2016/03/02

FC今治、Re:Re:START

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先日(2月25日)、弊社ハレックスが昨シーズンからスポンサーを務めさせていただいているサッカーチーム、FC今治の矢野将文取締役クラブ事業本部長が上京されて、弊社を訪ねてくださいました。

FC今治はJ1を頂点とした全国のサッカーリーグの5部リーグにあたる地域リーグの四国リーグに所属しているサッカーチームです。昨シーズンから元サッカー日本代表監督である岡田武史さんがオーナーを務めることになり、全国のサッカーファンから注目を集めています。岡田オーナー就任1年目の昨シーズンは四国リーグを激戦の末に制して、上位リーグであるJFL昇格を賭けた全国地域サッカーリーグ決勝大会に進んだものの、その1次ラウンドを惜しくも2位で敗退し、あと一歩のところでJFL昇格を逃してしまいました。

弊社は、私の本籍地がそのFC今治が本拠地を置く愛媛県今治市であることもあり、FC今治様からお誘いを受け、岡田オーナーが掲げる理念に大いに賛同したこともあり、スポンサーの末席に名前を加えさせていただき、気象情報の提供をさせていただいています。FC今治さんでは、弊社の提供するオリジナル気象情報サービス『HalexDream!』の詳細かつ鮮度の高い気象予報を、グラウンドの芝生育成や練習計画の作成、試合の作戦支援等に活用していただいています。

FC今治 公式HP

まもなく2016年のシーズンが始まることもあり、今回の矢野取締役の来訪は、昨シーズンの事業成果と、今シーズンの事業運営方針のスポンサーへの報告ということでした。ご報告いただいた内容はFC今治の公式HPでもご覧いただけるので、是非そちらをお読みください。

【FC今治ニュースリリース】FC今治 2016 方針発表会

今治市の市有地を無償で借り受け、そこにJ3仕様の(J3リーグの試合が開催可能な)5,000人の観客が収容可能なサッカー専用スタジアムをFC今治が“自前で”建設する計画も進行していて、来年(2017年)の夏には完成の予定だそうです。岡田オーナーをはじめとしたFC今治の本気度が伝わってくる話題です。

さらに、矢野取締役が弊社を来訪された2日前の2月23日には、FC今治がJリーグの準加盟にあたる「百年構想クラブ」に認定されたという嬉しいニュースも流れてきました。将来的にJリーグに入会するためには、まずこの「百年構想クラブ」に認定されなくてはならず、この「百年構想クラブ」に認定されたということは組織体制や財務基盤、自治体の支援状況等が健全で、Jリーグ入会に相応しいと認定されたということです。後は成績だけです。今シーズンはなにがなんでもJFL昇格を果たし、岡田オーナーの夢の実現に向けて、さらなる成長の土台を作る1年にしてほしいと願っています。

【FC今治ニュースリリース】FC今治 Jリーグ百年構想クラブ 認定のお知らせ

地元への定着も進み、また岡田オーナーの知名度だけでなく矢野取締役をはじめとしたクラブ事業本部さんの営業努力が着実に実を結び、今シーズンからの新たなスポンサー企業もたくさん増えて、HPのパートナー&スポンサー一覧を見ても、弊社ハレックスの社名は名だたる企業さんの中で埋もれてしまいそうになっています(笑)

 FC今治 パートナー&スポンサー一覧

監督を昨シーズン指揮を執った木村孝洋監督から吉武博文監督に代え(木村監督は下部チームの監督に就任)、トップチームに所属する全29選手のうち16人という半数以上を入れ替える(それもベテラン選手をほとんど切って、大学や高校を卒業したての若い選手ばかりに入れ替える)という大胆な“荒療治”をやって臨む今シーズンのFC今治(新加入は現在のところ15名)。JFL昇格を逃したとはいえ、四国リーグを制したチームを一度解体し、もう一度ゼロから作るようなものです。

その意図を矢野取締役に訊くと、「それはメソッドと必勝の葛藤の果てに…ってことです」との回答が返ってきました。四国リーグを制したとはいえ、最後は2位の高知Uトラスター(今シーズンから高知大クラブ)とは同一勝ち点での僅かな得失点差での優勝。全国地域サッカーリーグ決勝大会の1次ラウンドでの敗退という結果から、それまでのチーム構成のままでは、残念ながらこのレベルから一歩上に抜け出すまでにはあまりに時間がかかり過ぎると判断しての岡田オーナーの英断だったようです。

FC今治は2025年にはJ1で常時優勝争いをするチームとなり、ACL(アジア・チャンピョン・リーグ)で優勝を目指す…という成績面での目標とともに、「OKADA METHOD」により、育成からトップチームまで一貫した哲学・プレースタイル・方法論に則った独自のメソッドを創り、普及させるというビジョンを掲げています。

「OKADA METHOD」とは、W杯で世界の名だたる強豪国のチームを相手に戦った経験が豊富な岡田オーナーが、日本人(アジア人)が世界で勝つためには、日本人の強みである組織力を最大化するために、育成からトップチームまで一貫した「型」を意識し、サッカー道における「守破離」を体得・実践していくチームづくりの新しい考え方のことです。この「OKADA METHOD」という新しいプロセスの確立をしながら、その上でJFL昇格という結果を残すというのは極めて難しいことで、既存の組織の組み換えや意識改革だけでは困難と判断されたようです。

従来、メソッド事業部長としてメソッド開発に携わってきて、最も「OKADA METHOD」に関して理解の深い吉武博文さんに監督を務めて貰うこととし、国際経験豊富な岡田オーナー自らがCMO(チーフ・メソッド・オフィサー)として現場により深く関わることとして、必勝を期すということのようです。

「OKADA METHOD」は「守破離」という言葉が表しているように、チームの「型」を作り上げながらも、選手個々には時として創造的にその「型」を破り離れていくことを求めています。それを実現するためには、個々の選手には身体能力もさることながら、理解力と判断力、それもボールが停まることなく動き回るサッカーですから、一瞬のうちでの理解力と判断力という考える能力も求められます。それは出来るだけ若いうちから鍛えねばならないという思いから、吉武新監督が全国から発掘してきた「OKADA METHOD」実現に向けて吸収力の高そうな(サッカー頭の良さそうな)大学や高校を卒業したての若い選手ばかりに入れ替えることにしたのだそうです。

この大胆なチームの補強は今のところ期待以上の成果を出しているようです。新たに加わった選手が期待以上にいいようで、昨シーズンまでのレギュラー選手のうち、今シーズンもレギュラーメンバーで残りそうなのは2名か3名というくらいに戦力の底上げができ、チーム内での競争も激化してきて、選手の意識改革を急激に進んでいるということのようです。これまで行った格上のJ2やJ3リーグのチームとの練習試合でも1勝1引き分けとそれなりの結果も出しているようなので、今シーズンは期待してよさそうです。

選手一覧を見ていて、背番号10番が欠番になっていることに気づいた私が、「これって、もちろん意図があることだよね」って訪ねると、「もちろん。たぶん越智さんのお察しの通りです。ここではそれ以上は申し上げられません」ということでしたので、そういうことのようです(笑) こりゃあ期待していいかも(^-^)v

今年は是非とも悲願のJFL昇格を果たしていただきたいと心の底から願っています。頑張れ頑張れ、FC今治!\(*⌒0⌒)b♪

今シーズンも引き続き、株式会社ハレックスはFC今治を応援します! \(^-^)/

FC今治の今後の主なスケジュールですが、今週末の3月5日(土)6日(日)に高知県立春野総合運動公園陸上競技場で開催される西日本大会(西日本の地域リーグの1位と2位のチームが対戦)に出場して、今シーズンの本格的な始動を行い、4月3日(日)にいよいよ四国リーグの開幕を迎えます。四国リーグ開幕試合は対中村クラブ戦で、場所は高知県立春野総合運動公園陸上競技場。アウェイでの開幕となります。ホーム(桜井海浜ふれあい広場サッカー場)での今シーズン最初の試合は4月17日(日)に行われる第3節の対Llamas高知FC戦になります。


【追記…便乗告知】
FC今治では「地域のサッカー仲間・自治体・企業・賛同者などが一体となって今治を盛り上げ、日本全国・アジアから多彩な人々が集まってくる地域モデルとなって、地方創生に貢献する」というビジョンに基づき、ホームタウン活動にも積極的に取り組んでいます。今年は地元の青年会議所(JC)と共同で、文化面から地元を盛り上げるイベントの開催も計画しているようで、そちらへの協力も要請されちゃいました。具体的には講演の打診で、この『おちゃめ日記』にも掲載している下記のことについて講演してほしいということでした。

『おちゃめ日記』私の本籍地(愛媛県今治市朝倉)の謎

『おちゃめ日記』熟田津に船乗りせむと月待てば…

これらに関しては、その後さらに深く研究した成果を大幅に加筆して、地元紙である愛媛新聞社さんから依頼されて愛媛新聞社が運営する会員制Webサイト『E4(いーよん)』に私が毎月連載中のコラム『晴れ時々ちょっと横道』に掲載させていただいています。

おかげさまで数ある記事やコラムの中で、毎月のアクセスランキングで常に上位に位置させていただいていて、読者の皆様からの反応も上々のようです。特に、気象(気候)や地震、火山噴火といった事実に基づいた理系ならではのアプローチにより歴史の読み解きを行う「歴史解明シリーズ」が人気のようです。中でも“熟田津”に関しては大胆すぎるくらいに大胆な仮説を展開しているので、異論や反論、特に松山市の方からはお叱りのコメントをいただくのかな…と思っていたのですが、今のところお読みいただいた何人もの方から、「越智さんの仮説のほうを支持します」という嬉しいお言葉ばかりをいただいています。

この私の立てた大胆すぎるくらいに大胆な歴史的仮説を地元今治で講演すれば、今治市が元気になることは間違いないと私も思いますので、私は、もちろん、快諾させていただきました(^-^)v

面白くなってきました(^.^)

ちなみに、私のコラム『晴れ時々ちょっと横道』が掲載されている愛媛新聞社が運営する会員制Webサイト『E4(いーよん)』は下記のアドレスです。利用料が月額864円の有料サービスですが、最大2ヶ月無料のお試しサービスもあります。私のコラム『晴れ時々ちょっと横道』をお読みになりたい方は、是非、この『E4(いーよん)』のほうもご利用ください。明日、3月3日(木)から3日間連続で掲載する第18回の題名は『遥かなる縄文時代』というもので、縄文時代に関して理系ならではのアプローチで解明を行っています。

愛媛の経済サイト『E4』

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