11分で、「はしだて1号」の京都発が9時25分。京都駅での乗り換え時間は14分です。しかし「はしだて1号」をはじめとした在来線の山陰本線の列車が発着する31番線ホームは京都駅でもちょっとはずれたところにあり、下りの東海道新幹線が着く13番線ホームからだとかなりの距離があるのです。しかも京都駅でのこのような乗り換えは初めての経験。少しでも迷ってしまってロスタイムが生じると「はしだて1号」には乗り換えができません。しかもこのところ蓄積した疲れと睡眠不足で新幹線の車内では寝ちゃいそうです。で、車内でうっかり寝過ごしてしまって、気がついたら新大阪だったっていうことになったのであれば、もちろん「はしだて1号」には乗り換えることはできません。なので、京都駅での乗り換えは餘部鉄橋に行くまでの最大の難関なんです(^_^;)


……(その2)に続きます。

執筆者

株式会社ハレックス代表取締役社長 越智正昭

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越智正昭

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