2015/08/05
家庭菜園…トウモロコシが獲れました!(^_^)v
梅雨が明け、厳しい猛暑の日が続いています。真夏の強い日射しを浴びて、埼玉県さいたま市の我が家の家庭菜園『越智農園』でも夏の野菜が収穫時期を迎えています。
まずはトウモロコシを収穫しました。狭い農園に様々な野菜をビッシリと混栽していることもあり、さすがにスーパー等の店頭で売られているトウモロコシと比べると幾分小振りではありますが、実が詰まった立派なトウモロコシが幾つも収穫できました。このトウモロコシに関しては、近所の猫に踏み荒らされて苗が倒されたり、混栽している他の作物の生育が順調すぎて(繁りすぎと)陽が当たりにくくなっていたので生育が遅れたり…と、収穫できるかどうかずっと心配していたので、包葉を剥いて実が詰まっていることを確認できた時には、嬉しかったですね(^o^)v (トウモロコシは熱帯である南米起源の植物であるため、生育のためには強い日射しが必要となりますから)
トウモロコシは発芽から3ヶ月程度で雄花と雌花が別々に生じます。雄花は茎の先端から葉より高く伸び出し、ススキの穂のような姿になります。雌花は分枝しない太い軸に一面につき、包葉に包まれて顔を出さず、長い雌しべだけが束になって包葉の先から顔を出します。トウモロコシのひげはこの雌しべにあたります。イネ科の植物の特徴として、雄花の花粉は昆虫等によらず、風によって雌花の雌しべに運ばれ、受粉すると雌花の付け根が膨らみ可食部が形成されます。
このため、トウモロコシは風による受粉を効率よく行うため密集して植えるのが一般的で、私もそれを意識して横1列に10本ほどの苗を植えていたのですが、それらの苗の発育があまりに不揃いで、花が咲く時期がバラバラだったので、受粉がうまくいくかどうかが不安でした。なので、雄花を手でちぎって雌花(雌しべ)の上でパラパラと振って花粉を落とす、いわゆる人工受粉ってやつをやったりもしました。
トウモロコシは、ふつうは放っておいても確実に実がつくと言われる比較的栽培しやすい作物の筈なのですが(なので、原産地である南米では主食用に栽培され、また新大陸発見以降は、瞬く間に世界中に栽培が広まったのですが…)、『越智農園』では結構手間をかけて栽培しちゃいました(^_^;) なので、実が詰まったトウモロコシを見た時には、メチャメチャ嬉しかったですね。
モロッコインゲンは、もうこれは大収穫と言ってもいいでしょう。ツルありの品種を種から育ててキュウリネットに巻き付かせて育てているのですが、長さが10cm以上にもなったモロッコインゲンがビッシリと実を付けています。次から次へと大量に獲れるので、炒めものにしてよし、茹でて温野菜にしてよし…で、越智家ではたいへんに重宝しています。
大収穫と言えば、ミニトマト。2苗植えているのですが、どちらも背丈が2メートルを超えるほどまでに成長し、ブドウのように房になって実をビッシリとつけています。1苗で、少なくとも見積もっても200個ほどの実をつけているので、400個以上は収穫ができそうです。ミニトマトに関しては、これまでもプランターで栽培したことがありましたが、これほど大きく生長し、たくさん実をつけたのを見るのは初めてのことです。さすがに地植えは違います。
モロッコインゲンもミニトマトもよっぽど土壌や気象などの生育環境が整っていたのでしょう。植えてただ水をやっただけなのに(しなわち、ほとんど手間をかけていないのに)、ここまでの大収穫になっています。
収穫したトウモロコシやモロッコインゲン、ミニトマト等は近所に住む息子夫婦のところにせっせと持っていき、孫娘に食べさせています。孫娘はこれら完全無農薬栽培の“私の作品”を美味しそうにいっぱい食べてくれるので、ジイジとしては嬉しいかぎりです。この孫娘の食べっぷりが、私の原動力となっていて、「さぁて、次はなにを作ろうかなぁ~」って考えを巡らせているところです。
畑を見ると、キュウリやナスはこれまでたくさん収穫できたので、さすがに苗にもかつての勢いがなく、実を結ばなくなってきました(実ができても、小さい)。エダマメも最初の収穫が終わり、2度目の苗も白い花をつけてきました。8月に入りそろそろ夏野菜も終わりかな…と思うので、ここは思いきって全面的に夏植えの秋野菜に植え替えようか…と思っています。カリフラワーやキャベツあたりが面白そうかな…と思い、栽培のコツ等を勉強中です。う~~ん、ここは無難にコマツナやミズナ、春菊あたりの葉モノ野菜でいくかなぁ~…( ̄^ ̄)
執筆者
株式会社ハレックス
前代表取締役社長
越智正昭
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