2014/06/30

『海の日』『山の日』、そして…

7月第3月曜日の『海の日』に引き続いて、先日、『山の日』が新たに祝日に制定されました。2年後の2016年から8月11日が『山の日』と呼ばれる祝日(国民の休日)になります。

自然を相手にする職種ゆえか、気象の業界には山登りを趣味にする人が多く、当社唯一の会社公認サークルも『ハレックス・山の会』です。(気象情報会社の社員が気象変化の激しい山で遭難なんかしちゃったら、シャレにならない…という理由で会社公認にしています。公認なので、『山の会』の連中には山へ行く前には登山計画を必ず会社に提出させています。)

私もその『ハレックス・山の会』の連中に誘われて、幾つか山登りを経験させていただきました。リュックを背負って石ころだらけの山道を見ながら上がったり下がったりを何度も繰り返しながら、黙々と山を登り続け、そろそろ体力的にも精神的にも限界だぁ~!(>_<)…ってなってきた時にやっとの思いで尾根(山の稜線)に辿り着き、そこから見た景色にこれまで味わったことのない感動を覚えたものです。眼下に見える下界(日常の世界)での悩みなどを、この一瞬は忘れさせてくれる感じです。人々が山に魅せられるのが解る気がしました。

(昨年、事故でちょっと脚を怪我したので、現在はリハビリ中で、しばらく山から遠ざかっていますが、脚が治ったら、またいつか『山の会』の連中に連れていって貰いたいと思っています。)

ところで2003年の『海の日』施行以降、7月は「海の月間」と定められ、海に関する様々なイベントが開催されるようになったのだそうです。同様に2016年以降もまた、8月は「山の月間」と呼ばれるようになって、山に関する様々なイベントが各地で開催されたりするようになるのでしょうか?

また、山に興味を持つ方が増えれば、登山グッズが増えたり、観光ツアーが出来たりと、経済効果も生まれたりするのでしょうか?

しかし、山にはいたるところに危険が潜んでいます。くれぐれもお気をつけくださいね。

まだ2年も先の話とはいえ、なんとなく新たな祝日『山の日』が楽しみに思えてきました。

ちなみに、8月に新たに祝日が設定されたことで、祝日がない月は、とうとう6月のみとなってしまいました。欲を言わせていただくと(もうここまで来ると)、なんらかの理由を強引に付けてでも、6月に祝日ができると嬉しいのですがねぇ~(^^)d

海(7月)、山(8月)…と来たら、残りは空しかないのですが、6月は梅雨に入るシーズンでもあり、スカッとした空…ってわけにはいかず、イメージ的には「空の日」って感じはしませんねぇ~(^^;

その代わりと言ってはなんですが、実は6月1日は『気象記念日』なんです。この『気象記念日』は、今から139年前の1875年6月1日に東京で気象と地震の観測が始まったのを記念した日です。また、日本で初めて天気予報が始まったのも6月1日。観測が始まって9年後の1884年のことです。現在は気象庁さんでは、毎年、6月1日に記念の式典が開かれたりしていますが、あくまでも『気象記念日』は気象の業界の中でのことに過ぎませんし、世の中的には知られてもいません。

この『気象記念日』を国民の祝日に格上げするってのは、いかがですかねぇ~。これだけ気象変化の激しい日本列島に暮らしているのです。大雨や台風といった圧倒的破壊力を有する脅威の側面と、代えがたい豊かな恵みの側面を併せ持つ日本の自然に対する畏敬の念を国民全員で持ち、関心を示す日にしようという意味で、この6月1日の『気象記念日』を国民の祝日にするのは十分に意味と意義があると私は思うのですが…。大雨や洪水、土砂災害といった気象に関係する防災を考える日としてもいいと思います。

それと、元々この国は、自然界に『八百万(やおよろず)の神々』がおわすような国なのですから、この国に暮らす以上は、自分自身の身を守るうえでも、自然に対する“畏敬の念”というものを決して忘れてはならない!…という神代の時代からの伝統がこのところ忘れ去られているように感じられることがあります。なので、そのあたりの啓蒙活動についてももっともっと力を入れてやっていかないといけないわけですから(^^)d

で、6月にも国民の祝日ができると、全ての月に祝日が設定されます。これ、いいと思いませんか?

と言うことで、6月も今日でおしまい。2014年(平成26年)も半分が終わり、明日から「海の月間」である7月に突入です。ん!?、と言うことは…、2014年度も第1四半期が終わって、第2四半期に突入なのか…、ハヤッ!(^^; 20_『海の日』『山の日』、そして…