2014/12/24

ひまわりで見る冬至

今年(2014年)の冬至は12月22日でした。冬至は昼の長さが最も短くなる日であるが、日本列島は北端の宗谷岬と南端の波照間島では、緯度にして約22度(長さにして約2400km)の開きがあるため、場所によって太陽高度が異なり、昼の長さにはかなりの開きが生ずる。昼の時間の短さを実感するのは北の地域ほど顕著で、稚内における冬至の昼の長さは8時間43分しかなく、特に日没が15時53分と早いので、昼を回るとすぐにも日暮れを迎える感じがして余計に短さを感ずる。

この日の16時の可視画像に少し手を加えて明るさを強調してみると、おおよその日没線が見えてきた。黄色破線のように高緯度ほど、日没線が西に傾き日没が早いことがわかる。日没線が地球の輪郭と交わるところが北緯66.6度で、これより北側ではこの日に太陽は地平線から昇らない極夜となっている地域である。一方、南半球側を見ると南端部分は東端から西端まで、太陽の光を浴びており、南極大陸の一部が白く光っている。また、オーストラリア大陸の北西方向に太陽光の反射を捕えた「サングリント」が見られる。

ひまわりで見る冬至


本ブロクには、6月18日に「ひまわり7号の画像で夏至を見る」で夏至の様子を載せたので、これと比較して見て欲しい。

ひまわり7号の画像で夏至を見る

それから、半年が経過し冬至を迎えたので、夏至と対比して、冬至の様子を見ることにした。
まずは、太陽が真東から地球を照らす朝6時の可視画像を並べてみる。それぞれの画像の右側に太陽のマークを付加したが、この方向に太陽が位置することを示した。サングリントの位置も示した。夏至は太陽が北回帰線(北緯23.4度)上に位置し、日本に暑さの到来を告げ、冬至は太陽が南回帰線(南緯23.4度)上に位置し、冬の到来を告げている。日々の変化では太陽の高さが変わることは感じられなくても、夏至と冬至を並べてみるとこの違いがはっきり分かる。

ひまわりで見る冬至_2


6月には、夏至の一日の変化を動画で示したので、今回も冬至の一日の変化を可視画像の動画にして示す。

前日21日に北海道の西を北々東進した発達した低気圧がオホーツク海中部に進んだが、高緯度では太陽高度が低くなり、低気圧の周辺に広がる雲はほとんど見えない。ただ、この低気圧から延びる寒冷前線に対応する雲の帯が日本の南を通ってルソン島に達しており、その北側の日本付近は寒気による吹き出し雲が広がっていく様子が見られる。一方、オーストラリア北部を低気圧が通過中である。

20141222冬至動画