2015/04/01

2015年度スタート!

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弊社ハレックスの本社のある東京・五反田界隈を流れる目黒川の河岸の桜(ソメイヨシノ)も満開。今朝は通勤電車の車内にも明らかに社会人1年生と思われる(まだ着慣れていない)ピッカピカのスーツに身を包んだどこかの会社の新入社員の一団が乗り込んでいました。見事に咲き誇る桜とピッカピカの社会人1年生の集団…、この光景を目にすると、「あぁ~、また今日から新しい事業年度が始まったな…」ということを実感します。

今日、4月1日は、官公庁をはじめ、日本の多くの会社で新しい事業年度(会計年度)が始まる区切りの日です。言ってみれば、ビジネス上のお正月のようなものです。

前の年度である2014年度(平成26年度)は昨日3月31日まででお仕舞い。今日4月1日からは新しい2015年度(平成27年度)が始まります。会計年度が変わるということで、昨年度の事業業績は無情にもゼロクリア。今日から、また新たな事業成果の積み上げが始まります。

弊社ハレックスの昨年度(2014年度)は、気象予報士派遣事業をはじめとした従来からの既存事業が大きく売上を落としたものの、弊社独自の気象予報サービス『HalexDream!』を核としたソリューション提供ビジネスがビジネス規模を拡大し、速報値ではありますが、結果として、ありがたいことに、2014年度もなんとか黒字を達成することができました。ご支持、ご支援いただいたお客様の皆さま方には、心より御礼申し上げます。

加えて、私が自慢とする明るく元気で前向きな社員達の頑張りにも、ありがとう…と感謝するところが大きいです。

と同時に、2014年度は、私が5年前に弊社ハレックスの代表取締役社長専任になって以来、『メタモルフォーゼ(生物学でいうところの“変態”、“変身”)』のスローガンとともに取り組んできた事業内容の大変革が、社内のみならず、市場のお客様の間にも徐々に浸透してきたのではないか…という確かな手応えを感じた1年でした。

昨年度(2014年度)新たに受注させていただいたお客様案件を分析してみると、従来のようなただ単に気象情報を提供するだけのビジネスから、その気象情報を活用して、お客様が抱えるそれぞれの問題や課題に対して、一歩踏み込んで、それを解決させようというソリューション型のビジネスがほとんどを占めるように大きく転換が図られているように思えます。

また、昨年は新聞や雑誌で弊社ハレックスのことを何度も取り上げていただきましたし、私も依頼されて20回以上も各地で講演をさせていただきました。それも弊社のこのような取り組みに着目していただいての取材や講演依頼がほとんどで、これも弊社がここ数年取り組んできた事業内容の変革が市場のお客様の間にも浸透してきたことの現れであると分析しています。

特に、愛媛県で行っている『HalexDream!』を農業の分野にも適用させようという取り組みに関しては、農林水産省の農業界と産業界の連携による先端モデル実証事業の1つに選ばれ、農業のIT化という時代の潮流にも乗って、私達の想像していた以上に注目を集めさせていただき、この分野でのお問い合わせも増えてきています。ありがたいことです。

2015年度は、いよいよこの確かな手応えを具体的な事業として確実なものにしていくフェーズに移らなければならない1年になる、いや、せねばならないと気持ちを新たにしているところです。

『HalexDream!』に関しては、具体的なお客様のソリューション案件を幾つも取り組まさせていただいている中で、徐々に商品としての機能アップや商品ラインナップの拡充が図られ、2015年度以降、さらなる飛躍が十分に期待できるようになってきました。2014年度内にも多くの引き合いをいただいていることもあり、2015年度はこれらの引き合いをいかにビジネスに結びつけていくかが問われる1年になります。

地震関連ビジネスに関しましては、テレビの民放キー局様向けの大型システム案件が一段落して、売上は落ちたものの、そのシステム開発実績を核とした他局への展開が期待できるようになってきました。弊社の緊急地震速報サービスは、その信頼性の高さをご評価いただいて、前述のテレビ局様のほか電力会社様や通信会社様といった重要なインフラ企業様にもご利用いただいています。この高い信頼性をご評価いただいているサービスをもっと多くの皆さま方にご提供すること、これが2015年度の課題と捉えています。

気象予報士の活躍の場を拡げる活動に関しても、エネルギー分野の企業様に気象予報士を派遣することを始め、その端緒を拓くことができました。2015年度は、さらに防災や農業の現場にも活躍の場を拡げていけるように取り組んでいきたいと思っています。

日本の優れた気象・防災の技術を東南アジアをはじめとした海外に展開する取り組みも、フィリピン国に地震計を販売する事業に一定の目処が立ち、いよいよ2015年度からは実ビジネスとしてのフェーズに移ります。さらに2015年度はフィリピン国だけでなく、他の国々に関しても活躍の場を拡げていけるように取り組んでいきたいと思っています。

このように、弊社事業のそれぞれの分野で明るい展望が持てるようになってきました。

私としては、この2015年度を、これまでの取り組みをキッチリと形にする年度にしたいと思っています。なので、キャッチコピーと言うか、スローガンは『メタモルフォーゼ最終章の“最初の年度”』にしたいと思っています。そのための社内体制の再編と強化も行い、準備も整いました。

まだまだ厳しい経営環境にあることに変わりはありませんが、社員・経営陣一丸となって市場の皆様のご期待にお応えできるように邁進していく覚悟でおりますので、引き続き2015年度もよろしくよろしくお願い申し上げますm(__)m

執筆者

株式会社ハレックス前代表取締役社長 越智正昭

株式会社ハレックス
前代表取締役社長

越智正昭

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