2016/08/05

大人のお泊まり遠足2016 in 京都祇園祭 (その1)

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毎年、高校時代のクラスメート達とやっている『大人の修学旅行』ですが、今年は7月16日~17日の1泊2日でその番外編と言うか豪華特別編として『大人のお泊まり遠足』が開催され、私も参加して、ひととき高校時代の愛称である“エッチャン”に戻ってきました。開催場所は『京都』!

(還暦が過ぎても、2人目の孫が産まれても、高校時代の仲間達の間では、私は“エッチャン”です。)

“修学旅行”の定番と言えば京都。6月の終わりにはさいたま市の中学校の保健室の先生をやっている私の娘も修学旅行の引率で京都を訪れました。私達香川県立丸亀高校の元9組(昭和49年卒)のクラスメートの仲間達でこのところ7年連続で開催し毎年の恒例行事のようになっている『大人の修学旅行』も、6年前に開催した栄えある第1回は「桜満開の京都」での開催でした。1,200年以上の歴史を持つ古都京都は見どころも多く、また、季節ごとに趣きが大きく異なるので、何度訪れても飽きないところなのですが、7月の京都と言えばなんと言っても『祇園祭』です。

豪壮かつ華麗なことで知られる祇園祭は京都市東山区にある八坂神社の祭礼で、大阪の天神祭、東京の神田祭とともに、『日本三大祭』の一つに挙げられていて、その歴史の長いこと、またその豪華さ、祭事が1ヶ月にもわたる大規模なものであることで広く知られています。古くは、祇園御霊会(ごりょうえ)と呼ばれ、今からおよそ1,150年前の貞観11年(西暦869年)に京の都をはじめ日本各地に疫病が大流行した時、平安京の広大な庭園であった神泉苑に、当時の国の数66ヶ国にちなんで66本の鉾を立て、祇園の神を祀り、さらに神輿を送って、災厄の除去を祈ったことが始まりと伝えられています。祇園祭は、7月1日の「吉符入」にはじまり、7月31日の境内摂社「疫神社夏越祭」で幕を閉じるまで、1ヶ月にわたって各種の神事・行事が繰り広げられます。祭のハイライトは毎年7月17日と24日に行われる33基の山鉾巡行です(平成26年、7月17日の前祭巡行(23基の山鉾)と24日の後祭巡行(10基の山鉾)の2度の巡行が49年ぶりに復興しました)。この「京都衹園祭の山鉾行事」は、昭和54年、文化財保護法により国の重要無形民俗文化財に指定されたほか、平成21年には国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されています。

昨年の7月にどこかのテレビの番組で祇園祭の特集を観た高校時代のクラスメートで横浜在住のイッカクから突然私にメールで「毎年やっている『大人の修学旅行』の番外編と言うか特別編として、来年の7月に京都へ祇園祭を観に行きたいと思うんだけど、一緒に行ってくれないか?」と連絡してきました。イッカクは私とは中学校も同じで古い付き合いの友人なのですが、自らこういう企画を出してくるようなタイプではないので、私は驚くと同時にその思いの強さを感じ、メチャメチャ嬉しかったですね。そのメールを貰った時、私の頭には「そうだ京都、行こう。」というJR東海さんが首都圏や中部圏から京都へ観光客を誘致するために1993年から実施しているキャンペーンのキャッチコピーがテレビCMで流されている曲とともに浮かび、こりゃあ応援しないといけないと思い、二つ返事で参加する旨を伝えました。私も祇園祭の豪壮さと華麗さはテレビの番組等を通して前々から知っていて、いつかはナマで観てみたいと思っていましたから。

とは言え、祇園祭は全国的に有名な祭りで、大勢の方がその見学に訪れます。例年7月16日に行われる前祭の宵山が一番の人出で、その日の天気によって大きく左右されますが、天気が良ければその日は30万人をゆうに超える人出で賑わいます。もちろん地元の人だけでなく、毎年、全国そして海外からもたくさんの観光客が訪れます。なので、宿泊場所の確保が最大の問題です。しかも、シーズン価格で、宿泊費用は高額になることも十分予想されます。私からイッカクには「メチャメチャ贅沢な『大人の修学旅行』になると思うから、仲間達には決して無理強いせずに、二つ返事で行くと返事した人だけで進めたらいいよ。10名集まればいいね」というアドバイスをしたのですが、それはまったくの杞憂でした。すぐに男性陣6名、女性陣4名の計10名から参加の意思が集まり、企画がスタートしたのでした。

幹事は言いだしっぺのイッカクに加えて、京都在住のオネエが全面的に協力してくれました。前述のように祇園祭のシーズンの京都市内は宿泊場所の確保が極めて難しく、1年前と言ってもこれだけのまとまった人数が泊まれる適当な宿泊場所はなかなか見つからず大変に苦労したようですが、オネエは仕事柄、京都の旅館や料亭などともパイプがあるようで、その人脈をフルに活用して宿泊場所の確保から料理の手配までをしてくれたようです(実際なんの仕事をなさっているのかは、詳しくは聞いておりませんが…)。また、イッカクとオネエは何度かロケハン(現地の下見)を行って、当日の旅程の詳細を立ててくれたようです。このように、約1年という準備期間をかけて迎えた『大人の修学旅行』の豪華特別編、『大人のお泊まり遠足2016 in 京都祇園祭』でした。大いに期待が持てました。こうなると当日のお天気だけが心配でした。

祇園祭のクライマックスとも言える前祭の山鉾巡行は毎年7月17日に行われ、その2日前の15日には宵々山、前日の16日には宵山が開催されます。この時期はちょうど梅雨の時期で、京都は祇園祭の(前祭の)山鉾巡行が終わると梅雨が明けると言われるほどです。梅雨の末期で、大気の状態が不安定な時期とも重なるので、雨にならなきゃあいいが…という不安が頭をよぎります。実際、昨年(2015年)の祇園祭の前祭は雨の中での開催で、人出も例年の半分以下でした。今年も15日の宵々山の日は、何度か雨に見舞われました。私はその直前の台湾出張で、900hPaという猛烈な勢力の台風1号の直撃を受けながらも、滞在中、ただの一度も傘を利用せずに済んだということで、レジェンドの称号が付くくらいの“晴れ男”になっちゃいましたので、「あとはエッチャンのレジェンドだけが頼り」というメールを開催の前の週から毎日のように幹事のイッカクやオネエから貰っていました。おいおいおいおい、今度は梅雨前線との勝負かい!? やれやれ、晴れ男も大変です。休む間もありません(笑)

晴れ男のレジェンド

7月16日、午前7時過ぎにさいたま市中央区の自宅を出て、JR埼京線と上野東京ラインを乗り継いで東京駅へ。東京駅で東海道新幹線「のぞみ号」に乗り換えて京都に向かいました。3連休の初日と言うことで、のぞみ号の車内は行楽客で溢れています。私は自由席の3号車に乗ったのですが、次の品川駅で全ての座席が埋まり、新横浜からは通路に立っている人が出るほどでした。車掌による社内検札の際に、隣の席に座っている人の特急券を見ると、京都駅までの特急券でした。私と同様に祇園祭を見物に行く人なのかもしれません。この方のほかにも京都を目指している人が大勢乗っているように思えます。

車窓を眺めてみると、道中ずっと梅雨の時期らしいはっきりしない微妙な空模様で、東海道新幹線に乗ると楽しみな富士山の姿も雲に隠れてまったく見えませんでした。天気予報や気圧配置を見る限り、この2日間の間中、雨が降り続くってことはなさそうですが、夕立のような一時的な雨だけは十分に覚悟しておかないといけないようです。どんなに周到に準備をしていても、旅行の印象はお天気の具合で一気に変わります。こりゃあ、“晴れ男”の神通力がどこまで通用するかが試されますね(^_^;)

午前10時50分、集合時間にギリギリで間に合って集合場所の京都駅在来線西口改札口を出たところにある【時の灯】というモニュメント前に到着しました。今朝は30分ほど余裕をみて自宅を出たのですが、JR埼京線で私が乗った電車が異音がするといって途中で緊急停車。車両点検によるロスタイムで、余裕を全て食い潰し、まさに集合時間の午前10時50分ピッタリの到着でした。祇園祭見物に訪れる観光客が多く、京都駅の新幹線ホームが大混雑しているだろうな‥‥と予想して、のぞみが米原駅を通過したところで席を立ち、京都駅で階段に近い中ほどの車両に事前に移っていたのが正解でした。このあたりは3月に行われた『大人の修学旅行2016 in 城崎温泉』での京都駅乗り換えで学んだことです。

大人の修学旅行2016 in城崎温泉(その3)

……(その2)に続きます。